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『弘兼流「ひとり力」で孤独を楽しむ』弘兼 憲史

定年後や老後の生き方を指南する書籍が書店で活況である。団塊世代が七〇歳を迎えたことと、中年世代でも老後に不安を感じている人が増えていることがその理由の一端と考えられる。『課長 島耕作』の著者である弘兼憲史氏も七〇歳を迎え、身の回りの品を処分し始めるなど、「終活」を始めたという。本書はその弘兼氏が、老後でもっとも大きな不安のもとである「孤独」に対して、「ひとりでも楽しく、身軽に生きるための力」である「ひとり力」を身につけて向き合おうと提案する書である。弘兼氏は「年を重ねると、誰にでも訪れる孤独を、マイナスにとらず、楽しくて自由なんだと考えることが大切」と説く。そして妻や家族、周囲の人との「つきあい力」、料理や身の回りを整理する「家事力」、一人で生きることを楽しめる「孤独力」など、自立して生きるための「ひとり力」の身につけ方をアドバイス。老後の幸せを左右するかっこいい老後のヒントが満載。

人生後半の幸せは「ひとり力」が左右する

今後は、中高年男性が単身世帯になる確率が高まると見られています。2005年で 40 歳以上の男性に占める単身世帯の比率は 10%前後ですが、2030年には 50 代、 60 代男性に占める同割合の予想は 25%弱。すなわち、 50 代、 60 代男性の4人に1人が一人暮らしというのが2030年の日本の姿であり、そうなれば決して他人事ではなくなるのです。こうした中高年男性の単身世帯の増加は、すでに始まっています。1985年から2005年の 20 年間で、 20 代の単身世帯数はほとんど変化していないのに対して、 80 歳以上では男女ともに5~7倍に大増加。また、 50 代と 60 代の男性でも単身世帯数は4~5倍になっています。そうなると「孤独」をいかにして楽しむかが、人生のとても重要な問題となってきます。誰もが孤独と向き合う可能性があるのですから、心の準備はしておく必要があります。

定年後、家にいるようになって、何をして時間を潰せば良いかわからないという人が多いのだという。その点僕は、なんでもひとりで行動することが多い。というか友達も仕事仲間もいないので、必然的にひとり行動に。今の時代、ひとりでいてもSNSで投稿すれば、それなりのレスポンスがあったりして孤独感を薄めるツールがたくさんある。カフェに行けばいつもの店員さんが笑顔で出迎えてくれるし、そんなに悲観するほど孤独でもない。しかし、病気になった時とかは流石にひとりだと辛いか‥‥。

「孤独」を味方につけて楽しむ

2030年になると、我々団塊の世代が 80 代前半になり、ますます少子高齢化は進み、社会のさまざまなところにひずみが出てくる問題です。その頃になると、日本の人口は大幅に減り、それに伴って離婚や死別で単身世帯が急増することが見込まれます。昔のようにおじいちゃん、おばあちゃんから孫まで一緒に住んでいるような大家族は減って、当然ながら年寄りが家族みんなに看取られてその家で死ぬというケースは珍しくなっていきます。日本全体を見ると、2005年では1446万人が単身世帯を形成し、全人口の 11・3%、全世帯の 29・5%を占めています。標準世帯といわれる「夫婦と子供からなる世帯」の全世帯に占める割合が 29・9%ですから、単身世帯の割合はほぼ同程度です。そして2030年になると、単身世帯の全世帯に占める割合は 37・4%となり、標準世帯( 21・9%)を大きく上回って最も高い割合となります。単身世帯の増加は、社会に大きな影響を与えていくことが予想されます。

孤独といっても、意外と多くの人が単身世帯となるこれからは、自分だけではないので、みんなはどうやって孤独を解消しているのかを考える姿勢が必要だ。僕がおすすめするのはブログやSNSと筋トレ。ブログは日記がわりにもなるし、広告(GoogleアドセンスやAmazonアソシエイト)を貼ればちょっとしたお小遣い稼ぎができる。長く続けていればファンも固定化してくるので、収入も少しずつ増えていきます。筋トレは衰えていく体力を維持するのに使えるし、足腰が弱るのにも抗える。筋トレをやることでストレスが無くなるなんて効果も。じっくりやれば1時間ぐらいすぐたちます。

「ひとり力」を支える家事力

シニアになったら料理をマスターすることは一番大切です。定年まで料理なんてしたことがない、する必要がなかったという男性でも、ステージが変われば話は別。何はなくとも料理はできるようにするべきです。妻が作ってくれるからいいなんて構えていても、老後の生活にはいつ何が起こるかわかりません。奥さんが脳卒中などの病気で急に倒れて入院したり、奥さんを自宅で介護することになったりすることも考えられます。自分の食事なら外食をしたり、弁当や総菜を買ってきたりすればどうにかなるでしょう。でも、いつまでもそれが続くのは栄養面でも健康面でも、そして金銭面でもいいことではありません。掃除ロボットや電気洗濯機などが家事をやってくれても、毎日やらなければならない食事の支度は自分でやることが絶対に必要になります。

家事、特に料理ぐらいは自分でできないと今時ダメ。もちろん掃除や洗濯も一人暮らしだと全部自分でやらなきゃならないので、家事だけで1日終わってしまうなんて日もあるかもしれない。

これから定年を迎える男性に特に読んでほしい書籍。家事を奥さんに頼りきっていた人は今からでも、洗い物を手伝ったり、たまにはキッチンに立ったりして、これから訪れる単身生活に備えておきたいものだ。

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