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できる人は声を使い分けている 心を操る発声法とは?

多くの人は、「声なんて変えられない」と思っているでしょうが、決してそんなことはありません。声は変えられます。なぜなら、発声は持って生まれた「資質」ではなく、単なる「癖」だからです。「癖」は誰でもなおせます。TPOに合わせて自由自在に声を使い分ければ、ビジネスもプライベートも、すべてうまくいきます。秘訣は……〈声で酔わせて、心を操る〉職場で優位に立ちたいなら >>>「ツアコンの声」でリーダーになる頼み事を断るときは >>>「個性派ヴォーカリストの声」でしっかり伝える悩みを聞いてほしいなら >>> 「葬儀司会の声」で深みを出すきつい印象を和らげたいなら >>>「落語家の声」で想像させる異性にアピールするなら >>>「カップリングパーティ司会の声」で乗せるできる営業マンを目指すなら >>>「有能な詐欺師の声」を見習うべし。

陽と陰の声

声の色は、大きく2つに分けることができます。ひとつは「陽の声」、もうひとつは「陰の声」です。

・陽の声の特徴……明るく含みがない。語尾が上がっている。わかりやすく、相手を乗せることができる。

・陰の声の特徴……深みがあり、語尾が下がっている。相手を惹き付ける魅力があり、高級感のある声でもある。

声色一つで明るい印象になったり相手を引きつける魅力的な声になったり。特に女性の場合声色を使い分けている人が多いような気がする。男性でもこうした声色による説得力アップの効果やなんかが見込まれる声色を使い分けることは意味があることだと感じた。僕は滑舌が悪くSiriに話しかけてもうまく聞き取ってもらえません。これも訓練なのかとは思っているがなかなか自分の発声を練習するという行為には至らない。ボソボソ喋って暗い雰囲気になりがちなので、挨拶ぐらいはできるだけ明るい声でしてみようかなと思った。

職業毎の最適な発声法

職業によって、機敏な動作が求められるものもあれば、丁寧にゆったりとした対応が求められるものもあります。ツアーコンダクターには、キビキビした動きや敏速な処理能力が求められますが、精神科医がキビキビしていたら患者さんは落ち着かず、受け入れてもらえない印象を抱くでしょう。これと同じように、声にも速度があります。

・速い声の特徴……時間を意識しなければならない、機敏に団体を動かす必要のある場合など、動きにリズムをつけていくことができる声。発するものに主体性のある声。

・遅い声の特徴……ゆったりと時間が過ぎる印象を与える。相手のテンポに合わせる、寄り添うことが大事な際に効果的。

職業によっても、速い声と、遅い声使い分けるとより好感度がアップする場合も。僕は普段、ボソボソとした声で、早口、しかも滑舌が悪いという三重苦の発声をしている。この本を読むまでは自分の喋り方に気を使うなんてことはなかったが、改めて自分の声を分析してみると、最悪なことがわかった。

陽の声。人を引っ張る明るい発声

・言葉を明瞭にする……母音をはっきり発声する。

・遠くに届く大きな声を出す……大きく息を吸い込んで、それを遠くに飛ばすイメージで発声する。

・瞬時にテンションを上げる……急に思いっきりお腹が痛くなるまで笑う。

根暗な僕には陽の声をマスターするのは難しそうだが、明るく接した方がいい場合、このようなポイントを意識して発声すれば良いのだという知識だけは持っていても損はない。

陰の声。体に響かせる深い発声

・口を閉じて、ハミングの要領でお経を唱える。

・下腹を意識して、「うほうほ」とゴリラの真似をする。

・お腹に響く声を意識できたら、言葉を発した後に必ず口を閉じる。

こちらの陰の声の方が僕には馴染み深い。高級感のある印象をあたえやすい陰の声は知らず知らずの間に安定した印象を与えていることもある。

ギャップを狙った発声も効果的

ウェイトレスやテレフォンオペレーターの発声のように、相手の心の、まさにかゆいところに手の届くような発声で、思うままに人の心を動かす発声の練習法です。 「その気にさせる声」とは、すなわち相手の気持ちに寄り添う声です。そして、空気を巧みに読む発声です。これがうまくできれば、公私に関係なく人に好かれますし、大事にされます。この発声は、練習すればできるようになるというよりも、今ある価値観を一度完全にくつがえすことで、だいたいの人はできるようになります。たとえば、テキパキと男性のように仕事をする女性は、色気や可愛らしさを感じさせる声を嫌悪することがあります。また、体育会系で男気のある男性は、とにかく大きな声でハキハキ話し、ズバズバと物事の核心をつくことを好み、甘い低音の囁きなんぞは男の風上にもおけない、と軽蔑することがあるのです。でも、男性は女性に母性を求め、女性は男性に父性を求めるものです。テキパキ男性ふうの女性が、ふと見せる母性、柔らかく女らしい物腰や言葉遣い、女性らしい声を発したら、そのギャップはたまらない魅力になります。

声色が与える様々な印象を自分でコントロールし、TPOにあった発声法で信頼や好意を勝ち取ることさえできるという趣旨の書籍。ビジネスにもプライベートにも応用できる発声法の使い分け。まずはハードルの低い挨拶ぐらいから初めてみようと思った。

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