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効果抜群!一生使える知識、記憶法を短期間で習得

記憶法は、短時間で習得できて、しかも一生使える知識である。記憶法を習得すれば、短時間で大量の情報を記憶できるようになる。勉強時間が半減する。日常のちょっとした物忘れがなくなる。(記憶力の向上に伴い)知識が増え、発想力・問題解決力が高まる……といった、さまざまなメリットを享受できる。記憶について必ず押さえておくべき9原則と12の記憶術を紹介する書籍。

長期記憶

ある情報を長期記憶にするには、「その情報を一定時間後に想起する」のを繰り返せばよい、ということになります。こうすることでその情報を想起できるよう脳が変化し、また可塑性の働きにより、それが維持されます。つまり、特定の情報を繰り返し想起することで、その情報を一定時間後でも想起できるようになるーーつまり、長期記憶になるーーわけです。繰り返しの重要性は、ここで述べた通りですが、多くの方々が誤ったやり方で繰り返しを行なっています。例えば、覚えたい事柄を繰り返し口に出したり書いたりするといった類のやり方です。このやり方は、まったく効果がないとは言えないのですが、こうするだけでは、覚えたい情報を長期記憶にすることはできません。

一定時間後に思い出すことで記憶が定着していく。想起練習をちょっとだけ紹介します。

日本の地名が5つ並んでいます。次の手順で覚えてください。覚えたら、次の行の指示に従ってください。

〔手順〕

①地名を見ながら、唱えてください。「見なくても言える」と思えるまで、反復してください。

②地名を見ずに、想起してください。

③(②が間違えずにできたら)5秒程度を空けてから、地名を見ずに、再度想起してください。これも、何度か繰り返してください。

④(③が間違えずにできたら)30秒程度時間を空けてから、地名を見ずに、再度想起してください。

※②〜④で間違えたら、①からやり直してください。

※③・④の段階で、時間を空けている間は、地名のリストを意識の中で反復しないでください。つまり、維持リハーサルをしてはいけない、ということです。

〔日本の地名〕

巣鴨 四日市 泉佐野 出雲 大間

〔指示〕

先ほどの情報(地名)を短期記憶から追い出すために、30秒間、別のことを考えてください。30秒たったら、先ほどの地名を見ずに思い出してください。念のためヒントを出すと、一つ目の地名は「巣鴨」です。

きっと思い出せただろうと思います。これは「長期記憶から特定の情報を引き出す」作業を繰り返すことで、一定時間たった後も、地名を思い出す事に成功したわけです。ポイントは短期記憶から一度情報を追い出す事。短期記憶の中に情報がはっきり残っている状態でいくら反復したところで(口に出して唱えて見たり、紙に書いたり)効果は薄いのです。それでは長期記憶から情報を引き出すことはできません。まずは5秒空けて思い出せたら、次はより長い間隔をあけ想起します。それで思い出せたらさらに長い間隔を開ける。

1回目:数秒から30秒程度以内に複数回

2回目:数分以内

3回目:1時間から1日以内

4回目:1日後

5回目:1ヶ月後

効果的な想起練習をするには、短期記憶から忘れるか忘れないか微妙なラインで想起することです。5回目の想起練習は1ヶ月後、1日後の想起練習で覚えていたことは多分1ヶ月後でも大丈夫でしょう。この段階で覚えていた情報は、もうほとんど忘れることはありません。

忘却の原因別対処法

忘却のげんいんは4つに分類できる。①未記憶、②記憶の減衰、③記憶の干渉、④手がかり依存性忘却の4つです。まず、

①未記憶への対処は簡単、単に覚えればいいだけです。

②記憶の減衰については何度も想起練習をし最低でも1日は覚えていられるようにすること。

③記憶の干渉は記憶対象となる情報に結びつける手がかりは、多ければ多いほどよいが手がかりに結びつける情報は、少なければ少ないほどよいことを理解する。

④手がかり依存性忘却は適切な手がかりと結びつけ、手がかりの数を増やすのも効果的です。

集中力を高める

対処法は単純で、注意が逸らされてしまう原因を解消してやればよいのです。先ほどの例であれば、携帯電話を遠ざけ、爪の形を整え、室温を適温にしてやればよいのです。一方で、注意が逸らされてしまい原因は、自分の外側だけにあるとは限りません。自分の内側にある思考(思いついたアイディアやTO DOなど)にも、自分の注意は向き、集中したい事に集中できないことがあります。思考が頭の中にとどまり続けている限り、それに注意が向き、集中することができません。思考が頭の中に留まるのは、それを忘れたくないからです。ですから忘れてもよいようにすれば、頭の中から思考は消え去ります。そのためには、どうすればよいか。こちらは単純に、忘れたくない事柄をノートなどに書き出してしまうのです。そうすれば、思考にとどめておく必要もなくなりますので、思う存分、自分が意識を向けたい事に集中できるようになります。

覚えておきたい何かのために、集中できなかったということは誰しもあるだろう。思いついたアイディアやTO DOなどで注意が逸らされたり、よくあるのは携帯やなんかが気になったり。集中を切らさないために、やらなければいけない事はメモを取り、携帯は〝お休みモード〟にするなどして対処すると良いだろう。

記憶術についてもいくつか紹介されているので(頭文字方、音楽活用法、場所法など)試してみる価値はあるかも。効率的に情報を記憶し引き出したいときに自由自在に想起できる。そんな理想が叶う記憶法に関する書籍です。

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