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体調不良・病気に対処するため10秒間口を開けてみよう

ストレス過多、肩こり、腰痛、頭痛……。現代人を悩ませる様々な症状の原因は、「食いしばり」にあった!スマホやPCを日常的に使用し、ストレスの多い社会を生きている現代人は、その影響で無意識のうちに食いしばりをしてしまっている。その食いしばりが、様々な病気・不調を引き起こしているというのだ。しかしなぜ、電子機器やストレスが食いしばりを誘発するのか。なぜ、食いしばりが病気・不調を引き起こすのか。西洋医学や東洋医学、整体に精神科治療など、あらゆる治療法に精通し、ハーバード大学でも講義を行った経歴を持つ著者が、最も簡単な健康法を伝授する。

パソコンを長時間扱う人

人間はそもそも、下を見ながら手のひらを下にして机の上に手を置くような姿勢を取るのが非常に不得手な解剖学的構造になっています。肩甲骨が内側に入り込み、食いしばりを誘発する姿勢なのです。肩甲骨は、口を開ける筋肉(肩甲舌骨筋)とつながっており、この筋肉の動きを邪魔するので、かみしめやすくなってしまうのです。

歯の食いしばりは様々な弊害(頭痛や肩こりなど)を生みます。そこでこの本ではこのような状態を回避するために、口を開けるような生活を推奨しています。正常な口の状態(安静空隙)とは、上唇と下唇が接触していても上の歯と下の歯が接触しておらず2〜3mmの隙間がある状態です。他にもいくつかポイントがありますが省略。

知覚過敏の原因

歯の表面、つまり一番外側の部分は、体の中でもっとも硬いエナメル質です。モース硬度といって、硬さを10段階で示す指標があります。モース硬度10がダイヤモンド(地球上でもっとも硬い物)、硬度9のルビー・サファイア、硬度8のエメラルド、そして次が硬度7の人間の歯のエナメル質、水晶となります。鉄はモース硬度4ですから、エナメル質の硬さは鉄以上なのです。しかし、エナメル質は硬いため、薄いところは逆にもろくて弱くなります。つまり、割れて象牙質から剥がれてしまうのです。これが知覚過敏の原因です。

僕は長年、歯医者に行くのが面倒で、歯の治療を先送りしていましたが、詰めた銀歯が取れたことで、再び通うように。歯周病ケアと歯石などのクリーニングのため半年にいっぺん検診に行くようになりました。知覚過敏については、最近では歯磨き粉で知覚過敏を予防するものなども出ており、実際に使ってみると1週間ぐらい使用した後から効果が現れました。知覚過敏がなくなったことで、冷たいものなども普通に美味しくいただけるようになりました。

歯を食いしばることでエナメル質の部分が弱くなり、知覚過敏になったり、顎関節症や難聴・耳鳴り、めまい、ふらつきが起こり、味覚障害、目の渇き、眼精疲労、さらには腰痛まで様々な問題が起こるようになります。

食いしばりによるストレス回避

なぜ、ストレスがあると、人間は食いしばりをするのでしょうか?実は、人間の脳は食いしばりをすることによって、βエンドルフィンという脳内麻薬を分泌します。これは文字通り麻薬のような物質なので、多幸感をもたらします。人間はそれによって、無意識のうちにストレスを回避しているのです。

他にも、βエンドルフィンはギャンブルなどで興奮している時にも分泌されることがわかっている。パチンコ屋の強い光と電子音はβエンドルフィンの分泌に拍車をかけます。クラブやライブハウスなども同じ原理で依存症を起こします。以前よりストレスの多い社会となっている現在、それに比例して歯根破折が激増しているそうです。2005年の調査では抜歯の原因の11.4%を占めるようになってきている。これも食いしばりの弊害です。

頭を15度傾ければ、首に12kgの力がかかる

今「食いしばり」は日本で、もしかしたら世界でも以上増殖しています。その原因の一つが、スマートフォンの普及です。スマホを使っているときに、我々がどのような姿勢をとっているか考えてみましょう。

スマホをみる姿勢で頭を傾けなければ6kgの首への負担で済みますが、15度だと12kg、30度だと18kg、45度だと22kg、60度だと27kgもの負担が首にかかります。それによって知らず識らずのうちに、歯をくいしばることに。

口を開ける

さて、いよいよ開口についてご説明します。実は、開口自体は10秒もすれば十分です。いきなりガバッと開けると痛くなることがありますから、ゆっくり、ぽかんと口を開けてください。いつでもどこでも簡単にできます。10秒くらいでしたら、満員電車の中でもできますし、自動車の運転中や、歩いて出勤する時でも可能です。とにかく口を開けましょう。

口を開けるのには3つの意味があります。①食いしばりを止めること。②口を開けることで食いしばりをしてしまった時の自覚ができる。③あくびを誘発する。あくびには深い呼吸により酸素を取り入れ脳を活性化する働きがあります。

パソコンを長時間使うような仕事の人、スマホに夢中な人、咀嚼をしないで飲み物で流し込むようになった食習慣など、それらを補完するためにとりあえず10秒、口を開けてみましょう。

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