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実践 自分で調べる技術|宮内 泰介 , 上田 昌文|専門家でないからこそできる「調査のデザイン」

お目当ての書籍の見つけ方からネット検索の極意、現場での調査・人の声など専門家の調査の仕方を学び統計や分析で調べていく方法を具体的に解説。これ一冊読めば『自分で調べる技術』が身につきます。

ネット書店とネット古書店

アマゾン、honto、紀伊國屋書店ウェブストア、楽天ブックスといったネット書店は、本を手に入れるのにたいへん便利であるばかりでなく、本を探すのにも適しています。

というのも、こうしたネット書店の本を探す機能は、検索した言葉から幅広く本をヒットさせるようになっているからです。本についての簡単な解説なども、検索の対象になります。

たとえば、先ほども例に挙げましたが、「地域おこし協力隊」について書かれた本を探したいと考えたとしましょう。

アマゾン、hontoで「地域おこし協力隊」で検索すると、それぞれ一八件、一七件の本がヒットしました。同じ「地域おこし協力隊」を国会図書館サーチで検索した場合、一〇八件の本がヒットします。国会図書館サーチのほうがヒット数は多いのですが、じつはアマゾンでヒットした一八件の本のうち、一四件はこの国会図書館でヒットしたなかには入っていませんでした。hontoの一七件のうちでは、一〇件が入っていません。なお、アマゾンでヒットした一八件とhontoでヒットした一七件のうち、重なるものはわずか五件でした。

たとえば図司直也著『地域サポート人材による農山村再生』( 筑波書房、二〇一四年)という本は、地域おこし協力隊について論じた重要な文献なのですが、「地域おこし協力隊」でこの本がヒットしたのはhontoだけでした。国会図書館サーチやCiNii Booksで「地域おこし協力隊」を検索しても、この本にはたどり着かないのです。

つまり、国会図書館サーチに比べ、ネット書店のほうが、幅広く「地域おこし協力隊」に関連した書籍を見つけることができる場合があるということです。

このように、ネット書店は、単に本を買うためだけでなく、本を幅広く探すためにも十分に使えるものです。ネット書店の検索で幅広く探し、実際の本は図書館で見る、というやり方もありうるわけです。もちろんネット書店で、そのまま購入することもできます。

雑誌記事・論文同様、本を調べる場合も、「広く調べて、必要なものについてとりこぼしのないように集める」ことが基本です。そのためには、国会図書館サーチを基本としつつ、いくつかのネット書店も使う、というのがよいでしょう。

本を調べる、あるいは、本を手に入れる、もう一つの重要なルートは、古書店です。  私たちのまわりにふつうにある本屋は、新刊本の店です。本屋に置かれている本のほとんどは、せいぜいこの数年の間に発行された本です。しかし、私たちが知りたいことが、新しい本には載っておらず、古い本にしか載っていない、ということはよくあることです。

調べたいことがあると、とりあえず頼るのが書籍かと思います。ネットの情報は真偽が曖昧だし断片的。それに比べ書籍は体系的に物事を理解するのに適している。書籍を検索する際もAmazonやhontoなど複数の検索サイトで検索してみると違った内容の検索結果が得られることもあるので取りこぼしがないように複数検索するのがおすすめ。現在手に入る書籍だけにとどまらず過去の絶版になったものなどにもより良い情報がある場合もあるのでネット古書店や国会図書館なあどを利用するのも良いだろう。その際、司書の助けを借りるとスムーズに欲しい情報が手に入ります。

勉強したことがない分野の「勉強」法

何らかの調査をしようとする場合、自分がこれまで勉強していない分野の勉強をせざるを得ない場合がよく出てきます。そういう場合も、ひるまず、やってみましょう。

まず、自分が調べたい課題に関係しそうな学問領域が何であるのかを見定めます。そのうえで、その分野のスタンダードな専門教科書にあたり、不明点や疑問点を洗い出します。そして、その本の索引を利用して、より基本的な解説を加えているところを探し出し、場合によっては専門的な事典やネット上の情報も利用して、理解できるかどうかをチェックします。

ここで大事なことは、すべてを理解しようとはしないことです。知り得た専門用語や概念などを、ノートなどに記した調査課題のまわりに書き込んでいって、自分の理解がどの程度進展したかをわかるようにしておくとよいでしょう。

一方で、短い時間で通読できそうな良質の入門書を読み、その学問領域の全体像を自分なりにイメージできるようにしておきます。その領域の基本的な概念のおおよその意味、それらのつながりや構成、そしてその分野における研究手法などを把握していきます。

たとえば、「遺伝子組み換え作物の安全性」について知りたいとしましょう。その場合、そもそも遺伝子組み換えとは何か、ある程度まで知っていなければなりません。また、最新の報道記事を読もうとするときにも、そこで引用・言及されている論文を読みこなさなければなりません。そこで、そこに出てくる専門用語を分子生物学の専門教科書を参照しつつ( たとえば『 細胞の分子生物学』 Alberts ほか著、日本語訳はニュートンプレス社)、論文を読み進めます。また、それと並行して、この問題を一般向けに解説した概説本で評価の高そうなものを一冊選んで通読してみます。

知りたい情報が明確な場合、入門書籍を読んだ上で何を知りたいのかを探ります。その上で索引などを利用しダイレクトに情報へ飛ぶのもいいでしょう。時間が許すなら通読すると体系的にその分野のことが知れて知識に厚みができます。

溢れる情報の中から自分の知りたい情報を引き出すスキルは万人にとって役に立つもの。勉強したことない分野を開拓する時にも使えるスキルがまとめてここに!!

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