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マーケターのように生きろ「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動 |井上 大輔

やりたいことなんかなくていい、相手がしてほしいことをして、徹底的に!「仕事」「キャリア」「副業」「プライベート」全てにおいて求められる人になるためのマーケティングが産んだ英知の4ステップをあなたにインストール。

マーケティングの4ステップ

そう考えると、皆さんの普段の仕事や活動にも、マーケティングの要素があるのではないでしょうか? あるいは、お仕事全体がマーケティングそのものであるかもしれません。

マーケティングとは、相手からスタートし、相手の役に立ち、相手から必要とされることだと言いました。

これをもう少し細かく嚙み砕いていくと、 相手にとっての価値を生み出し、それを伝え、相手の持つ別の価値と交換してもらうこと だと表現できます。

相手の役に立つとは、相手にとっての価値を生み出すことに他なりません。相手の持つ価値と交換してもらえるということは、その価値が相手に必要とされている証拠です。

つまり、「マーケターのように生きる」私たちがより具体的に目指すべきは、「相手にとっての価値を生み出し、それを伝え、相手の持つ価値と交換してもらう」 ことだと言えます。

本書では、この考え方に基づき、マーケティングを次の4つのプロセスに分けて考えています。

1:市場を定義する

2:価値を定義する

3:価値をつくりだす

4:価値を伝える

「1:市場を定義する」 とは、価値を提供する相手を誰にするか決めることです。

ある人にとっては値千金のコレクションアイテムでも、別の人にとってはゴミ同然というようなことはよくあります。価値は「相手の頭の中で知覚(意識)」されるものだからです。

自分がつくりだす価値が、いったい誰を相手にしたものなのか。それを決めることが、すべての出発点です。

「2:価値を定義する」 とは、相手の求めるものを深く探ることです。

相手が何に困っているのか。相手が何を欲しているのか。それを自分がどのような形で解決したり提供したりできるのか。このプロセスでは、そんなことをじっくりと考えていきます。

「3:価値をつくりだす」 とは、定義した価値を実際にカタチにすることです。

当然のことながら、定義しただけでは価値は生み出せません。それを実現するには、商品、サービス、コンテンツとしてカタチにしていく必要があります。

「4:価値を伝える」とは、実現した価値を相手にしっかりと伝えることです。

せっかく相手の課題を解決できる、相手が求める価値をつくりだしたとしても、相手がそれを知らないままでは、結果として相手の役に立つことはできません。

価値を伝えるというのは、自分が相手の役に立つために欠くことのできないプロセスなのです。

それぞれのステップについては、この先本書を通じて詳しく解説していきます。ここで感じてもらいたいのは、この4つのステップが皆さんの仕事にも確かにどこかで関係しているという感覚です。

1:市場を定義する 2:価値を定義する 3:価値をつくりだす 4:価値を伝える  4つのプロセスで相手が求めるものを割り出しそれを提供できる自分を作り出す。それができればあなたは最強の武器を手にしたことに。

SNSは「自分の価値をつくる」最高の練習場

ソーシャルメディアで情報発信するときは、 誰もが自分のコンテンツの「商品開発担当者」 です。ここではそんな前提に立って、自分のコンテンツの「価値をつくりだす」をどう実践していくか、その手順を一緒に考えてみましょう。

「市場を定義する」で相手を決めて、「価値を定義する」で受け手が何を求めているかを考え抜いたら、いよいよ実際にコンテンツを作成していくことになります。ここからが「価値をつくりだす」の工程です。

たとえば、私が情報発信するケースを考えてみましょう。ブログサービスのnoteで人気記事を書くことをゴールに、「市場の定義」と「価値の定義」を以下のようにしたとします。

・市場の定義: 30 代くらいまでの若手ビジネスパーソン

・価値の定義:幅広いビジネスに役立つ基礎体力が身につく&「ノットイコール上昇志向」という価値観に共感する

市場の定義は、「自己啓発に興味があるビジネスパーソン」などと 狭く絞りすぎない ことを心がけました。それに合わせて、提供価値も「幅広いビジネスに役立つ基礎体力が身につく」と広めに設定しました。また、機能的な価値に加え、 情緒的な価値も提供する ことを意識しました。

さて、それでは実際にどういうコンテンツをつくっていけばいいでしょうか。

「機能・品質」「主張」「外観(パッケージ)」それぞれについて考えていきましょう。

機能・品質

この前段で「価値の定義」を考えるにあたり、簡単なインタビューを実施しました。

相手は、私がメンターとしてキャリアの相談に乗っている 30 代前半のビジネスパーソンです。勉強熱心な方ですが、いわゆる「自己啓発マニア」という感じではなく、仕事もプライベートもバランスよく充実させているタイプの女性です。私の強みを活かし、ビジネス系の記事を書く前提で、どんなコンテンツを求めているかを探ってみました。その結果が、「幅広いビジネスに役立つ基礎体力が身につく」という機能的な価値の定義です。

自動車であれば、「世界最高水準の安全性」などといった概念的な(かたちのない)価値を実現するのは、「車線逸脱防止センサー」などの物理的な(かたちのある)機能です。

記事の場合は、同じくかたちのない「コンテンツ」で概念的な価値を実現していくので差がわかりづらいですが、この場合の機能とは「幅広いビジネスに役立つ基礎体力」を、記事のテーマとしてより具体化したものと考えます。

SNSでは求められる情報をいかに出していくかが鍵。ビジネス系であればスキルアップや仕事場の対人関係のお悩み解決など具体的にほしい情報というのは見えてくる。一貫してそうした情報を流していけばそれがほしい人々が吸い寄せられてきます。

あなたが一番必要とされる仕事の見つけ方を体系的に学ぶための書籍。マーケター目線で仕事を捉え、今ほしいものを抽出しそれを提供するために必要なものを考える。売れるコンテンツの作り方を一緒に学びましょう。

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