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アドラーの心理学による「強み」のマネジメント 強みを強化で本当に自分らしい自分を作り上げる

      2019/03/01

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20世紀が生んだ心理学の巨人アルフレッド・アドラー、そして「マネジメントのグル」と呼ばれたピーター・ドラッカー、2人には気になる共通点がある。2人ともオーストリア=ハンガリー二重帝国時代にオーストリアで生まれています。アドラーはウィーン大学で医師の資格を取ると、眼科医として働き、一般医療に従事した後、自分の病院を開業します。この開業医時代に、フロイトの誘いを受け精神分析協会に参加。その後、フロイトと袂を分かったアドラーは、個人心理学会を立ち上げた。現在のアドラー心理学はこの個人心理学会から発展したものだ。この2人の巨人が提唱した思想をベースに、私たちが自分の強みに目覚め、その強みをさらに強化するための手法を紹介した書籍。

私たちにとって「強み」とは何か

何かを達成するのは自分の強みです。これが真だと判断したら、弱点の克服は、自分の強みを強化する場合に限ってのみ意味があることになるでしょう。そして、より大きな成果をあげようと思うと、自分の強みをさらに強化することが欠かせません。では、そもそも「強み」とは何なのかーー。本書では次のように定義したいと思います。自分を自分ならしめているもの。それが強みである。

自分らしさの主要因、あるいは自分と他人とを区別する最大の特徴、これが「強み」だ。自分にとって強みとは何なのかこれが問題で、これを考えるには2つの物事の見方の決定論と目的論について考えなくてはならない。「喉が渇いた」「母親に言われた」「上司の指示があった」という刺激が行動の要因となっている場合、言い換えると特定の結果は特定の原因によって生れる立場を「決定論」と呼ぶ。

一方、「喉が渇いた」という刺激に対して「しばらく前に補給したから、水を飲むのはもう少し後にしよう」と考えたり「母親に言われた」という刺激に対し、「宿題をする前に部屋の掃除をしてやる気を高めよう」と考えることもできる。さらに、「上司の指示があった」がその得意先との関係がこじれているので「別の人間を派遣してほしい」と頼むこともあるだろう。このような自由意志による選択、あらいる行動はその人の選択の結果だと考える立場「目的論」と呼ぶ。アドラー心理学では私たちのあらゆる行動をこの目的論的立場から捉えようとするところに大きな特徴がある。

ミラーテストを実行していたスティーブ・ジョブズ

自分にとって価値ある活動は「ミラーテスト」からそのヒントが得られます。朝、ひげを剃る時、口紅を塗る時、鏡に映った自分のかをお見つめてください。そして鏡に映った自分にこう問います。「今やっていることは、私にとって価値ある活動なのだろうか?」イエスと答えられるのならば、その活動の中に自分自身が価値を認める何かが含まれているのだと思います。また、逆に答えがノーならば、その活動は自分にとって価値あるものとどこか異なる特徴を持っているに違いありません。

このミラーテストを実行し、また人に勧めていたのが、アップルの創業者スティーブ・ジョブズです。毎朝鏡に向かう時自分の顔を見ながら自問する。その答えがノーという日が何日も続くならば、何かを変える必要があるサインだ。もっとも、ミラーテストを行ったからといって、自分にとって価値あるものが特定できるわけではありません。「自分にとって価値ある活動とは何か」を考えるきっかけ程度に考えておいたほうがいいだろう。

自分のライフスタイルを理解する

アドラーがこんなことを言っています。子午線をイメージしてください。子午線は実在しません。人間が勝手に作った虚構です。しかし子午線があるから、私たちは自分の位置を特定できます。進むべき方向を特定できます。私たちのライフスタイルも子午線のようなものです。それは自分という存在の位置付けを明らかにするとともに、これから先どこに向かって進むのかを示してくれます。

私的論理に基づくライフスタイルは、共同体が価値を置くものに従ったライフスタイルに作り直さなければなりません。そして共同体の一部であることを認識することで共同体感覚を得られます。

ホテリング・モデルと差別化最初の原理

スマホやテレビ番組、どのスマホも似てきてテレビ番組も似たり寄ったり、政党も今や、いずれが保守で、いずれが革新なのかもわからなくなっている。ミュージシャンを見ても、最初は尖った音楽で頑張っていたのに、メジャーデビューした瞬間、商業主義の波に飲み込まれ、つまらない作品ばかり垂れ流すようになる。人気者になりたいという動機が、差別化最小の原理を働かせた結果だと言える。同じことが私たちにも言えて、強みの強化でなく、弱点の克服を繰り返し行うことで私たちは平均的な人間、万人ウケする人間となり、アイデンティティーを否定することとなる。これでは、「本当に自分らしい自分」を実現できているとは到底言い難い。

後半では〝才能より「努力」のほうが重要な理由がある〟として1万時間の訓練に耐えることによって「強み」は強化され世間でプロと認められる域に達するなど、コツコツ頑張ることの重要性が説かれている、1万時間というと1日8時間で3年半、僕の読書〜ブログ執筆にかける時間は1日4時間程度なので7年弱続けなければプロとは認められないことに。逆にその高みからすれば今のヘタレぶりも許せる範囲と考えることができるとポジティブに考えようと思うブログ開設8ヶ月目の僕。

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