週2日ぐらい働いて、あとは家に引きこもり読書など趣味に生きる。年収は90万円でも東京でハッピーに暮らす。低所得で普段は家に引きこもり読書やブログの記事更新し、家事と自炊をして過ごすライフスタイルは自分と重なる部分もある。そういった層の人々の暮らしを覗いてみようと思い本書を手に取った。「働かざるもの食うべからず」バリバリ働いているときはそう思っていたが、労働と距離を置く暮らしも悪くない。
世間が設定してくる目標の方が間違っている
だいたい、進学や就活で辛いっていうとき、自分が間違っているんじゃなくて、世間が設定する目標のほうが間違っているかもしれませんし。
僕も大学を中退しバイトから契約社員の店長になる過程で、やはり世間が求める大学卒業して企業に就職という「普通」設定に悩み、闇雲に正社員になりたいと頑張った時期があったがそれは叶わず、病気を発病し退職する羽目に。そのころはかなりの情弱で世間のいう「普通」以外の選択肢をあまり知らず悩むこととなった。いまでは著者のような極限まで仕事をスリムにし暮らす生き方もあることを知り、そういったライフスタイルのほうが僕には向いていると思い始めている。働かなくても食っていけるなら、働かないことは「徳」であり働くことが「悪徳」となる。
同調圧力とかコントロールの中でイキイキしている人
わたしは週5で働かないし、連休だからって旅行に行かないし、クリスマスだからって恋人を作るのもおかしいし、返済能力がある証明のためにクレジットカードを持つとかローン組むとか、こういうことが全部、もうわたしにとってはほとんど異次元の発想。よく思いつくなあってある意味感心しちゃう。
確かに世の中には同調圧力やコントロールされた「普通」を演じるほうが容易いので、そういった方向に人々が流されるのは仕方ないことかもしれない。テレビばっか見てるとこの同調圧力がすごい勢いで襲ってくる。FacebookやInstagramなどもその傾向が強いのでInstagramなどでも一般人はできるだけフォローしない。用もない食事の内容や見たくもない自撮り写真見せられても全然「いいね!」何て思えない。読みたかった高めの専門書とかを発売直後に「読みました!」とか言ってアップしてたら「いいね!」を押したくなるかも。でもそんな人見たことない。SNSは大抵、どうでもいい情報がタイムラインに洪水のように押し寄せる、連続スワイプで一気にスクロールし、なかったことに。能動的に情報を取りに行くとき以外使えないのがSNSだと思っています。
何を着ればいいかは自分のスタイルを省みる
ファッションは大きな産業となっているけど、国民全員が流行好きではない。ノームコアやギークシックなどギークには嬉しい流行りも時には流行するが、僕ぐらいの年齢(アラフォー)になると来年再来年も着られるかという事が気になる。自然と流行を追い消費しまくるファストファッションからは足が遠退く。
オリジナルのワークライフバランスを見つける
「暇耐性」「楽観的かどうか」「世間体」この3つが働かない暮らしでは重要になってくる。まず「暇耐性」これは読書(1日1冊ペース)をしたりブログの記事書いたり、音楽聴いたり、お気に入りのテレビ番組(録画して溜まったやつとか)見たりするだけで結構1日24時間があっという間に過ぎる方なのでクリア。そして「楽観的かどうか」これは不安症な僕にはハードルが高い。金銭面は貯蓄もまだあるので当面大丈夫だが、未婚なので老後は不安だ。そして「世間体」これもマンション住まいで地域とのつながりも希薄なのでどう思われていようが、生活に影響する事はない。
僕の場合は人付き合いが苦手なのもあり、飲み会や食事会、パーティーなどの交際費がないので、自分の好きなものを食べに行ったり(ケーキなどのスイーツ)本を買ったりするお金は出るのでなんら不自由を感じていない。将来の不安というのを除けば実に快適な暮らしぶりだ。この本の著者のように「年収90万で東京ハッピーライフ」僕はありだと思う。
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