できる人は上司に“モテ”る 仕事は上司との関係が9割！｜高城 幸司｜ポイントは「上司攻略」

できる人の割合が上位2〜3%程度、ここに食い込むのに重要なのが読書などの勉強かと思います。時代に即したスキルを身につけるための近道はありません。日々研鑽を積んで少しずつ積み上げていくイメージで。読書する人の割合を見てみると1週間に1冊読めば上位15%、2冊読めればで上位5%に入ることができるようです。これを機に読書習慣をつけてみては？僕は一日一冊生活をもう5年間続けていますがルーティーンになって仕舞えば苦痛でなくなるし、そのくらいの時間を捻出するくらいわけなくなります。

グローバルに通用する人になる

これから先、あなたがいろいろな上司と出会うなかで、自分の仕事に計画性があるかどうかが「できる人」としての大きなポイントになるでしょう。

若い社員は上司に与えられた仕事をこなしながら成長していきます。

ですから、上司は部下に対して最初は「できるからやらせる」のではなく、「やらせながら教える」ことを試みるわけです。ただし、だんだんと部下たちにその経験が豊富になってくると、今度はできる人に仕事を任せたいと思うようになります。

では、まだ部下たちにやらせたことのない仕事があって、できる人にそれを任せたいけれど、全員の能力や経験が似たりよったりの場合には、上司はどうするでしょうか。

ここで白羽の矢が当たるタイプがいます。それは「次のことをちゃんと準備している人」。

野球選手でいえば、今は日本のプロ野球チームにいてホームラン王を獲りながら、来年からは大リーグに行くつもりで、そのトレーニングをしているような人です。

たとえば、大リーグに行った選手が次のような発言をしました。Ａ選手、Ｂ選手とではどちらが今後活躍すると思いますか？

Ａ「大リーグに来てびっくりしました。ボールが重いので」

Ｂ「大リーグに行ったらボールが重いだろうと思っていたので、日常の練習はもっと重いボールでやっていました」

Ｂですね。仕事も同じです。

今の仕事は当然、十分にやることができていて、そのうえで次に向かって準備している。そういう部下に上司は「仕事に対するポテンシャルがある」と期待するのです。まだやったことのない仕事を上司から頼まれたときに、 「えっ！　じゃ、じゃあ、がんばります」と動揺するのではなくて、 「そういう仕事が来ると思っていましたので、事前に準備していました」と答えることができるかどうか。できる人になるためには「これから自分はどんな仕事をしていくのか」と「自分は上司にどんなことを期待されているのか」を合わせて、今やっている仕事の次を、リアルに具体的に先読みして行動することが必要です。