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プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中──「決まる!」7つの交渉術縦棒|藤井 一郎

日本人は交渉が苦手な感じがするが、そんな僕らのための交渉術の極意と技法の書籍。苦手意識のある交渉を正しく学び交渉の達人を目指しましょう。

交渉力の7つの源泉

つぎに交渉力について考えてみます。

よく「○○さんは交渉力がある」という言い方をしますが、では実際「交渉力」とは何なのでしょうか?

交渉力とは、わかりやすくいうと、強気で交渉できること、つまり、譲歩する必要がない状態(少なくとも、そのように交渉相手に思わせる)のことです。

では、その交渉力を決める要素は何でしょうか?

私は以下の7要素が交渉力を決めると考えています。括弧内は恋愛中の男女になぞらえたレトリックです。

合意をしたいと思う温度差(惚れたほうが弱い)

他の選択肢(結婚前はひとりに絞るな)

時間(結婚を焦ってはダメ)

情報(本当に彼女(彼氏)のことを理解している?)

演技力(ウソはダメだが、思わせぶりはOK)

客観的状況(親や友達は何て言っている?)

人間力(最後は男(女)の魅力)

男女の関係をなぞらえた形での交渉の構造がわかりやすい。7要素を順に強化することで交渉はスムーズに、自身に有利に運ぶことでしょう。

交渉相手と信頼を築く6つの方法

ある分野で第一人者として認められている人、弁護士・公認会計士などの高度で専門的な資格を保有している人、肩書が偉い人などは、それだけで一種の権威になり、信頼を得られやすくなります。

また知人からよい評判を聞いた人に対しても信頼しやすくなります。

最近では人と知り合ったときに、その人の評判をチェックするために、インターネットで名前を検索することが広く行われています。これは金融機関やベンチャーキャピタルなどでも必ずチェックしています。したがって、名前で検索したときに、インターネット上でどのような情報が出てくるかということも非常に重要です。

たまに 見せかけの権威や評判を誇示しようとする人がいますが、これは逆効果 になる場合が多いので気をつけましょう。

見せかけの権威や評判とは、たとえば、社長室に有名人(著名経営者、政治家、スポーツ選手、芸能人)のサインや一緒に撮った写真を飾ることや、分厚い名刺入れから有名人の名刺を出して、その有名人と友達、知り合いであることをアピールしたりすることです。

相手がレベルの低い人であれば、「こんなすごい人と知り合いなんだ」と思わせて、信頼を得ることも可能かもしれませんが、ある一定レベルの人から信頼を得ようとする場合は、これは「虎の威を借る狐」と見なされ、逆に信用を落とすことになります。

以上、交渉相手と信頼を築く方法を述べてきましたが、 交渉相手が心底あなたを信頼するようになると、多少条件を譲歩してでもあなたと合意したいという気持ちになります。つまり、信頼されれば交渉力が強くなります。もちろん、そのことを利用して強引な交渉をしてしまうと信頼関係も崩れてしまいますが。

なお、 究極的には信頼は個人に対してであって、人は完全に組織を信頼することはできないと私は思います。「この会社は信頼できる」「この国の政府は信頼できる」と言っても、どの会社や政府にも信用のおけない人(頼りない人も含めて)はいるものです。

したがって、信頼は結局、個人個人が積み上げていくほかありません。

最近では自身をプロデュースみたいな感じでアピールする人が増えてきた。とはいえやはりそこは苦手意識のある日本人、うまくいっている人は一握りな気がする。交渉をうまく進めるためにもこうした自己主張は大事。過度になりすぎると相手を辟易させてしまうので良くないが、そこは匙加減で。

出る杭は打たれる日本で交渉ごとに勝つための手法を展開する。信頼を積み上げつつ交渉で優位に立つための方法論を学びます。

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