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人生の先輩たちに学ぶ 生きる理由|西沢 泰生|あなたの「生きる理由」って、いったい何ですか?

生きる理由は?と聞かれてあなたは即答できますか?そんなこと考えたこともない人がほとんどかと思いますが、50の名言とともにそれをちょっと考えてみようという書籍。

生まれてきて良かったな

あなたは、今まで、どんなときに「生まれてきて良かったな」って思いましたか?

私の場合、そう思えるくらいに嬉しい体験をしたのは 23 歳のときでした。

その頃の私は、クイズを趣味に……というより、どっぷりとクイズに浸かっていたんですね。

もともとは、中学生くらいのときに、テレビで「クイズ王」の存在を知ってあこがれたのがクイズにハマるきっかけでした。

その後、『アメリカ横断ウルトラクイズ』(かつて、年に1回放送し、大人気だったクイズ番組) を観てしびれてしまい、「いつか、ウルトラクイズに出て、決勝の地、ニューヨークに行きたい」というのが夢になったのです。

ウルトラクイズに参加できる 18 歳になるのを待ちわびて、国内予選(当時の後楽園球場での◯×クイズ) に参加。しかし、毎年、◯×クイズで敗退し続け、やっと国内予選を突破したのは、初挑戦から5年後のことでした。

この国内予選を突破した瞬間が、私にとってはたぶん、それまでに二十数年間生きてきたなかで、一番「生まれてきて良かったな」と思えた瞬間だったと思います。

たとえるなら、子どもの頃から金メダルを目指してきたアスリートがオリンピックへの出場を決めた瞬間。サッカー少年がJリーガーになって、ずっと夢だったW杯への出場を決めた瞬間ですね。

えっ? 「たかがクイズ番組で、オリンピックとかW杯とか、たとえがオーバーじゃないか」ですって?

いえいえ、そんなことはありません! 「生まれてきて良かった」という瞬間は、人それぞれの価値観 によって異なります。

というより、それが判断基準のすべてです。

ほかの人から見たら、他愛のないことでも、そんなの関係ありません。

毎日の仕事のあとの1杯のビールだっていい。

残業で夜中に家に帰って、眠っている子どもの顔を見る瞬間でもいい‥‥。その瞬間が、その人にとって「生まれてきて良かった~~~!」って思えるのなら、「その瞬間を味わうために生きている!」と胸を張っていいと思いませんか?

生きる理由を考えるとき、それは自分のためでなく人の役に立ったときかと思います。仕事で社会に貢献する、ボランティアでも良いでしょう。人は生きていく上で少なからず人に影響を与えて、与えられて生きています。それを感じられる時が生きていて良かったと思える瞬間なのだと思います。

まあまあの人生

「たとえ途中で挫折しても、『私の人生には意味があったし、意義があった。労多くして報われることは少なかったけれど、これで満足しておこう』と世を去ることができる人は幸福だと思います」

ミソは「これで満足しておこう」という部分ですね。

決して、「これで満足!」ではありません。

最後に人生を振り返って、自分で自分を「それなりに意味があって満足だったよね」って納得させられるかどうかが、「生ききる」うえでのカギということでしょう。

だって、何しろ、ほとんどの人は「ささやかな人生」を送るのです。

転校したり、受験に落ちたり、会社からリストラされたり、離婚したり、大病をしたり、本人にとっては、人生の一大事も、世の中全体から見れば、そのほとんどは、ただの「よくある話」。いずれも、たいした事件ではありません。

波瀾万丈な「ドラマのような人生」を送ることなく、 多くの人が、「よくある平凡な人生」をささやかに生きる。 それが現実。

しかも、映画やドラマと違って、結末が 曖昧 です。

なかには、予期せぬ出来事で、突然、幕引きになる人もいる。そう考えると、たとえ平凡でも、いい歳まで生きられたら、それだけでも見つけものですね。

だから、まあまあの人生なら「これで満足しておこう」でいいのではないか‥‥。

人生に多くを望まない。僕の人生はそう思えるようになってから気持ち的に好転しました。もちろん貪欲に何かを掴み取りにいく姿勢も大事かとおもいますが、それが向いていないとわかったのです。ゆるく生きるのも道の一つかと思います。

人生の先輩たちから学ぶ生きる理由。名言と共に僕らの疲れたてた心を癒してくれます。

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