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1枚で動け どんなときも結果が出せる人のシンプルな習慣|伊藤 達馬|紙1枚に不安を書き出す

売上目標未達、上司からの叱責、チームで浮いてしまっては、たとえ実力がエース級の人材であっても仕事の悩みは尽きません。結局生き残るのはメンタルの強い人。仕事のモヤモヤを断ち切り行動力を高めていけるメンタルが必要。「紙1枚に不安を書き出す」、たったそれだけのワークでスランプから見事上位2%に返り咲いた仕事ができる人の思考・行動習慣をつくるシンプルな手法。

仕事ができるかどうかは、メンタル次第

会社には、2パターンの人しかいません。「仕事のできる人」と「仕事のできない人」です。そして、野村證券では「仕事ができるか?」が全てでした。優しくてイケメンでも、仕事ができなければ無価値。ブサイクで性格が悪くても、仕事ができれば価値の高い人。厳しい話ではありますが、これは変えようのない事実です。

そんな環境下で生き残るために、僕は周囲の「仕事のできる人」の行動習慣をひたすらマネして、そうなれるように努めてきました。8年間で、700人以上の「仕事のできる人」と「仕事のできない人」と一緒に働いてきたのですが、やがて自分なりにその両者の特徴を明確に区別できるようになりました。

では、両者の一番大きな違いは何か。

地頭の良さ?

仕事の能力一般?

向上心などの心構え?

コミュニケーション力?

いくつか考えられますが、結論からお伝えすると、両者の最も大きな違いは、その人の持つメンタルなのです。

「仕事のできる人」はメンタルコントロールが上手で、不測の事態が起きても、適切な行動を取り続けられる強いメンタルを持っています。 一方、「仕事のできない人」はメンタルコントロールが苦手で、不測の事態が起きると、適切な行動が取れなくなってしまうのです。

たとえ能力が高く、向上心が高い人であったとしても、メンタルがコントロールできないと、行動力がどんどん落ちるので、仕事がうまくいきません。そうやって辞めていく残念な人をたくさん見てきました。

メンタルコントロールが仕事に与える影響はでかい。同僚や上司との関係性の中ストレスが掛かることも多いので強いメンタルが必要になってくる。たとえ高いスキルを持っていたとしても、メンタルをやられてしまうと行動力が鈍る。そうやって仕事の最前線から退場する人は案外多い。何を隠そう僕もその1人だ(←能力が高いかは別としてww)。

結局、自分を救えるのは自分だけ

前項では「第三者には期待すべきでない」という話について詳しく書きましたが、最終的には「変えられるのは自分の行動だけ」 と開き直ることが大切です。

結局、自分を救えるのは自分しかいないのです。

有名なファッションブランドの経営者である石川涼社長もインタビューで「仕事は自力で乗り越えるもの(中略)特定の誰か、宗教、思想など、他のことには頼らないですね。自分しか信じません」と公言しています。

自分の希望を叶えるには、自分で行動を起こすしかありません。

誰かが自分の希望を叶えてくれるだろうという都合の良い話は、まずあり得ないのです。

前項の事例で挙げたNさんは「支店長秘書を続けたい」という希望を持っていました。

しかし、行動は何も起こしませんでした。 「支店長が自分の希望を叶えてくれるであろう」という甘い考えを持っていたからです。

このような受け身の姿勢では、自分の希望を叶えることはできません。

では、どうしたらよかったのでしょうか?

僕がNさんであれば、「支店長秘書を続けたい」という希望を叶えられるように、自分で行動を起こします。

具体的には、支店内の人事決定権を有する支店長に提案をします。

提案をする際に、大切なことは、「相手にとってのメリットを訴える」ことです。 「私の希望(提案)を承諾すると、大きなメリットがある」と支店長に理解してもらうことができれば、勝ったも同然です。

その際は、支店長の考えや、欲しているものを知る必要があります。

例えば、 「支店の営業成績をもっと良くしたい」 「社員のモチベーションを上げたい」 「支店の雰囲気を明るくしたい」  などなど、支店長が欲していたとします。

相手が欲しているものがわかれば、提案内容も決まります。 「私が支店長秘書を続けさせてもらえるのであれば、社員のやる気が測定できる資料を毎月作成します」 「支店の雰囲気と営業成績をより良くするために、◯◯や××の点で貢献することができます」  などと訴えるだけです。

もちろん、希望が通らないこともあるかと思います。

しかし、行動を起こさないより、起こしたほうが、希望が通る確率は圧倒的に上がります。

また、しっかりと提案をすれば、断られるにしても、理由を教えてくれる可能性が高いです。理由が明確になれば、次の行動に活かすこともできますし、Nさんが愚痴をこぼしていた、 「今の支店長が何を考えているのか理解できない」 「なんで私がこんな目に遭わないといけないのか…」  といった不満も解消されていたと思います。

自分の希望を叶えるには、自分で行動を起こすしかないのです。 「変えられるのは自分の行動だけ」と開き直りましょう。

まとめ 相手に「期待する」より「自分で行動する」ほうがうまくいく

仕事以外でも相手に期待すると期待通りの行動を相手がしてくれない場合がっくりするけど、最初から他人に期待しなければそれなりの結果を手繰り寄せられる。自分でなんとか行動を起こして問題解決する癖をつければ無駄な期待をしなくて済む。

紙一枚でやるべきことがどんどん顕になる。スピード行動、課題クリア、目標達成のための一枚の紙。

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