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やっぱりすごいよ、日本人|ルース・ジャーマン・白石|オンリーワンな日本を知ってもっと自信を持とう!!

日本再考!日本大好きな外国人が見る日本の良いところを紹介。オンリーワンな日本を知ってもっと自信を持とう!!

ガッツポーズを見せない思いやり

ニューヨーク・ヤンキースの試合を観ていたアメリカ人の友人がつぶやきました。「なんで日本人はもっと喜ばないの?」 イチローがホームランを打ち、グラウンドを淡々と走っている様子がテレビ画面に大きく映し出されていたところでした。 みんながみんなそうではありませんが、スポーツの試合などで得点を決めたり勝ったりしたときに、派手にガッツポーズを決めて大喜びをする日本人は少数派ではないでしょうか。 負けた相手への配慮から、あるいは自慢や 傲慢 を嫌う武士道に通ずる日本人らしい態度だと思います。でも、日本をよく知らない外国人から見ると、単純に感情が希薄なのではないかと誤解されてしまいます。「日本人は感情がないロボットのようだ」 そんなふうに言われているのを耳にして、私は本当に悲しくなりました。 「それは誤解です! 日本人は思慮深く、まわりへの配慮から感情を爆発させるのを控えているんですよ」 そう教えてあげたくなる場面が何度もありました。 かといって、自分たちのその特異性をいちいち説明するのは野暮だと思うのが、これまた日本人の気質ですね。 ですから、自分からアピールする必要はありませんが、自分たちの特性を自覚しておくことは大切だと思います。 外国人から、「日本人は感情がないの?」「なぜもっと喜ばないの?」と疑問を投げかけられたときに、そのことを自覚していれば、彼らに説明ができるでしょう。

最近はこのような控えめな精神は薄れてきてるような気もしますが、相変わらず一定数の人々に言えることかと思います。ガッツポーズは心の中でということでしょうか。若い人ほど喜びをあらわにする傾向が強いと思うのは、僕がおじさんになったからかも知れませんね。

「おしゃれ」の力を社会に生かそう

わたしは東京と横浜をおもな拠点として活動していますが、都会の人たちを見ていると、日本人、特に女性はおしゃれな人が多いなあと感心します。 もちろん、ファッションの発信地、ニューヨークやパリに行けば、スタイリッシュな人たちはたくさんいますが、日本人ほど上から下まで完璧にキメている人はそう多くはない気がします。 これはわたしの印象ですが、日本の女性はおしゃれなブティックとかおしゃれなレストランとか、おしゃれな街とか、「おしゃれ」にとりわけ敏感な気がします。 そうした「おしゃれ」な店に普段着で入っても気持ちは盛り上がりませんが、とびきりファッションにこだわっておしゃれな店に出かけたときは、「おしゃれで幸せ!」というテンションになるでしょう。 おしゃれの基準が高く、多くの人がおしゃれを極めたいと思っているのは、おそらく日本がトップクラスだと思います。どんな地方の田舎に行っても、どうしてこんな辺鄙なところに、こんなおしゃれなお店が!? という場所を見つけることがあります。おしゃれに対する意識が高いから、何もないような田舎でも、おしゃれでありたいと工夫するし、そのレベルを維持しようと努力するのでしょう。 わたしは日本人のおしゃれ意識を、もっといろいろなことに活用できるのではないかと考えています。

若者を中心にファッションは日本独自に発展してきたような気がします。文化の違いはあるものの、それが徐々に認められてきているようです。

世界が日本にいちばん求めていること

たとえば、アメリカの場合、前例がなくても、こういう可能性が描けますという具体的なストーリーを示すことができれば、その企画に投資しようというキャピタリストが現れます。それが、起業家を生む土壌となっているのです。 一方、日本はビジョンだけでは評価されません。確実に実現できる数字を求められます。もちろん、予測は必要ですが、前例のないものほど確実な数字を示すことはむずかしいものです。 日本で起業家が増えないのは、こうした背景があるからなのだと思います。 こうした環境において、起業して成功している人は、おそらく、日本人気質である「問題点を先に探す能力」に長けていることはもちろん、それと同じぐらい、あるいはそれ以上に「可能性を探せる能力」も秀でているはずです。 わたしの場合、どちらかというと可能性だけで話してしまいがちです。 「これこれこういうことをしたら、こういうことが起きて、きっと大きなイノベーションにつながりますよ!」 などと、そのビジョンとストーリーを話す。すると、 「ルーシー、先走りすぎないでね」 とブレーキをかけられることが何度かありました。 結局、年々努力を重ねて、実績を残してきたときにやっと、実績にもとづいて話すことができるようになりましたが、最初はなかなか信用してもらえずに苦労しました。首をタテに振ってくれない日本企業に対して、 「わたしが責任をとりますから信頼してください!」 と、なかば強引な交渉をしてしまったこともあります。 可能性ばかり言っていると、日本ではいい加減に思われてしまいます。ですから、可能性とともに、問題点やリスクを探し出し、それらについても説明できなければなりません。

日本には投資をする人よりも貯蓄に走る人の方がまだまだ多い。この日本人の気質が変わることはなかなか難しい。だが、貯蓄を投資へという取り組みは金利が良かった時代を知らない若い世代を中心に広まっているように思います。

日本発で世界に発信するには言葉の壁があるように思います。それを飛び越えるインパクトのあるものは海外でも支持されますが基本英語圏ではまだまだな気がします。そんな日本の良いところを再考する書籍。

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