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金利を見れば投資はうまくいく|堀井正孝|「金利」はまだ表面化していない景気の変調を教えてくれる

投資の世界での「炭鉱のカナリア」は「金利」。「金利」はまだ表面化していない景気の変調を教えてくれる、まさにカナリア。「金利」を知れば投資の勝率はアップします。何度か投資で失敗したことのある人もそうでない人も一読を!!

「炭鉱のカナリア」

金融市場における「炭鉱のカナリア」は「金利」である

皆さんは「炭鉱のカナリア」という言葉をご存知でしょうか?

カナリアは、周囲の異変にとても敏感で、普段常にさえずっているのに、危険を感じると鳴き止むという習性を持っています。昔、炭鉱労働者は、坑道に入る際に3羽のカナリアを鳥かごに入れて持っていきました。

そして、そのうちの1羽でも鳴き止んだら、「炭鉱内にガスの発生等、なんらかの変調が起きている」と察知しました。要は、カナリアは一種の警報(アラーム)として使われていたわけですが、これによって、炭鉱労働者は事前に危険を回避することができたのです。

実は、投資の世界にも「炭鉱のカナリア」が存在します。

それはズバリ、「金利」です。

「金利」はまだ表面化していない景気の変調を教えてくれる、まさに投資の世界におけるカナリアなのです。

だから金利のことを知れば、投資の確実性は向上します。投資家にとって、これほど力強い味方はありません。すでに何度か投資で失敗した経験があれば、「金利のことをもっと知っていれば、失敗しなかったのに」と思うはずです。

私は25年超の長きに渡り運用の世界に身を置き、日々金融市場と奮闘してきました。その経験から、景気を反映する金融市場の「炭鉱のカナリア」は、身近にある「金利」であると断言できます。

使いこなすべき金利は、たった3つだけ

3つの金利を使って、「金利」を「炭鉱のカナリア=警報」として機能させれば、景気の変調に気付いていけるはずです。

つい最近もアメリカの金融政策で株価が暴落したばかり。この際も金利の動向を見ていた人は最小限の損失で済んだはず。しかし、素人目には株価が下がることはなんとなく理解できるがどこまで下がるかまでは分かりずらく押し目買いのタイミングはやはり難しい。下降局面が一服した段階で買い入れを行いたいが下がり続ける中ではなかなか勇気がいる。最初のうちは後追いで行ったほうが安全かと思います。

外債投資は債権のリターンも享受できる

①景気回復の前半:

為替のマイナスを債券が助けるため、まあまあの投資局面。

為替要因(-):利下げを受けたドル安円高

債券要因(+):金利低下による債券価格が上昇。

為替のマイナス要因を相殺

②景気回復の中盤:

一番厳しい投資局面。だが、ボトムだからこそ、絶好の投資チャンスでもあり。

為替要因(-から+へ):利上げ開始でも円安になるまで時間がかかる

債券要因(+だが、時に-も):長期金利の上昇が痛手。

③景気回復の終盤:  一番収益が上がる局面。だが、その後の景気後退に注意。

為替要因(+):利上げ効果で米ドル高

債券要因(+):高金利でインカム(利息収入)がリターンを嵩上げ

このように、外債投資は、債券を購入するため、為替と債券という2つの収益ポケットを持ち、また局面に応じて最終投資損益に与える収益のポケットが異なってきます。収益の要因分析をみることで、景気サイクルの位置がわかりますし、また、リスク分散により収益が安定しているとも言えます。

なお、外債投信の為替要因、債券要因の内訳は、購入する外債投信によって異なりますが、その投信のHPに掲載されている月次の報告書で確認できるはずです。

投資中級者以上になると株と債券の間を渡り歩きリスクヘッジする技を駆使するようになる。僕はまだまだひよっこなので株だけの運用だが運用するお金が増えてきたらそのようなハイブリッド戦略も考えなくてはならないかも。

金利を見て投資するコツをわかりやすく解説。とはいうものの、なかなかややこしいと思う人もいるかも知れないレベル。インデックスや株だけでなく債券にも手を出す中級者向けの書籍かと思います。

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