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サーチ・インサイド・ユアセルフ|チャディー・メン・タン|仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践のバイブル。1分でできるものから本格的なものまで、自己管理力、創造性、人間関係力など様々な能力を高める技法をわかりやすく伝授する。

ジャーナリング

ジャーナリングとは、自分に向けて書くことで自己発見する練習だ。心の中にありながら、明瞭で意識ある眺めには入っていないものを発見するのを助ける、重要なエクササイズだ。物を書くとき、私たちはたいてい別の人に考えを伝えようとしている。だが、このエクササイズは違う。誰か別の人とコミュニケーションをしようとしているわけではなく、自分の考えを紙の上に流れ出させ、何が出てくるかを自分で見られるようにするのだ。

このエクササイズ自体はとても単純だ。たとえば三分というふうに制限時間を自分に課し、きっかけとなる話題を与えてもらう(あるいは、自分で自分に与える)。私たちの場合は、「今、私が感じているのは……」といった、自由回答式の文章だ。その制限時間内に、頭に浮かんだことを何でもいいから書く。話題に関することでもいいし、頭に浮かんだほかのことでもいい。何を書こうかなどと考えようとしないで、ただ書くことだ。話題から離れてしまってもかまわない。考えていることのいっさいをひたすら紙の上に流れ出させてほしい。規則はひとつしかない。時間切れになるまで、書くのをやめてはいけない。書くことがなくなったら、ただ、「書くことがなくなった。書くことなど何もない。まだ書くことがない……」と書き続けながら、また何か書くことが出てくるのを待つ。思い出してほしい。あなたは自分に向かって自分のために書いているのであって、自ら望まないかぎり、誰にも見せる必要はない。だから、あくまで正直に書くことができる。

ジャーナリングは思考と情動を対象とするマインドフルネスと見なすことができる。思考と情動が湧き起こるそばから、一瞬一瞬の、評価や判断とは無縁の注意をそれに向け、紙に書くことで、その流れを助けるのだ。

ジャーナリング、思考と情動を対象とするマインドフルネスというとわかりやすい。湧き出るものを書き留め続け頭に何も浮かばなければ浮かばないと書き続ける。なれないとペンが止まりがちで集中と内省が必要。

回復力

回復力とは、自分の行く手に待ちうける障害を克服する能力のことだ。整合性と想像は、自分の行きたい場所を見つける助けになり、回復力は、そこに行き着くのを助ける。

回復力は次の三つのレベルで鍛えられる。

1 内面の穏やかさ──心の中で内面の穏やかさに一貫してアクセスできるようになれば、その上にあらゆる楽観と回復力を築ける。

2 情動的な回復力──成功も失敗も情動的な経験だ。このレベルで訓練すれば、そうした経験に対処する能力を伸ばせる。

3 認知的な回復力──挫折を自分にどう説明するかを理解し、有効な心の習慣を生み出せば、楽観を育む助けとなる。

内面の穏やかさ  世界一幸せな人間に対してこれ以上ないほど明白な質問をマチウ・リカールにぶつけたことがある。あなたでさえ幸せでない日などあるのか?

中国のカンフー映画に出てくるたいていの賢者と同じで、マチウもたとえを使って答えた。「幸せは深い海のようなものだと考えればいい。水面は波立っていても、底はいつも穏やかだ。同様に、とても幸せな人にも悲しく感じる日はある──たとえば、人が苦しんでいるのを目にしたときだが、その悲しみの下には、揺らぐことのない幸せの大きな深みがある」

この美しいたとえは穏やかさと回復力にも当てはまる。もし、自分の心の中の深い内面の穏やかさにアクセスできれば、日常生活の浮き沈みがどれだけあっても、いつも回復力を保てる。何があっても、長いあいだ心が沈み続けることはない。何かに打ちのめされるたびに、いつもその内面の穏やかさの中で休んで回復し、これまでの練習の深さしだいでは、すぐに立ち直れる。

幸い、この内面の穏やかさは、誰もが手に入れられる。

障害を克服する能力、回復力を三つのレベルで鍛えてみよう。表面的には波が立つ場合でも深い深層では穏やか。心の波も同じと考えその問題を感じる。

自分を保つ、不安をなくす科学的なマインドフルネスであなたも心の平穏を手に入れてみては?

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