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嫌われない!ちょうどいい「言い回し」と「振る舞い」

コンシェルジュといえば「Noを言わない究極のパーソナルサービス」だと言われていますが、実は「No」を言っています。「No」を言ったことをお客様が気づかないような、心地よい「言い回し」や「振る舞い」をしているのです。本書では著者が実践してきた具体的な方法と考え方を伝えていく。

相手に合わせすぎていませんか?

毎回、相手の気持ちを全サインで受け止めてしまい、自分の行動が左右されてしまう人生は、とても疲れると思いませんか?本当は、相手の気持ちを感じたとしても、全て相手の望むように行動してあげる必要はないのです。「相手のためにどうするべきか?」と考えるのをやめてみてください。

相手の気持ちを慮るあまり自分の行動にまで影響が出てしまうことはよくある。相手の気持ちを感じることはいいとしても、それに合わせて相手の思うようにしてあげる必要はないのです。仕事をする上でお客様のためにどうすべきかを考えることは大切ですが、そのもてなしの心を常に発揮しなくても良いと覚えておきましょう。使い分けが大事ってことです。

誰にとってもいい人では好かれない

「YES」を言えば丸く収まると思っていることが、残念ながら、最終的にお互いに嫌な思いをしてしまうこともあります。私も誰にとってもいい人であろうとした頃には、よくそういったことがありました。休日にゆっくり1人で映画でもみたいなと思っていても、誘われたら食事会を断れずに行く約束をしてしまいました。しかしギリギリになると、どうしてもいきたくなくなってしまい、仮病を使って断わることもときにはありました。今考えたら、信じられないことです。誘ってくれた時点で、「その日は用事があるから」、その一言で済んだことです。それなのに自分は我慢してストレスを溜め、相手には結果的に代わりの人を探させるという迷惑をかけてしまいました。

嘘も方便というがこんな時は、サクッと断って自分の好きな映画を観に行く方がどちらにとっても良い結果になる場合が多い。誘ってくれたのが食事会でなく、観たかった映画であれば喜んで「YES」といって一緒に観に行けばいい話。自分の中に芯となる基準を持っていれば、誘いを断るのも苦でなくなります。僕の場合電車に乗るのが嫌なので、車で移動できないのならば旅行の誘いも断ります。自分のストレスを溜める結果になりそうな誘いには極力乗らないようにすることで、心の安定を保っています。

嫌われない言い回し

先輩に飲み会に誘われたけど、ただテレビを観たくて断りたいときなどは、曖昧にした方がいいです。「誘ってくれてありがとうございます!今日は先約があって、参加できないのですが、ぜひ、次回参加させてください」このように、「先約があって」で十分なときもありますね。

二度と誘って欲しくないとき

また、少し高度なテクニックですが、もう二度と誘って欲しくないお誘いってありますよね。例えば、友人から興味のない舞台に誘われた。みなさんがもし舞台自体に興味がないなら、また別の演目で誘われても困りますよね。そんな時はダイレクトに言わず、笑いのネタになるような説明をしましょう!

(感謝)「誘ってくれてありがとう!」

(説明)「実は私、昔から舞台見ると寝てしまう癖があって‥‥」

(断り表明)「演者さんに失礼になってしまうから、今回はやめておくよ。」

(代替案)「私、どちらかと言うと〇〇ちゃんとお話がしたいから、舞台じゃなくてランチに行かない?」

こんな風に言われたら、笑ってしまうだけでなく、私と話すほうがいいだなんて、なんだか嬉しい気持ちになりますよね。

なんども飲みに誘ってくる相手には、「次はこちらからお誘いします」の代替案も有効。断る際のNG表現は「忙しい」と言うのを理由にすることです。忙しいのは皆一緒なので、私だって忙しいと反感を買ってしまいます。「仕事が終わっていないので」など別の表現に替える癖をつけましょう。

相槌の上級者は要約する

相手が長々と自分の相談や仕事の報告をしてきたときには、要約して返してあげると、相手も整理できて次の話に進みやすくなります。

「昨日から取り掛かっていたA社の仕事が終わらなくて、ただでさえ大変だったのに、部長がB社の見積もりを18時までとか言って依頼してきて、もう何からやればいいわけ!?」

このように言われたら、「ただでさえ仕事を抱えていたのに、さらに頼まれて混乱してしまうよね」と返すと言った具合です。

このような相槌を無理のない程度に使い分けると好印象を与えることができます。

また、相手と対峙する際は適切な距離感というものがあります。0〜45cmの恋人・家族の距離、45〜120cmの友達距離、120〜360cmの仕事距離、360cm以上の公衆距離。もしあなたが「NO」と言いたい、もしくはお願いをしたい時には、まずは仕事距離で声をかけ、伝える時には友達距離で親密さを演出すると良いでしょう。

「NO」をいうのが苦手だなと感じている人にはシーン別のうまい断り方が掲載されているので参考にしてみてはいかがだろうか。

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