家賃は今すぐ下げられる！──家賃崩壊時代にトクする知恵｜日向咲嗣｜51Blog

家賃は今すぐ下げられる！──家賃崩壊時代にトクする知恵｜日向咲嗣｜黙って住み続けていても、家賃は決して下がらない

2022年12月14日

都市部での高い家賃を当たり前のように払っていては勿体無い。黙って住み続けると隣の人より多く家賃を払い続けることになるかも。あなたがまず真っ先に取り組むべきなのは、家賃の値下げ交渉である。

２０４０年に空室率 40％の衝撃

人口の減少が進む一方で、賃貸住宅の供給はといえば、新規着工件数こそ、ここ数年は大きく増えていない（２０１３年の 37 万戸に対して、２０１７年は 41 万戸）ものの、一度建築されたアパートやマンションは、 10 年や 20 年では取り壊されたりはせず、そのままストックとして残っていくわけだから、賃貸住宅の供給能力は、年々減ることなく積み上がっている状態である。　その結果、どういう現象が起きているのか。

２０１３年時点で、日本全国の賃貸住宅のストック数は約２２８１万件なのに対して、空室総数は４２９万件もある。率にすると、なんと 18・８％にも！（平成 25 年住宅・土地統計調査によれば、持ち家も含む住宅総戸数に占める空き家全体の割合は 13・５％だった）

野村総合研究所のレポート（『人口減社会の住宅・土地利用・社会資本　管理の問題とその解決に向けて』）によると、もし現行のストック（総住宅戸数）の純増が将来も続いたとしたら、２０４０年には空家率がなんと 40％までハネ上がるというショッキングな試算データすらある。

また、同調査では、新規着工戸数を現状の半分に抑制し、減失戸数を現状維持と仮定した場合でも、空家率は 30％を超えると予測されていて、事態はかなり深刻である。

空き家率が増えるなか同じ家賃で同じ部屋に住み続けるのは勿体無い。大家の痛いところをついて家賃交渉すべし！空き室が出たらその部屋の家賃を調べるのも手。

賃貸サイトの情報はアヤシイか？

「××で見たんですが、△△マンション○号室って、まだ空いてますか？」「はい。大丈夫です。まだ空いてますよ」　ネットで探した物件に、そう問い合わせをして、いそいそと不動産屋の店舗に出掛けてみたら、こう言われてしまったことはないだろうか。「ごめんなさい。管理会社から連絡ありまして、今朝申し込みが入っちゃったみたいなんですよ。せっかく来ていただいたんですから、ほかの似たような物件をご紹介しますよ」

相場より安い掘り出し物件を探している人ほど、遭遇しがちなシーンで、「これは！」と思って問い合わせたのが、ことごとく消えていたりすると、「賃貸サイトの情報はアヤシイものばかり」に思えてくるだろう。

いわゆる「オトリ広告」が強く疑われるわけだが、これが紙媒体などに比べて審査が緩い賃貸サイトのアキレス腱。

さすがに、最初から実在しない架空の物件を掲載するケースは稀にしても、掲載と成約とのタイムラグが生じがちな賃貸サイトの性質を逆手にとって、意図的に更新をさぼっているとしか思えない情報が蔓延している。　不動産屋からすれば、来店さえしてもらえれば、あとは自分たちのセールストークでなんとでもなるという考え方なのだろう。

最近はどこの賃貸サイトでも、運営会社が不正行為には厳しく対処するようにはなっているものの、更新漏れの物件をすべて排除するのは、現実的に不可能である。

オトリ物件あるあるですよね。僕も初めて一人暮らしを始めた時、おしゃれなメゾネットタイプの物件が格安でサイトに載っていたのでそれを契約しようと店舗に赴いたら、タッチの差で契約されちゃいましたと他の物件を紹介された。後で知ったのだがオーナーが〇〇市市長！有力な人がオーナーだと圧がすごいのだろうか（笑）期間も短かったので仕方なくその物件にしたら引っ越しの後空き室だらけ。こういった場合は家賃交渉できたわけだ。

家賃を下げるための交渉をするべく、必要な情報や交渉のテクニックポイントなどを一通り網羅。この一冊読めばあなたが無駄に高い家賃を払わなくて良くなります。オーナーにとっては最悪の書籍（笑）

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。