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科学的にラクして達成する技術|永谷 研一|認知心理学や行動科学の豊富なノウハウ

真面目な人ほど続かない、成長しないと自分を矛先にしがち。この書籍はそんな皆さんに向けて豊富な認知心理学や行動科学のノウハウや事例をもとに「科学的にラクして目標を達成できる方法」を教えます!

日付の書かれていない目標は効果半減

みなさんは今、どんな目標を立てていますか? プライベートでは「お金を貯めて旅行に行く」「やせてカッコよくなる」「家族をつくって幸せになる」、ビジネスでは「商談スキルを上げ営業成績を上げる」「英語力をつけて海外出張に備える」「部下を育成し、活気ある組織にする」などの目標を立てていると思います。

ところが、なぜか達成できる人とできない人に分かれます。なぜでしょうか?

実は 目標をラクして達成するには、目標自体が正しい状態になっている必要がある のです。

今、あなたの目標は「正しい」でしょうか?

目標を立てたとき、「本当にできるかな」と不安になることもあるでしょう。しかし、不安は解消できます。そのためには、「正しい目標」を自分で立てることができる技術を身につければよいのです。

正しい目標とは自分自身で立てた「行動目標」のこと

では「正しい目標」とはなんでしょうか?

それは自分で納得して立てた目標です。そして自分自身の価値観に沿った目標です。

たとえば、極端な例ですが、「無理やり人をだまして1000万円売り上げる」と言ったらどうでしょう。人をだましてお金を稼ぐことなんて意味がなく、まったくあなたの価値観に沿わないことでしょう。それは、正しい目標ではありません。

つまり「自分はこれを必ず達成したい」と強く思える目標を設定することが大切なのです。ここでは、 組織やチームの1年後や3年後などの中長期の目標を「ゴール目標」というのに対し、自分で立てる半年や四半期や1カ月後など短期の目標を「行動目標」と呼びます。

チームや組織に与えられたゴール目標を見たとき、「やるぞ!」という気持ちよりもプレッシャーを強く感じてしまい、不安になることもあるかもしれません。それが、果敢にチャレンジし、大きな成長を目指したゴール目標であるのにもかかわらずです。

でも、心配はいりません。「無理だ」と思う前に、この章の技術を身につけて、「ゴール目標」をまず自分自身の「行動目標」に落とし込めるようにすればよいのです。格段に達成しやすくなりますし、比較的短いタームで一つひとつ達成していくことで見えてくるものがたくさん出てきます。あるいは、自分が伸びすぎて、組織の考えを上回る目標設定をすることだって可能となるのです。それもまた成長です。

期間を区切って目標設定すると進捗状況が確認できたりするのでおすすめです。僕はその中でも目標を細切れのピースにして分解します。そしてその分解したピースごとに目標をつけていきます。そうするとどこまで終わったがログが取りやすく大きなの目標への過程での達成感も味わえます。

できなかったことを振り返ってもしょうがない

みなさんは、子供のころや学生時代に、どんな経験をしてきたでしょうか。

子供のころは、自然や他人との関わりから多くを学んでいます。たとえば、川遊びをしてザリガニを手づかみで取った経験から「勇気を持って挑戦すると、いいことがある」ことを学んだり、友達とケンカして仲直りするまでの経験から「相手の気持ちになることの大切さ」を学んだりしています。

また、受験勉強を乗り越えたことで「どんなこともあきらめない大切さ」を学んだり、学生時代に、クラブ活動で「チーム一丸となって戦うことの大切さ」を学んだりしています。

過去とは「経験の固まり」です。見たり、聞いたり、行動したり、発言したり、感じたり、考えたり。これらはすべて経験です。人には過去のすべての経験が、実体験として体に染み込んでいます。人は誰でも経験から多くを学び、自分なりの教訓を得ているのです。ちょっと大げさに言うと、「人生は学びの連続」ということです。

しかし、この「経験から学ぶ」ということを目標達成に活かそうとするときには、無意識ではうまくいきません。問題なのは、〝成長したいという気持ち〟いわゆる「成長欲求」が低いと、せっかく経験したのにスルーしてしまう場合が多いこと。学べるチャンスに気づかず、経験をムダにすることになる のです。 「一を聞いて十を知る」という論語のことわざのように、一事が万事のごとく、一つの経験を活かしていろいろなことに応用できる人と、1つの経験が1つの意味にしかならない、場合によっては何も活かされない人の差はなんでしょうか。同じような基準で採用された新入社員なのに、 10 年も経つとビジネスパーソンとしての実力に大きな差が生まれるのはなぜでしょうか。同じような経験をしてきたのに生まれるこの差。実は、「成長欲求」の差が原因です。経験から学び成長するためには、自分は伸びる! 自分でも変えられる! と「成長欲求」を高めておく必要があります。ただ無理やり周りから「成長したい気持ちを持て」と言われても疲れてしまいます。

人は〝より成長したい〟という気がないと経験から学びとろうとはしません。まるで「成長欲求」というスイッチがあるかのようです。  では、どうやったらこのスイッチが入るのでしょうか?

部活や大学いろいろなことを中途半端でやめてきた人間からすると痛い言葉だがその理由が歳をとってからわかる。あの時もう少し我慢していれば部活で控え選手ながらに全国大会に行けたのにとか、もっと勉強していれば大学中退しなくて済んだのにとか。その時は筋トレが嫌いとか大学を出てもろくな会社に入れない就職氷河期だったりを理由に色々諦めたわけですが、気持ちを切り替えることができなかったんですね。

より成長したいと願うならまず正しい努力をすること。この本に書かれている方法を使えば割と楽に目標達成や習慣の習得が可能になります。

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