ハーバードも注目する世界のトップエリートたちがこぞって学ぶ成功法則でグーグル、マイクロソフト、マッキンゼー、マスターカード、モトローラ、シティグループ。世界のトップを独占する成功者たちの行動ルール「ジュガール」。インドで古くから伝わるこの成功法則はお金、人間関係、コミュニケーションで成功する方法までも教えてくれる。
プラス思考、マイナス思考よりもっと大事な考え方
よく世に言う「コップに水がまだ半分残っている」と考えるか「もう半分しか残ってない」と考えるか。を引き合いに出しプラス思考に考えようというのがあるが、「ジュガール」は違う「もう半分しかない」「まだ半分ある」の両方をきちんと考えた上で、最善の方法をとる。賭け事に例えると「もう半分しかない」と考えるか「まだ半分もある」と考えるとでは引き際や攻めてもいい金額というのは変わってくる。フレキシブルな行動をするのが成功への近道だという。
人間の「粘り強さ」は、買い物でわかる
インドで買い物をする場合、売り子さんがあなたを日本人と知ると、通常の何倍もの値段で売りつけようとしてきます。これはとてもほめられたやり方ではありませんが、売り子さんも自分の生活のために必死なのです。そんなとき、あなたは高いと思いながらも、言い値で購入したり、「言葉が通じないから」と購入をあきらめてしまっていませんか?もしそうなら、これは、インド人の感性からはとても考えられません。実は、インド人がインドで買い物をする場合でも、売り子さんから値段をふっかけられることはよくあります。しかし、インド人は、自分が納得する値段になるまで、粘り強く交渉を続けるのです。
海外で日本人がぼったくられる話はよく聞く。日本国内でも観光地に行くとこのお土産や食事にこの値段?とびっくりするような値付けがされているところがよくある。しかし、値切るという文化があまりない日本ではそのまま買ったりする方が多い。欲しいものが適正な価格になるまで粘り強く交渉する「プライド」より「目標実現」という考え方が「ジュガール」だ。諦めないことはものを安く買えたり、次回の割引券をもらったりする以外に「後悔しなくなる」という利点もある。「ああしておけば良かった」などという後悔が生まれにくいのだ。
インドに「カレーハウスCoCo壱番屋」をオープン
カレーの本場であるインドにCoCo壱番屋を出店させるなんて、馬鹿げた考えのように思われるかもしれませんが、インドのカレーと日本のカレーは似て非なるものなのです。日本のカレーがインドで受け入れられる可能性は十分にあると思いました。何よりインド人である私が、これだけCoCo壱番屋の虜になっているのですから。
著者は思い立ったらすぐ行動という「ジュガール」の教えに従い、即CoCo壱番屋の社長とアポを取り意気投合、CoCo壱番屋はインドに出店する方針を決めました。著者には様々な実績があったからすぐアポが取れたと思う人もいるだろう(僕もその一人)。しかし、やるかやらないか迷うのではなく、とりあえずやってみることを選ぶことが大事で、言い訳をしているうちは前進できないし、前に出ることは、嫌われる行為ではないというのが印僑流。
お金が貯まらない人の共通点
なぜ、多くの人が「お金が貯まらない」と嘆いているのだと思いますか?答えは実にシンプルです。そもそもの原因は、「収入よりもお金を使いすぎている」から。これに尽きます。逆に、お金のたまる人は、「収入よりもお金を使いすぎていない」のです。つまり、貧乏人は稼いで消費し、お金持ちは稼いで投資をしているのです。
当たり前のことだが、自分の消費を意識することで無駄を削減できる。この本では自分の消費を把握するため「消費チェックシート」をつけることを勧めている。家計簿でもいいし、スマホのアプリなんかを有効利用しても良い。僕の場合は1ヶ月単位でEvernoteにノートを作り1ヶ月のカード明細が届いたらそれと照らし合わしながら自分が買ったものをチェックしています。最近はほとんどカードがあれば決済できるので(主にネットで買い物をするので)必要最低限の現金を手元に残し後はほとんどカードの明細とEvernoteのノートに保存することで過去の買い物もすべて把握できます(あの時買ったあれはいくらだったかなというときはEvernote内で検索をかければ良い)。
この本では、①固定費と変動費を分けて考える。②クレジットカードの支払い内容を把握する。③月ごとに各項目を比較する。④チャート化してよく見る場所に貼る。などをポイントとしてあげている。その上で変動費をいかに削減できるかが節約の鍵だという。とりあえず3ヶ月だけでも続けてみよう。
高価なものを身につければいいわけではない
「見た目を大切にする」と言っても、何も高価なブランドものを身につけるべきと言っているわけではありません。自分の見た目を整える上で、最も気をつけるべき点は以下の2つです。
◎自分に似合っていること。
◎清潔感があること。
ファストファッションと呼ばれる、安くてセンスのいいショップがたくさんあるので、そうしたお店を賢く利用して自分の見た目をアップデートしよう。腕のいいスタイリストのいる美容院を見つけてヘアスタイルを変えるのも良いかもしれません。同じ学歴、同じ資格、同じ能力でも、その人自身の見せ方が変われば、全く別のクオリティーを持った人間に見えるのだ。
お金、コミュニケーション、ビジネスなど印僑の「ジュガール」の教えで乗り越えられないものはありません。乗り越えた先にはより良い未来が待っています。
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