西洋哲学や宗教、数学などのわかりやすい入門書の著者として知られる白取春彦氏。そんな著者による思い煩うことなく毎日を生きるのに役立つ考え方50!!
書いて考えよ
「考えてもわからない」と言う人がいる。
「さんざん考えてみたけど、やっぱりわからない」
とまで言う。それは考えてないことへの言いわけだ。
わたしたちは、ちょっと面倒な計算をするときは何を使うだろうか。紙とペン、もしくは、電卓を使う。頭だけで正確に計算することなんてできない。
考えることもこれとほぼ同じだ。道具を使わなければ、順序立てて考えていくことなんてできない。
では、わたしたちが考えるときに使う道具とは何だろうか。言葉である。人間は言葉を使ったときにだけ、ちゃんと考えることができるのだ。
わたしたちはぼんやり考えることもあると漠然と思っているけれど、それは考えることではない。自分ではぼんやりと考えているつもりだろうが、実際は、想像の絵やイメージをいくつも並べているにすぎないのだ。
言葉を使うときだけ、人間は本当の意味で「考える」ことができる。 では、実際にどうすればいいのか。方法は簡単だ。言葉を使えばいいのだ。言葉を使うしかない。具体的には、紙に文字を書いて考えるのである。
すると、どうだろう。不思議なことが起きる。
昨日までわからないと思っていたことがわかるようになるのだ。今まではなかなか結論など出なかったものが、結論が自然と出てきてしまう。
それが自分の考えの現時点での果実である。
考えてみたがわからない、そんな時は文字に書き起こしてみるすると不思議と答えが出ることも。頭の中で考えるだけでなく書いてみる。行き詰まったら試してみてほしい。
「幸せ」ではなく「満足」を求めよ
誰でも、幸せを求めるという。
けれども、求めるべきは幸せではなく、満足である。
どんな幸せにも羽根が生えているが、満足は大きな亀のように重く、決して飛び去ることがない。
幸せは、日本語で仕合せと書く。英語ではHAPPYと書く。ドイツ語ではGLUCKと書く。これらの言葉はみな、「偶然」という意味から生まれている。
すなわち、幸せは偶然に得られるものだと古代から知られていたわけだ。だから、宝クジに高額当選するのも幸せの一つである。
そんな偶然を願って生きるならば、がっかりすることが多くなる。なぜならば、偶然はたまにしか起きないし、自分の行ないとはあまり関係がないからだ。
しかし、自分がまじめに力を尽くすならば、仕事においても生活においても必ず満足が得られる。満足は、自分の行ないによって、その必然的結果として得ることができる。
つまり、幸せは偶然にしか得られないし、その偶然がいつ来るかわからないが、満足はすぐに得ることができるわけだ。
満足した一日、不満のない日々、満足に充ちた人生。これこそ、確かな幸せと呼ぶべきではないだろうか。
幸せはその人の思う理想だったり妄想だったりするので肥大しがち。幸せを追い求めているとキリがない。なので日々の行動や結果に満足することをゴールにする。そこそこ満足できた結果ならそれで良しとする。そうすることで日々の充実度は変わってきます。
頭が良くなる思考術。日々の生活のシーンで有効となる思考法でそんな視点を持つことで日々の満足度は圧倒的に上がります。
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