高速経営!ソフトバンク、ヤフーの研修で受講者が殺到する人気講師が語るあらゆる問題をたちどころに解決へと導く全技術!現場で次々に起こる問題に悩むビジネスマンに向けたトラブルシューティング本。
素質は関係ない。問題解決は100%スキルである!
「問題解決力は、生まれつきの素質の要素が大きいから、自分には無理です……」
このように、最初から諦めてしまう人がいます。
他にも、「問題解決力は、外資系のコンサルティングファームに勤務しないと、身に付かないのでは?」と思っている人が多いようです。
しかし、これは完全に誤った考えです。
私がヤフーの中で主催している問題解決養成塾は、銀行や製薬会社、アパレルなど、社外のビジネスパーソンも数多く受講しています。
これまでに、 70 社ほど、累計で210人以上が参加してくださっています。
おそらく、その会社で選抜されて参加しているのだろうと思いますが、正直に申し上げて、初めは、ほぼ全員が問題解決力が低い状態です。
会社名を見ると、有名な企業ばかりです。
世間的に優秀だと思われている人たちでも、問題解決力が低いのです。
おそらく、世間に「問題解決力」という言葉が広まってしまったため、能力のように誤解してしまっている人が増えてしまったのかもしれませんが、問題解決に、頭の良し悪しや、生まれつき持っている能力なんて関係ありません。
問題解決とは、100%スキルであり、方法論 です。
したがって、 勉強さえすれば、誰でも身に付けることができる ようになります。
ただし、かつての私も散々遠回りしましたが、勉強の仕方を間違えてしまうと、問題解決スキルが身に付かなかったり、身に付けるのに時間がかかりすぎてしまったりします。
正しい方法論を学ぶこと。
これが、何よりも重要なことであり、問題解決スキルを身に付ける近道なのです。
問題解決の能力は一般的には皆低い状態と聞いて納得。一流企業においても学生時代好成績で入社したにも関わらず低レベルな人間が多い事実。だから著者のような講師の講義、セミナーが人気なのだろうが。問題解決はスキルだと言い切るその内容とはいかに。
「知っている」と「できる」はまったく違う
問題解決の手法を知っている人が、現場で問題を解決できるとは限りません。
問題解決のスキルを知識として持っていたとしても、それを実際の問題に直面した場面で使えなくては意味がないからです。
実際に、知識欲があって、コンサルティングファームが編み出したフレームワークを数多く知っているビジネスパーソンがいます。
しかし、宝の持ち腐れではないですが、持っていても、使えなくては意味がないのです。
以前、こんなことがありました。
勉強意欲が旺盛で、ビジネス本を数多く読んだり、セミナーに頻繁に参加したり、自己研鑽に余念がないMさんという社員がいました。
問題解決に関する知識も豊富に持っているのですが、いざ問題に直面すると、うまく使えません。
あるとき、社内である大きなプロジェクトがあり、Mさんは、自ら手を挙げ、プロジェクトのリーダーに就任しました。
15 名程度が参加して、業務の品質を上げていくことを目的としたプロジェクトでした。
最初は順調に進んでいましたが、途中からプロジェクトの進行が滞るようになりました。
毎週、定例でミーティングがあり、前回のミーティングで決まったデータ分析などの課題をプロジェクトのメンバーが、締め切りまでにやってこなくなったのです。
Mさんは、その頃から、こんなことを口にするようになりました。 「○○したら、うまくいくはず」 「問題解決やプロジェクトマネジメントの本には、△△と書いてあったから、こうやればできるはず」
勉強熱心のMさんは、ビジネス本に書いてあったり、外部のセミナーで学んできたりしたことをたしかに実践しているのですが、うまくいきません。
結局、プロジェクトが計画どおりに進まず、参加しているメンバーから、猛烈な批判を受け、Mさんは途中からプロジェクトリーダーを降りることになってしまいました。
Mさんは、問題解決に関する知識もあり、フレームワークも山のように知っています。
でも、知っているからといって、使えるわけではありません。「知っている」と「できる」には、大きな違いがあるのです。
本を読んだだけで、問題解決スキルが身に付かない所以かもしれません。実践が伴わなければ、結局、学んでも意味がありません。
Mさんも、アウトプット、つまり成果を意識しながら、インプット、つまり情報や知識を習得していれば、結果も違っていたと思います。
問題解決を学ぶときも同様です。あなたも、問題解決を勉強する際は、ぜひ、アウトプットを意識しながら、インプットしてください。
僕も読書量から知識だけは一丁前にあるという人間の一人。知識の使い所を探して人生を豊かにする方向に持っていくためインプットは止める気はありませんが、実際の現場で役に立つかどうかは別問題。しかし、得た知識を試す段階でさまざまな障壁を乗り越えるとその先の果実を手に入れることができます。アウトプットを意識してトライアンドエラーを繰り返して人は成長するものかと。
問題解決スキルというのは実際に問題に向き合ってみないと発揮できないものかと思います。だから知識を得たら実践してみてその効果を測定というサイクルで回していくと身につくものだと思います。そんな問題解決の壁を乗り越えるときに傍に置いておきたい書籍。
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