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1億稼ぐ子どもの育て方|午堂 登紀雄|家庭で親が果たすべき教育や役割とは何なのか

これからの時代を生き抜くには価値観が異なる多様な文化圏の人たちと協創できるコミュニケーション能力やグローバルなリーダーシップを求められる。それらを反映するのが収入という形に。そんな社会で1億稼ぐ人材を育てる教育を考えます。

親の無知が子供の可能性をつむ

しかし、ギフテッドの発掘・育成に国家レベルでとり組んでいる国はそう多くありません。なぜかというと、ギフテッドに認定される子どもは、普通の子どもと違って扱いにくい側面があるからです。

たとえば幼いころから正義感が異常に強くて親や学校に反発するとか、先生が困るような深く本質的な質問をするとか。かといって成績はオール5とは限らず、興味のある科目はめちゃめちゃできるが、興味のない科目は全然だめで授業中もぼーっとしているということもあり、学校のテストでは才能が発揮されないことも多い。

つまり、ある分野では傑出した能力を発現するが、そのほかの分野では平均以下というのがギフテッドの特徴のひとつです。

そんなふうに心と体、そして能力が非同期(バラバラ)に発現するため、学校になじめず問題児扱いされやすいのです。

これが特に日本では親も教師も無知なため、「扱いにくい子」「変わった子」ですまされている状況もあるでしょう。

ギフテッドが理解されにくい日本。最近でこそ、そのような子供の個性を伸ばしていこうという雰囲気になってきたが親が無知だとなんでこの子はできないことが多いの?ということになり子供の個性を潰すことに。子供の可能性を初期段階でつんでしまう親の存在は残念でならない。

日本の教育の限界

こうしたアメリカの教育環境をかんがみ、比較して日本ではどうか。

年齢による強制的な学年編成、理解度が早い子もおそい子も一律の進度、授業は先生が一方的に話し、児童生徒はただ聞いているだけ、決められた時間割りで決められた学習範囲を暗記して、テストでよい点をとるための勉強、どこそこの大学に受かることが大事といった価値観の日本の教育では、とうていかなわないと思えてきます。

また、日本の公教育に表立って異を唱えることはむずかしく、特に義務教育は法律で「親の義務」とされていますから、そこから親の意思でドロップアウトさせることは、よほどの事情がなければ現実的にはむずかしいでしょう。

前述のとおり、2020年からの大学入試改革で論文や面接が導入されても、先生の頭の中身やスキルがガラリと変わるわけではない。イノベーティブな才能を引き出すことができる先生・教授がいるとは限らない。

教育改革でも、教えている現場がほんとうに変わらなければならないのに、そこまでの余裕がいまの先生にあるのか疑問。そのため、大きな変化はないと私は考えています。

特に、ことさらに進学実績をアピールする学校は要注意です。ペーパーテストでよい点数をとることしか頭にないからです。すると、それこそ 18 歳の春が能力のピークであとは下降するだけ、ということになりかねません。

だからこそ、親が偏差値信仰の強い学校の手先になってはいけない。ペーパーテスト「だけ」ができることをめざすのではなく、より本質的な学力の獲得をめざすことを優先し、ペーパーテスト「でも」高いパフォーマンスを発揮できることが理想です。

そのため親は、学校教育とはまた違った目線で、子どもの個性を伸ばす教育を意識する必要があります。

子供の可能性に親が気づいてあげることの重要性は今も昔もあるのだが、ことさら現代のような多様性が認められつつある社会では親が気づいてあげないと埋もれてしまう才能もある。それは残念なこと。ある科目、もしかしたら学校の科目外で突出した能力を発揮する子供にはやはり通常とは違う教育を親が選択してやらなければならない。子供の利益になるように。

子供の教育は親の永遠の課題だろう。うちの子は周りのこと違うと感じてもギフテッドの可能性も。突出した部分を伸ばし稼げる人材を育てる親のための書籍。

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