ミニマリストはちょっと無理という層を中心にシンプリストという少し緩い生活への関心が高まっています。モノを持たない生活が合っている人もいるがどこか喪失感を感じている人も多いのでは?そこでシンプリストにシフトチェンジ。好きなモノに囲まれて、小さく豊かに暮らす方法を提案。
身軽に軽やかに生きる
最近、登山を始めました。
ザックに必要なものをパッキングして山を登ります。山の中で食べるごはんは美味しいので、バーナーやクッカーを入れ、汗をかくので着替えも必要。さらに山の天気は変わりやすいので雨対策も必要だし、熊や害虫もいるので、対策グッズも必要。いつの間にかザックの重量はどんどん重たくなります。
すると体への負担が大きくなり、足取りは重くなり、楽しいはずの山の景色も楽しめなくなってきます。身を助けてくれるはずのモノが、いつの間にか負担になり、足かせになるのです。文字通りお荷物状態です。
だから、持っていくモノは厳選するようになりました。もちろん命にかかわるモノは削れません。なくてもさほど困らないモノは持っていきません。重要度と重さを天秤にかけて、自分の頭で判断します。
パッキングウェイトが軽くなると、より難易度の高い山にもチャレンジできるようになります。準備も楽になるので、前日の夜に思い立ち、翌日山へ行くなんてこともあります。
何より楽しめるようになりました。今では天気がよければ毎週のように出かけ、 山行 がより身近な生活の一部になってきました。
人生も同じように楽しみたい。だから身軽でありたい。
住みたい街や部屋があれば、引っ越ししたいし、仕事でも遊びでも、何か少しでもやってみたいことが出てきたら、ためらいなくやってみる。やってみたけど、楽しくなかったことはとっととやめる。
人生 80 年とすると、私の人生もそろそろ折り返し地点。これまであっという間だったので、おそらく残された時間も一瞬でしょう。人生最期の日に、出会った人に感謝し、やりたいことをやり遂げた、思い残すことがないと思いたい。
人生を楽しむには、「荷物」は少ない方がよいです。
持ち物について精査し厳選されたお気に入りのものだけに囲まれて生きる。無駄に増え続けたものほど一軍でない場合が多い。クローゼットも靴箱も一軍だけで構成されるとスッキリするし満足度も高い生活がおくれる。
孤独を恐れない
これまでの内容を読み返すと、とくに「余白」を主張するあたりに、我ながら「ゆとり」を絵に描いたような人物だなと思わざるをえないのですが、この考えに至るまでの過去を振り返ると、孤独な側面もありました。とくに大学受験に失敗してからの数年間は暗黒の孤独期。でもこの孤独が自分を鍛えてくれました。
1年の浪人生活の末、何とか大学生になった私は、楽しければそれでよいという周りのノリに違和感を感じていました。「つるむ」以外に、もっと他に大切なことがあるのではないか、ただでさえ、周りより出遅れているのだから、成長のために時間を使わないともったいない、家庭環境が恵まれた人たちがゆっくりしている間に成長してみせる、と執念に似た感情で、ウェブデザインからインテリアデザイン、プロダクトデザインまで、気になったことを手当たり次第、調べては手を動かし努力し、技術を研鑽していました。
もちろんそんな本音を打ち明けられる人なんて周りにはおらず、答えのない問いを考える孤独な時間を過ごすことになります。時に、そんな自分を癒してくれたのは読書でした。
自分が今感じていることとぴたりと波長が合う本に出合うと、直接会話することができなくても、ああ、自分はひとりじゃなかったと、それだけで救われた気分になり、自分の過去を含めて肯定してもらえたような感覚になります。
リアルでの人間関係においては、本音で語り合えて、かつ、共感できる人なんてなかなか出会えるものではありませんが、本であれば、偉人と呼ばれる人物であっても、本音で語りかけてくれます。私が、本が好きな理由です。
そして、今思うのは、この孤独の中、自己鍛錬した日々が今の自分を支えているということ。
読書は自分にたりないものを知識によって補うことができる習慣。リアルな人間関係ではなかなか本音で語り合えない。読書における著者は偉人であっても本音で語りかけてくれるのが読書のメリット。知識をいろいろな面から蓄えていくと審美眼も鍛えられモノを選ぶ基準に変化が。
シンプルに生きるための身の回りの整理。無駄なモノを減らして必要なモノを必要なだけ。あなたの審美眼で選んだモノたちに囲まれて生きる。幸せなシンプルライフを手に入れてみては?
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