感謝の気持ちを持つことの重要性を説く書籍。人生の全ての分野で感謝の心を忘れないこと。いつもの生活の中で感謝の心を育む方法を紹介。
持っているものに意識を向ける
豊かさを実現しようとするとき、何に意識を向けるべきかがわかっていないなら問題だ。私たちは持っていないものについて不平を言うばかりで、ふだん受けている多くの恩恵について気づいていないことがよくある。
不平不満を言うことは欠乏意識のなせるわざであり、それについてはパート3でくわしく説明することにして、ここでは、持っていないものに意識を向けると、人生でどういう損をするかを指摘しておこう。
たとえば、「何をしてもうまくいかない」と悲観すると、どんな思いが浮かんでくるかを想像しよう。きっと大きな失敗やミスを振り返り、「自分は人生の失敗者だ」と思い込むだろう。その結果、持っていないものに意識を向けてしまう。
これはほとんどの人が経験することであり、よく気をつける必要がある。
私たちはいつも何に意識を向けるかを決めなければならない。そこで、次のことを実行しよう。
持っていないものにフォーカスするのではなく持っているものに目を向けることは精神衛生上も良い影響がある。持ってるものに感謝して過ごすことで自分の豊かさを実感してみよう。持たざるものにばかり目を向けると悲観や妬みなど負の感情に支配され、いい事がない。
失敗に対する感謝
挫折して物事が思うようにいかないとき、落胆するのはごく自然なことである。 しかし、 そんなときこそ投げやりになるのではなく、改善に向けて努力するために感謝の気持ちを持つことが大切だ。
失業や不合格などの挫折に見舞われたとき、まず、自分がつらい思いをしていることを認めよう。
次に、それを書いたり話したりすると、自分の感情を表に出すことができる。そうすることによって気持ちを落ち着かせよう。
いったん気持ちが落ち着いたら、その経験がどんな恩恵をもたらすかを考えよう。その際、3つのポジティブなことを思い浮かべるといい。たとえひとつしか思い浮かばなくても、想像力を働かせれば、少なくとも3つは見つかるはずだ。たとえば、スキルを磨く機会が得られる、人前で話す力がつく、家族と過ごす時間が増える、などなど。
リストを作成しながら、不運に見舞われたと思える状況に感謝をささげよう。その際、たとえば「この挫折の中にポジティブなことが見つかって、とても感謝している」と唱えると効果的だ。
初めのうちは実行するのが難しく思えるかもしれないが、 挫折の中にポジティブなことが見つかって感謝できるようになる。 それを習慣にすれば、人生の喜びが大きく増えることだろう。
ふだんの生活の中ですでに持っている素晴らしいものに気づくことが、すべての豊かさの始まりである。 エックハルト・トール (ドイツ生まれでカナダ在住の作家)
失敗した時のマインドセットをきちんと確立しているとそこから学び取れる何かがあることに気付くだろう。持っていることの素晴らしさをきちんと理解し、ありがとうという気持ちを忘れない。それがひいては豊かさにつながったりします。
感謝の心を持つ習慣であなたの日常を彩る数々のプラスを意識します。豊かな心の醸成で心穏やかに暮らすことができればあなたの生活がアップデートされます。
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