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新 コーチングが人を活かす|鈴木 義幸|上下関係ではない、フラットな対話の技術

コーチが上から目線で指導するのがコーチングではありません。上下関係はなく2人で共通の問題を共有して改善していくフラットな関係。このような関係からパワハラは生まれない。対話の新たな選択肢を手に入れよう。

上から目線で指導するのがコーチングではない

人を指導育成する立場にあると、なんといっても怖いのが、自分に向けられる〝不満〟です。だから会社の上司も学校の先生も、それがなるべく出ないように、恐い顔をしたりやさしい顔をしたり、いろいろなことをするわけです。

コーチングでは〝不満を提案に変える〟が鉄則です。

不満とは、基本的に「あなたには私をハッピーにする義務がある(のに、それを果たしてくれない)」という被害者的なスタンスからのメッセージです。

それを「私が力を使わなければ、私はハッピーになれない」 という自己責任を明確にしたメッセージに変えます。たとえば、次のようにです。

部下「課長、あんな非生産的な朝礼は続けても無駄じゃないかと思うんです」

上司「そうか、どんなところが非生産的だと思うんだ」

部下「全員が1日の予定を話しても、誰も関心持ってきいていないし、週間報告が月曜日にあるんですから、それでいいと思うんですよ」

上司「なるほど。みんなが毎朝顔を合わせることには意味があると思うから、朝礼自体は継続するが、どうすれば生産的なものになると思う?アイデアをきかせてくれないか」

部下「そうですねえ……たとえばその日はどんな心がけで仕事に臨むか、全員に宣言させるのはどうですか。そしてそれをボードに全部書いておくんです」

上司「いいねえ、ぜひそれをやろう。今度の朝礼で君からみんなに提案してくれないか。もちろん私も同意していることを伝えるから」

部下「わかりました。よろしくお願いします」

いつでも不満を提案に変えることができるなら、もう不満におびえる必要はありません。

相変わらず、スポーツの世界におけるパワハラの問題が、よくニュースとして流れます。体育会という組織では、上は下に権威を脅かされたくない。だから、下が不満を少しでも言ったり、それを何らかの形で表現したら、上から抑えようとする。

もちろん、選手を育てたいという気持ちはあるのだと思いますが、それ以上に〝自分の力〟に対するこだわりは大きいと感じます。そして、パワハラとされてしまうような行為で抑えてしまう。

これは、指導者、選手、双方にとって不幸な結末を招いてしまいます。

不満を提案に変える──力を持っている人にこそ、身につけていただきたいスタンス、スキルです。

昔は偉そうな指導者が多かったけど、最近ではパワハラ問題によってそうした指導の仕方は是正を求められる時代。先生も教えるという行為に上から目線をのせないでやるのはなかなか難しいミッションだと思ったりもする。ついつい上から目線になりがちな教育現場が今変わろうとしています。人の可能性を引き出すためのコーチングも同じで人を活かすコーチングをモットーに展開する本書。入門書としては最適かと思います。

コーチングハンドブックとして指導者の傍に置いておくと自戒になって良いかと思います。

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