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幸せになるために捨てるもの84のリスト|中野裕弓|捨てることで幸せになれることを説く幸福論

幸せになるために必要と思われていたものを84個上げ、それらを手放すことで得られる幸福を説く書籍。この本で取り上げられたものを捨て去ることで自由を手に入れて幸福体質に!

「見返り」 はいらない

人は誰かのために何かをしたとき、ついその見返りを期待してしまうものです。「こんなにやってあげたんだから、何かお礼があるかな」、「この前お世話したんだから、無理を聞いてくれるかな」などと自分勝手に考えます。

そして相手が期待通りに応えてくれないと、不満を募らせるのです。「あんなにやってあげたのに」、そして「あの人は恩知らずだ」とバッサリ。

こんな不平不満をため込んでいる人が幸せとは思えませんよね。

いっそのこと、「見返り」はいらないと思って無邪気に行動するほうが幸せが近くなります。見返りを期待しないで相手にする行為は、相手にも気持ちがまっすぐ届くし、自分自身も元気になります。それに比べて何らかの見返りを期待しての行為は、それ自体に迫力がありません。相手の心の深いところに響かないのです。

私は、「ランダム・カインドネス」(ランダムは「手あたり次第」、カインドネスは「親切」の意)という方法をお勧めしています。これは、見返りを期待しないで、機会を見つけては手あたり次第に親切をふりまくことで、簡単にいえば「親切ごっこ」です。これをゲームのように楽しんでやってみる。

親戚の子どもをどこかに連れて行ってあげる、友だちにケーキをごちそうする、ご近所の人に笑顔で挨拶する、旅先から絵葉書を送る……。

お金をかけない、ちょっとしたことでよいのです。「ランダム・カインドネス」は誰でもすぐにでき、その人を幸せ体質に変える手軽な方法です。

見返りを期待して打算的に動くと後で後悔します。「してあげた」という傲慢さから解放されればもっと自由になります。貸した金を返してくれないと嘆くのではなく、あれは奢りだったと思う方がいくらかましかと思います。

「流行を追うこと」 はいらない

たとえばある女性が、流行の洋服を買ったとしましょう。もしその女性が、町を歩くほかの人たちと違う格好をしていると嫌だ、という感情から流行の洋服を買うのであれば、その行為は幸せから遠ざかることだと思っています。

似合う、似合わないにかかわらず、流行のものでみんなと同じような格好をすると安心だと考えるのは、そこに自分自身がいないように思えるからです。

一方、時代の変化に敏感で、自分らしい流行を取り入れたいま風のスタイルをおしゃれに着こなしていたら、流行を着こなす自分が主役で素敵です。

あなたが新しい企画を考えるプロジェクト・チームのリーダーだとしたら、時代が動いていることに対して敏感だなと感じられる人に「意見を聞いてみようかな」と思うでしょう。

逆に、流行に無関心で、考え方に柔軟性のない人には「ちょっと新しいことを始めるのだけど、プロジェクト・チームに入ってもらえる?」とは声をかけにくい。

流行を追ってそれに流されて自分を見失うのは考えものですが、時代が動いていることに敏感で、ちゃんと自分の視点で、上手に取り入れて常に新しい自分を創っていける人は魅力的です。

流行を追いすぎるとお金がいくらあっても足りません。特にアパレル業界の流行はすごいスピードで消費しなければならず流行に敏感な人は散財することに。あとパソコン、スマホ、カメラなども毎年ニューモデルが出て購買意欲を刺激します。ユーチューバーはこぞって新製品のレビューを動画に上げるのですが、それを真似していてはいくらお金があっても足りません。彼らはそれが仕事になっているので紹介しているだけで、一般の僕らはそこまで頻繁に新製品を買い求める必要はないのです。

幸せになるために捨てるものやことを紹介しながら快適に暮らすコツを伝授。「反省」「忍耐」「いい人」「謙遜」「勤勉さ」などあまり気にすぎると生きづらくなります。ゆるく生きていきましょう。

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