40歳からはカラダで差がつく！エリートの最強コンディショニング｜上野 啓樹

体重維持のためには毎日体重計にのる習慣がモノをいう。少しでも体重増加の兆しが見えればすぐに体重に反映されるから、毎日の測定で早めに気づくことができるのでそこが強みに。

潜在能力を引き出す健全なる思考

自分に向き合い、原因を突き止めた人だけが 40 代からも成長できるのです。ただし、勘違いも多いのでご注意を。「原因は何ですか？」と聞くと、「年末年始の飲み会が多かったから」「スキーに行ったときは平気だったよなあ……風邪を引いたのは、やっぱり誰かに移されたから」「別れの原因は彼女の心変わり」「客が怒ったのは、連絡ミス。確認するのを忘れてしまった」なんて返ってきます。

しかし、それは本当の原因ではありません。ただビールを飲みすぎたから太ったのではなく、自分に甘い性格やデトックスできない体が原因なのです。ただ、ビールの量を減らせば痩せるわけではありません。また風邪を引いたのは、人に移されたことではなく、自分の抵抗力が落ちていたからなのです。睡眠や食事、ストレスなど抵抗力を落とすようなことをしていないか書き出してみましょう。

そしてよく失恋する人には特徴があります。僕は恋愛講座というのもやっているのですが、別れた原因を相手のせいにする人は、たいていうまくいきません。パートナーの浮気、心変わりなど確かに自分に非がないように思われるのですが、あなたが素敵だったら、相手も浮気などしないものです。依存、束縛、言葉の使い方など、何か幻滅させるようなことをしていないか、「別れの原因に潜む原因」を考えて、次回は同じミスを繰り返さないようにしましょう。

最後に仕事。連絡ミスや勘違いなど、「ついうっかり」という事故はベテランの 40 代でも起きることです。しかし、あなたの「うっかり」は、たまたま今まで誰も指摘しなかっただけで、毎回、相手をムッとさせてしまっていたかもしれません。 「今まで同じことをしても怒られたことなかったのに……あのお客さんは怒りっぽいなあ。今回は謝っておくか」で済ませてしまう人は「怒られた」という結果にフォーカスが当たってしまい、仕事がいつもうまくいきません。

今まで結果を「10」で見ていた人は、ぜひ結果を「２」、原因を「８」にして物事を見てください。もちろん、悪いことだけではなく、「今回、契約につながったのは、連絡ミスを大幅に減らしたから」など、いいことも「２：８」目線で見て積み上げていけば、自分の成長にもつながり、何度でも同じことが再現できるはずです。