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自衛隊式セルフコントロール|二見龍|自衛隊に学ぶ「逆境に負けない」技術

自衛隊式セルフコントロールを元自衛隊幹部がレクチャー。緊迫する現場で落ち着いて判断・行動できるように訓練された自衛隊の能力の根底には徹底した自己管理術があった!!そのノウハウを一般人の私たちが日常生活でも応用できるように紹介してくれます。

バディーの効能

自衛隊に入隊すると 2人1組のバディーを組みます。これは名簿の順番などで指定されます。バディーとなった 2人は、常に行動をともにし、お互いに助け合いながら、チームとしての最小単位の行動要領を学びます。この過程で、互いの信頼関係を築き、仲間への配慮を身に着けていくのです。バディー同士どちらかが早く終わってしまっても、相手が終わるまで助け合い、目の前に現れる試練を 2人で力を合わせて乗り越えていくことを学びます。

バディーで力を合わせる基本は、バディー同士の点検です。例えば、戦闘訓練前の装備点検などがそれにあたります。自分 1人では見落としてしまう可能性があり、やったつもりになってしまうからです。バディー同士による点検(他人の目)を行うことによって、見落としがなくなるの具体的には「銃の点検」、「リュックサック(背嚢)の入れ組み品(入れるもの)」「水の水が満タンかどうか」、「弾倉の数」、「防護マスク」、「靴紐が確実に結ばれているか」、「手袋、ハンカチ、ティッシュ」などです。さらにバディーの健康状態や精神状態も確認し合います。 日常生活では、会社の仲間、夫婦間で同じように点検をするといいでしょう。

1人で点検をするのではなく、ペアを組んで点検をすると漏れがなくなります。特に、安全確保が重要となる時は非常に役立ちます。 自衛隊に入隊すると、今までの生活とはがらりと変わる集団生活のなかで、初めてのことを経験しながら 1人でできる範囲を広げていき、仲間を気遣い、お互い協力して助け合うことを身に付けていきます。その基本となる単位がバディーであり、信頼関係の構築について実践していきます。

なんでも1人でやるより自衛隊やその他の業種にもあるようにバディーを組むというのは効果的。1人でやるより圧倒的にミスは減るし何より心の支えになります。しかしその反面バディー選びには慎重になった方が良いでしょう。人選を間違うとただ寄りかかってくるだけの相手だったりして面倒です。

パニック状態からの回復

怖くなったり、パニックになったりすると「ワー」という大きな声を出したり、怖さを紛らわすため、何かを話したりしないと心がもたない状態になる人がいます。こういう状態の時は、心の中も荒れた海のようになっているため、周りが見えなくなってしまっています。 危険を察知するには、心の中を静かで波ひとつない湖面のようにする必要があります。まず落ち着きを取り戻すことに集中しましょう。心が落ち着いたら、周りを確認し、一番危険なものだと感じるものから対処します。

大きな声を出して、パニックを起こしてしまうと、リーダーの判断を狂わせ、自分はもちろん、仲間も危険な状態に陥らせることになりかねません。 さらに、なんでもない人までもつられて心を乱してしまう可能性があります。まず、落ち着くことから始めて下さい。「落ち着け! ! 落ち着け!」、「考えろ!! 考えろ!!」と思考を切り替えることが必要です。

僕は病気の発作で思考回路が完全停止してしまい何をしていいかが分からなくなりその場で立ち尽くしてしまうことが頻繁にあります。その際、頓服を飲んで「薬を飲んだから時期に良くなる!大丈夫」と何度も心の中で繰り返します。これが引きこもりの原因でもあります。職場で発作が起きてしまいどうしていいか分からず家に帰ってきてしまったりして仕事にならず結局仕事を辞める羽目に。家で療養している分には発作が起きても大した問題にはなりませんが職場だとそうも言ってられません。パニックからの回復方法は自衛隊のそれと何ら変わりないのだと思いました。

メンタルが強そうな職種である自衛隊にスポットを当ててそのセルフコントロール術に迫ります。絶体絶命の場面でも最良の判断を下せるようにメンタルを鍛える方法が書かれていて参考になります。鋼のメンタルにちょっと近づくそんな書籍。

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