Book

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法|藤原 和博|100人に1人の人間になるのに必要な要素は何か?

グローバル・スーパーエリートはさておき、僕たち普通の人が100人に1人の人間になるのに必要な要素は何か?7つの条件をクリアすれば誰でも1%のレアな人になれます。

パチンコをするか、しないか

パチンコ族とパチンコをしない人は、いったい何が違うのでしょうか。時間をマネジメントする発想があるかどうかです。パチンコ族は時間を非生産的なことに使っても平気で、時間に対するマネジメント感覚が乏しいといわざるを得ません。経済が右肩上がりで伸びていくような「成長社会」では、市場全体が拡大していきました。だから、時間をムダにしているパチンコ族でも、それなりに働いてさえいれば、社会全体の利益のおこぼれにあずかることができました。しかし、「成熟社会」では市場全体が縮小していくので、おこぼれにあずかれる余裕など、どこにもありません。時間のマネジメントができない人は、できる人に比べて、時間あたりに出せる付加価値が少ないので、真っ先に労働市場から淘汰されます。時間はどんな人にも平等に 24 時間与えられていて、かつ有限な資源です。資源にはお金や人脈もありますが、それらの資源は最初からもっている人ともっていない人に差があります。なくなっても、また増やすことができる資源でもあります。しかし、時間だけは違います。万人に平等に与えられ、なくなったら二度と増やすことができない資源。その貴重な時間を主体的にマネジメントし、高い付加価値を生み出せる人でないと、これからの時代は生き残っていけません。

パチンコや競馬競輪などギャンブルは胴元が儲かるようにできているのでハマっている時点で負けが確定しているようなもの。よくパチンコで10万勝ったといってそのお金を湯水のように使ってまた金欠になる人がいるが、そういう人たちは昨日負けたことを忘れているのでしょうか?ギャンブラーに年間トータルでいくら勝ったのと聞くとマイナスであることを誇らしげに言う。エンターテインメントとして楽しんでいるうちはいいがそうでない場合すぐにでもやめたほうがいい。

スマホゲームを電車の中で日常的に行う

私がケータイゲーム依存症の人に対して、ビジネスパーソンとして問題だと考える点があります。ギャンブル依存症の人は、支配層の術中にはまって、知らず知らずのうちに憂さ晴らしをさせられ、安月給でこき使われてしまうわけですが、同じようにケータイゲーム依存症の人も、携帯電話やゲーム会社、マーケッターの術中にはまって自分をコントロールできなくなっています。つまり、どちらもメディアを主体的に使いこなすことができない。それどころか、メディアに使われてしまっている自分を自覚さえできていないことが問題です。そういう人は、おそらく仕事にも主体的に取り組むことができません。いつも流行に乗せられ、それを後追いするだけで終わってしまう。自分が主体的に流行をつくり、人々を夢中にするサービスを提供する側には回れません。第一、ゲームのしすぎで、アイデアをじっくり考える時間もないでしょう。電車の中でゲーム依存症になっている若者を見るたびに、私は「ああ、もったいないなあ」と感じます。貴重な時間と可能性が目の前でムダ使いされているからです。その時間を、たとえば電車内の中づり広告などを眺めて、世の中で何が起きているのかを考察することにあてれば、ビジネスパーソンとして合格なのですが。ケータイゲームの電車内依存症者は、それを文庫本に持ち換える努力をしましょう。そして、電車を降りたら顔を上げて、リアルなビジネスのゲームに参戦してください。

ケータイゲームは課金すればするほどレベルが上がっていく。ゲーム自体のクエストもどんどん追加されプレステのゲームなどにあるエンディングと言うものがない。なので一度ハマって大量課金すると課金したお金がもったいなくて続けてしまう。なので新しいゲームがどんどんリリースされているにも関わらず、一部のゲームの独占状態が続いている。電車でついついスマホゲームをやってしまう人はスマホのアプリをKindleに変えて書籍を読むように変えてみるだけで充実した時間が過ごせるようになります。

本を月1冊以上読むか、読まないか

本書を読んでいる人は、今月、何冊目の本でしょうか? 先月は何冊読みましたか?「 1 冊以上」という人は、おめでとうございます! あなたは「 100 人に 1 人」になる最低限の 3 条件をクリアできました。この段階で、「 8 分の 1」の人になっています。周囲の人を見回してみてください。パチンコ族やケータイゲーム依存症の人、本をまったく読まない人はいませんか?その人たちよりも、確実に生き残れる、食べていける確率が高いといえます。「月に 1 冊も本を読まない」という人は、まずは「月に 1 冊以上」を目標にして読書を始めましょう。条件 1(パチンコをしない)と条件 2(ケータイゲームを電車の中で日常的にしない)で、「成熟社会」では時間に対するマネジメント感覚が不可欠だと述べました。条件 3 は、そうやってマネジメントして得た時間をどこに投資するかです。まずは読書に投資すべきでしょう。なぜなら、「成熟社会」では、教養の差こそが競争の差別化要因としてますます重要になってくるからです。「成熟社会」というのは、「みんな一緒」から「それぞれ一人ひとり」になるということ。全員に共通する価値観が減っていき、バラバラの個人がそれぞれの人生を模索していきます。

読書は本当にコスパの良い趣味です。すきま時間を埋めるツールとしても書籍は優秀で、常にスマホやタブレットに電子書籍をダウンロードしていれば何十冊も持ち運びが可能。もちろん紙の本でも構いません。僕はKindleで出版されている本はKindleで、そのほかは紙の本を読むようにしています。まずは月1冊、そして週1冊という風に徐々に読む量を増やしてみてください。知識が増えるだけでなくエンターテインメント作品なら楽しく読むこともできます。

世の中の1%の食える人になって搾取される層からの脱却をしましょう。ギャンブルに嵌らない、電車でとりあえず時間潰しにスマホゲームをやらない、本を読む。とりあえずこの3つだけでも少数派の地位が築けます。そのほかの条件も1%の人間になるために有効なので是非チャレンジしてみてほしい。

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。

【サブスク】 Kindle Unlimited

Kindle Unlimitedの詳細はこちら

僕が利用している読書コミュニティサイト

【本が好き】https://www.honzuki.jp/

【シミルボン】https://shimirubon.jp/

-Book
-, , , ,

© 2024 51Blog Powered by AFFINGER5