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興味のあることや本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

読書という荒野|見城 徹

      2019/10/07

出版界の革命児による圧倒的読書論がここに誕生!読書の量が人生を決める。本を貪り読んで、苦しい現実を切り拓け。苦しくなければ、読書じゃない。読書によって正確な言葉と自己検証はもたらされ、正確な言葉と自己検証によって深い思考が可能になる。そして深い思考こそが、その人の人生を決める唯一のバックボーンになるのだ。

ビジネスにも読書は必須

先日会食した某企業の社長も、会話の内容からまったく本を読んできていないことがわかった。彼は一時期、独創的な広告戦略で自社の商品のブームを起こした。しかし、読書によって鍛えられた正確な言葉で考え抜かれていない広告戦略を旧態依然と繰り返した結果、いまや苦境に喘いでいる。当たったのはたまたまだったのだ。正確な言葉で考え抜かないと自己検証はできない。消費者の動きを言葉で捉え切れないのだ。だから、一、二度の成功体験にしがみつくことになる。これがもし、豊富な読書体験を経ているのならば、自己検証、自己嫌悪、自己否定を通じて、何度も自分のビジネスを問い直しているはずである。それがないと、一時の成功がもろい基盤の上に立ったものであることを理解できず、過去の成功パターンが通じなくなったときに苦しむことになる。

読書はあらゆる面で力を発揮するための土台となる。先人たちの成功や失敗の歴史が刻まれている書籍を読めば、自分で体験したかのように血となり肉となる。自分では経験しきれないようなことまで擬似的に経験させてくれるのが読書だ。読書体験が多い人ほど考え方に偏りがなくなり多くのハプニングにも動じないメンタルを有することが出来るように。どこかで誰かが経験したことを自分に落とし込む習慣をつければ、倍速以上で成長できるような気がする。読書はコストパフォーマンスが非常に高い趣味・娯楽であると言える。

注意が必要なのはビジネス書。成功者たちの成功のプロセスを語ったものが多く。血の滲むような努力をしたことなどはあまり書かれていない。うまくいったことだけ、成功体験だけにクローズアップしたものが多く誰にでも当てはまるものではないからだ。環境、時代背景などにより結果は大きく変わったかもしれないし、今自分が置かれている状況下ではそのノウハウが生かせない場合も多い。鵜呑みにするのは如何なものか。

困難は読書でしか突破できない

思えば僕が本を熱心に読むのは、何らかの困難に陥ったときだ。鶏が先か、卵が先かわからないように、困難を経験したから読書をするのか、読書をするから困難を乗り切れるのかわからないが、読書・困難・読書・困難というサイクルが僕の人生においてずっと続いてきた。だから、困難と読書は不可分の関係にある。実際、僕の人生には5、6回、本を貪り読んだ時期があるが、例外なく不幸や不安を感じていた。最初は小中学校のとき。容姿が劣っていた僕は、クラスメイトにいじめられ、仲間はずれにされた。両親の夫婦関係は最悪で、家庭内に安らぎはなかった。そのときに「ここではないどこかに行きたい」と、動物や旅の本に熱中したことはすでに述べた。高校に入って人間関係がリセットされても、僕の苦しみは消えなかった。受験勉強の重圧に苦しみ、恋した女性にも声をかけられなかった。そんな不満を払拭するかのように五味川純平や高橋和巳を読み漁り、自分とは比べものにならないほど苛酷な環境で生きる人々に想いを馳せた。大学時代は社会の矛盾について思索を深め、革命闘争に命を賭けた人たちの本に傾倒した。アルバイトで稼いだお金は全部、本につぎ込んだ。そして現実の踏み絵を踏み抜けず、学生運動から逃げてしまった自分の弱さに対して目をそらすように、さらに本の世界へと入っていった。

困難に立ち向かうという点では僕も一緒。仕事も辞め、自由になるお金が少ない中、書籍だけにはお金をかける。書籍代はKindle Unlimitedのおかげで月2万円程度に抑えられているが、それでも比率からいうとかなりの出費だ。それでも読書をやめられないのは現実逃避の結果かもしれない。

「夢」や「希望」など豚に食われろ

「夢」「希望」「理想」「情熱」「野心」「野望」について熱っぽく語る人間は嫌いだ。これほど安直な言葉はない。僕のところにはいろんな若者が会いに来るが、「社会や人の役に立つのが夢だ。だから起業したい」と言う人がいる。結果が一つも出ていないで語るそんな言葉は豚の餌にでもなればいい。悪戦苦闘して匍匐前進している人たちは決してそんな言葉を口にしない。何かを目指す者は「地獄」と「悪夢」を身をもって生きたらいい。結果はそこからしか出てこない。夢や希望を語るのは簡単だ。語り始めたら、自分が薄っぺらになる。野心も同じだ。自己満足でしかない。そんなものは捨てたらいい。そんなものと無関係に生きようとしたとき、人は匍匐前進の一歩を踏み出している。日々を自己検証しながら圧倒的努力で生きる。やがて結果が積み上がる。目指していたものに手が届く。実現する。そのとき、静かに嚙み締めるように、これが自分の夢だったんだと語ればいい。

僕も夢や希望を熱く語る人間は苦手。そういう人間に限って、実現するためのプロセスの初期段階だったりすることが多く、夢や希望のゴールが見えないぐらいの位置にしかいないことが多いからだ。語るのか容易いが、一歩踏み出しているかが大事。

読書を通して得られるものは多い。そんな読書を通して様々な経験をしてきた著者による読書という荒野での身の処し方が解説されています。これから読書を習慣付けたい方から、すでに読書が習慣化されている人まで幅広い層に読んでほしい一冊です。

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