ついつい子供を怒鳴ってしまう→自己嫌悪。この無限ループってどうにかならないものか?この書籍ではクイズに答えながら自然と効果的な子供への対処法を学んでいくものです。
一緒にやってみる
「こういうときは、『ごめんなさい』って謝るんだよ。じゃあ、今からママとお姉ちゃんのところに行って、『ごめんなさい』って謝ろう」 となります。
「代わりの行動」を具体的に伝えるのは大事なのですが、 言葉だけで伝えるのは限界があるので、実際に子どもと一緒に練習か本番をやってみる というわけです。
○例 ママと太郎くんとでお風呂に入ろうと洗面所に来ました。太郎くんは普段、脱いだ服を洗面所の床にポイポイッと投げ、楽しい風呂場にさっと入ります。 今日も太郎くんは、風呂場のおもちゃで遊びたくてウズウズしています。 ママは、そろそろ太郎くんに脱いだ服の片づけ方を教えておこうと思い、太郎くんに言いました。
ママ「太郎くん、脱いだ服はそこのカゴに入れておいてね」 太郎「はーい! 早くお風呂に入ろうよ! 今日は船で遊ぼうかな」
さあ、この場面。太郎くんが脱いだ服をカゴに入れる可能性は高いでしょうか、それとも低いでしょうか。できるかもしれないし、できないかもしれない。まあ、ちょっとあやしい感じがしますよね。
ここで、一緒にやってみるわけです。 こんな感じになります。
ママ「太郎くん、脱いだ服はそこのカゴに入れておいてね。 じゃあ、今から一緒にやってみようか。 まずは服を全部脱いで……、そうそう。で、そう。カゴに入れるの。できたじゃん。えらいえらい」
言葉で伝えるだけより、実際にやったほうが子どももイメージしやすいし、その場で親子ともに成功体験を積むことができます。 また、 子ども一人でさせるよりも、親子で一緒にしておいたほうがトラブルが起きにくく、安全です。 親御さんとしても、せっかく教えているのに、子どもに違うことをされて叱る羽目になるのは避けたいじゃないですか。
僕は子育てしたことがないので未知の世界だが、子供に良い習慣を身につけさせるには一緒にやるというのは効果的だとわかる。何度か一緒にやっているうちに習慣になり、できることが増えることは請け合い。元々子供に覚えさせたい習慣なんて簡単なものが多い。子供が集中してそれに取り組めば簡単なことばかりなのでまずは一緒にやって手本を見せましょう。
気持ちに理解を示す
回転寿司の続きです。店に入って、ママが受付のタッチパネルを操作しようとしたところ、太郎くんが「僕がやる!」と訴えてきました。
周りにほかのお客さんはいなかったので、ママは太郎くんを抱っこして操作させようとしたところ、太郎くんはママの説明も聞かずに、適当に画面上のボタンを押してしまいました。
ママはまだ気持ちに余裕があったので、いったん太郎くんを床に降ろして、タッチパネルの操作はどのようにすればよいかを教えることにしました。
さあ、「気持ちに理解を示す」→「代わりの行動を教える」→「一緒にやってみる」 の順で対応するとしたら、どのように対応しましょうか。
① [気持ちに理解を示す] →
② [代わりの行動を教える]→
③ [一緒にやってみる] →
≪ こう言えたらOK! ≫
① 「画面を押してみたかったんだよね」
② 「次からは、ママが『ここを押して』って言ったところをおしてね」
③ 「じゃあ、もう一度やってみよう」
子供の好奇心を潰さない形での模範解答がこれ。これならどうしてもタッチパネルを操作したい子供の要望に応えつつ誤動作を避けることができます。
子供は宇宙人というほど奇怪な行動をとるもの。自分の小さい頃の記憶を辿ってみても忘れてしまっていてどのような気持ちでいたかを思い出せない。そこで本書のようなクイズ形式で楽しく子供の習性を学んで行きましょう。
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