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ハーバード医科大で学んだ からだを正す意識の力|柳舘富美|病気の根本を見つけ正確にその因子にアプローチ

体質や生活環境により心や身体を病む原因は様々。説明のつかない病気も多々あります。同じ病気、同じ投薬でも効き目が人によって違います。場合によっては悪化する場合も。病気の根本を見つけ正確にその因子にアプローチするには?

自然治癒力で体調が良くなった事例

腰痛と坐骨神経痛で来院された 60 代の男性です。「痛みで仕事ができなくなるかもしれない」という不安を抱えて来院されました。最初の治療から反応がよく、痛みが一時的に取れたので、この痛みは1か月でよくなり、仕事も復帰できるとお伝えしました。すると、1か月後、本当に痛みが取れて仕事に復帰したのです。彼は、他の病院で、あなたの痛みを取るのは手術しかないが、手術してもよくなるとは保証できないと言われ、途方に暮れていました。彼もよくなるのなら手術も否めないということでしたが、できれば、手術をしたくないし、手術しない方法で何とかよくなりませんかという相談でした。まずはその方の不安を取り除き、症状はよくなると医者が言うだけで、その方の自然治癒力が働き、本当に症状が楽になることはよく経験します。 40 代の女性は、「更年期」かもしれないと来院されました。彼女は、他人のいい加減なやり方がとても気に障り、表に出してはいけないと思い、自分自身で抑圧していました。体の症状は肩こりと頭痛です。やってはいけないと強く思っていると、やってはいけないと思うことに出会うのですと伝えました。なぜ、それをやってはいけないと思うかというと、過去に自分がそれをやっていて、そのことに対し、罪の意識を持ったままにしているからだということを伝えました。その罪の意識は、すぐさま、神様に返してしまうと楽になります。  神様は、罪の意識を持ち続けることを望んではなく、罪の意識を手放し、そのとき、神様から受け取る示唆がありますから、それを受け取りその示唆に従い、楽になりましょうと私たちに語りかけています。

この二つの事例のように心の持ちようで病気の症状が改善するケースがいくつもあります。その際たるものが健康食品。世の中に出回っている健康食品やサプリメントの類のものには科学的根拠を示しているようで実はあまり効果が認められないものも多いのですが、プラシーボ効果でサプリを飲んでいるという安心感から効果が出る場合も。なので逆に効果に疑問を持っている僕のような捻くれ者が面倒くさがりながら飲んでも効果はあまりないということです。

恨みをやめる、許す

あなたは、どれくらい恨んで生きているでしょうか?うれしいという気持ちは、感謝とか祝福に近いですよね。美味しいも喜びに近い感情だと思います。素敵だな、美味しい、うれしいなどの気持ちは、感謝や祝福に調和します。喜びでない場合、基本「恨む行為」だと思うと、驚きませんか。意識して感謝しよう、祝福しようと思っていないと、ほとんどが恨みの感情だったということになります。普通の日常が、恨みばかりということに気づくと、変えるきっかけになります。自分の目の前の人に対して、相手の発展繁栄を心から祈ることができるでしょうか。できなければ、何かしらの恨みがあります。その人に対して、カルマがある場合もあるでしょう。あのとき、あの人のせいで、ひどい目にあったと恨み続けているのかもしれません。その恨みを手放すとき、恨みはいけないから、手放さないといけないという理屈では、実際は手放せないのです。恨みを手放すには、「許す」ことが必要となります。許しのエネルギーを受け取るとも言えます。ひどい目にあわされたという恨みを溶かすのが、許すことなのです。 許すことは、自分でできることではありません。許すエネルギーを神様から受け取る必要があります。許しのエネルギーは、常に受け取ることができます。受け取らないのは、私たちのほうの問題です。これだけは、許せないからと思っていると、許しのエネルギーが来ていても、絶対に受け取らないと拒否しています。でも、もう許して楽になろうと決めると、許しのエネルギーを受け取ることができます。許しのエネルギーを受け取ると、何より自分自身が楽になります。自分が楽になるよりも、あいつを恨んでいたいと思う気持ちがあるうちは、なかなか受け取れないのです。本書を読んだ人は、意識的に許すことをすると決めてください。許して楽になることを選ぶと意識的に決めることで、許しやすくなります。

世の中生きていると人をイライラさせる人と遭遇したりするのが日常。しかしそうした人にいちいちイラついていたら自分の大切な時間を奪われることに。SNSでの批判に反論したり、喧嘩を買ったりという行為は無駄な時間だと思います。相手を許して仕舞えばそこで話は終わるのにいちいち突っかかっていては時間の浪費になるのです。最近アンガーマネジメントという言葉がよくみられるように。怒りをおぼえたらとりあえず深呼吸とともに6秒間待ってみましょう。きっと怒りを沈められるはず。そうあなたの怒りは一時的なもの。怒りに任せて攻撃的になるとそこから戦闘モードに突入していいことはありません。

瞑想、暗示、願いなど医学を超えたからだの癒し方を伝授。あなたの日常にちょっとプラスするだけで、意識するだけで、からだの状態を良好に保つことができます。

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