序盤は著者の不幸な半生が綴ってあるが、そんなの聞いてもしょうがないので、飛ばして「2限目」から読みはじめる。
幸せにほキリがないので、最悪な選択肢を思い浮かべ「それ以外」のもの(普通の日常)ならOKという考え方。たしかに普通じゃ満足できないと感じ、上ばかり見ていつより、最悪を想定しそれ以上ならよしとすれば、少し気分が楽になるかもしれない。
「〜しなければならない」の呪縛からの解放
「〜しなければならない」と思うのではなく「これでいい」と思うことで呪縛から解放されると著者はいうが、これをチャレンジしない理由にするのはちょっと違うかなと思う。行動の伴わないビジョンは無意味なので、具体的にどんな行動をしているか洗い出す。僕は色々な自分の興味に手を出しては飽きてしまい、すぐ次の興味へというのを繰り返してきたためどれも中途半端だ。しかし、なんでも物事は極めなければならない、自分のものとしなければならない、と思うのではなく、ここまで出来たのだから中途半端ではなく、普通の人だと思うことで自己肯定できれば楽になる。
諦めるという勇気
一つのことを諦めても、次に向かって何度でもまた進んで前を向けば良い。「あきらめる」ことで「手に入る」ものがあるから、それを想像するのがいい。僕は病気で仕事を辞めて(諦めて)しまったが、そのかわり少しずつ病気が良い方向へ向かっている。今は時折くる幻聴や思考停止と戦いながらも、趣味で音楽を聴いたりブログをやったりしている。
希望を実現するために「◯◯したい」ではなく「◯◯する」という言葉を使う。自分の思いを「具体的に」考え「自分で決断し、行動を起こす」。実現までのスケジュールをたてる。
人脈について考える
昨今SNSなどでも、繋がっている人が多いほど偉い。少ないやつはダメなやつ。そんな風潮があるが、「多くの人を知っている」ということだけにフォーカスしてしまうとトンチンカンなことになる。人脈が広くても、自身の具体的な行動につながらないようでは、まるで意味がない。とはいえやっぱり僕のように「友達が一人もいない」のは結構コンプレックスになる。この本流にいえば「家族も友達もいない天涯孤独」ではないのでOKということだろうか。
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