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同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?|石田 勝紀|「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード

いわゆるできる子は常に学んでいる。授業中だけでなく。どなたでもできる10のマジックワードで子供の頭脳のスペックを引き上げよう。このマジックワードで子供や部下に問いかけてみてください。それで学ぶ姿勢が変わるはず。

同じ環境・条件なのに、なぜ差がつくのか?

みなさんの中で、国語が得意だったという人はどれくらいいるでしょうか? 私は何を隠そう、小中高時代、実に 12 年間にわたって国語ができない子でした。

しかし、「はじめに」でもお話ししたように、その後、あることがきっかけで、 20 歳のときに国語力が急激に伸びた経験を持っています。

そしてその結果、国語ができない子が見ている文章の世界と、国語ができている子が見ている世界の両方を知ることができたのです。

同じ文章を読んでいても、国語ができる子とそうでない子では、まったく異なるものを〝見て〟います。 それが「読解力」の差なのですが、なぜか世の中に明らかにされません。

それはなぜかというと、国語を指導する先生は、一般的には国語ができる人だからです。しかも、元文学少年、元文学少女だったりします。つまり、小さいときから本を読むことが好きで、それが高じて国語の先生になったというケースが非常に多いのです。

そのような先生は、国語の問題がわからないという子に対して、「文章を読めばわかるよね」と言ってしまうことがあります。 先生は文章を読めているので、子どもたちには〝読めていない〟ということがわからないのです。

そもそも、「読めていない」とはどういう状態なのかがわからない。世に言う、「名選手は必ずしも名監督ならず」というものです。指導者に向いている人は、できない経験とできる経験を両方している人であるといわれる 所以 は、こういうところにあるのです。

予備校の先生なんかでも出来なかった過去を持つ先生の方が教えるのが上手だったりします。何がどう解らないのかを知っているからだと思います。どんな教科にも読解力は必要でそこで国語が得意かどうかがキーになってきます。

さらにOSを強化する5つのマジックワード

これまで、OSをバージョンアップする5つのマジックワードをご紹介してきました。

●アプローチ1 「疑問を持たせる」マジックワード── 「なぜだろう?」「どう思う?」「どうしたらいい?」

●アプローチ2 「まとめさせる」マジックワード── 「要するに?」「たとえば、どういうこと?」

この5つのマジックワードを日常生活で使っていくことで、間違いなく子どもの視点が変わっていきます。

135ページにも書きましたが、自己肯定感を引き上げる言葉とは違って、OSをバージョンアップするマジックワードは、今日使っても明日いきなり視点が変わるというものではありません。

しかし、効果のほどはこれまでの数々の実践例から明らかになっていますので、何かしらの変化を実感できるはずです。 その変化を感じたときが、OSがバージョンアップした瞬間なのです。

そうなると、人生そのものが楽しくなります。なにしろ、 これまでとは違った〝景色〟が見えるのですから。

頭脳のスペックを引き上げるマジックワードは、基本的にはこれまで紹介した5つのマジックワードで十分なのですが、学校、仕事場、日常生活で使える場面は、それほど多くないかもしれません。

そこで、この章では、OSをさらに補強するための新たな5つのマジックワードを紹介します。

この5つのマジックワードについては、もちろん相手に使っていくことで相手の頭脳が動くようになるのですが、 まずはご自分に対して自問自答する形でやってみてください。

自問自答してみると、ご自分の心境の変化と頭脳の変化がよくわかるはずです。

そして、より確信を持って、相手に問いかけることができるようになります。

「疑問を持たせる」マジックワード── 「なぜだろう?」「どう思う?」「どうしたらいい?」。「まとめさせる」マジックワード── 「要するに?」「たとえば、どういうこと?」この5つを駆使して教えるだけで子供の理解度は格段に増し、考える力が増強されます。

同じ勉強をしているはずなのに差がつく理由を知れば、できる子を育てるのに参考になります。教育者や親御さんに読んで欲しい一冊です。

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