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「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本 |根本 裕幸

元彼への想いが断ち切れない、あいつに言われたあの一言が許せない、昔からの夢が捨てられない。そんな悩み(執着)にスポットを当て、その正体を徹底解明。執着を手放す方法を教えます。

あなたをとらえる「執着」の罠

「この人以外に、自分を愛してくれる人はいない」

そう思っているとしたら、「その人と一緒にいられる」ことが、あなたのすべてを縛ることになるでしょう。

一緒にいられるんだったら、苦しくてもいい。なんなら愛されなくてもいい。そういった心理状態に陥るのです。

あなたは苦しいだけ。まったく幸せを感じられないのに、「それでいい」と思ってしまう。

すると、どうなるでしょうか。

自分は幸せなのか、快適なのか、喜びを感じているのか。そういったことが、すべて後回しになってしまうのです。

これがいわゆる「こだわり」ならば、プロセスがしんどくても喜びや楽しみがあり、その先に希望を見ています。しかし執着では、夢や希望は見えてきません。

では、恋人が愛情を与えてくれさえすれば、幸せでいられるのでしょうか。

答えは「いいえ」。

執着していると、愛情を受け取れないのです。

なぜなら、心を占めているのは、「その人を失ったらどうしよう」という怖ればかり。それだけに気を取られているため、恋人がどんなに愛情を与えていても、認知できない思考になっているのです。

執着が、喜びや幸せを受け取れない状態にしてしまったのです。

怖ればかりに気を取られているあなたは、恋人にどんどんしがみつくようになり、心の余裕を失っていきます。そうすると、それを「失わないこと」にばかりエネルギーが向いてしまい、肝心の相手の気持ちや状態などは考えられなくなってしまいます。

最も求めているはずの恋人の愛情。なのに、それに気づかない。それが執着が引き起こしたものだと知らない恋人は、そんな姿を見て、こう考えてしまいます。 「自分の愛情を、なぜ信じてくれないんだろう」

その結果、ずっと怖れていたとおりに、ほんとうに恋人の心が離れてしまう。そんなこともあり得るでしょう。

だから、私たち心理カウンセラーはこうアドバイスするのです。 「執着を手放してしまいましょう」

手放した瞬間、あなたが今いちばん大事に思っているものは、失われるかもしれません。でも、あなたは今よりずっと自由になり、幸せを感じられるようになるのです。

恋人が忘れられないという人は一定数いるかと思います。記憶に残っているぐらいならまだマシですが、それにより胸が痛んだり日々の生活に支障をきたすほど落ち込むようではやはり問題。そんな時は相手を忘れるステップとして何か新しいことを始めてみることをお勧めします。毎日のストレスをペンに乗せて日記に書き殴ってみるとか、何か仕事に役立ちそうなスキルを身につけてみるとか。生産性の高い行動をするように心がけましょう。

感謝の気持ちを伝えて新しいスタートをきる

前章の終わりに、あなたはその人と出会い、ともに生きたことで自分が学び、成長したところを見つめ直しました。これまでのすべてのことは、あなたにとって意味があり、あなたに価値を与えてくれるものでした。

あなたがそれを見つけたなら、次の段階へ進むときです。

学びを与えてくれたあの人に対して、感謝の言葉を 綴りましょう。

この「感謝の手紙」こそ、執着を手放すプロセスの本体 と言っていいものです。

これを聞くと、手放しというものに無関係に生きている人は、「意味がわからない」という反応を見せます。これまであなたを苦しめてきたその人、これから手放していこうという相手に対して、どんな感謝することがあるというのか、そう考えてしまうのです。

しかし、御恨み帳でさまざまなネガティブな感情を吐き出してきたあなたは、私のこの提案を、ストンと心に受け入れるでしょう。 感情を出したあとには、その人を愛し始めたころの純粋な愛が残るからです。 「あの人がいるだけで幸せ」   愛を綴るのが目的であって、手紙を送るのが目的ではありません。

・自分が今、その人に感謝したいこと

・その人と出会えてよかったこと

・その人との関係のおかげで、自分が気づき成長したこと

・これまでのできごとを経て、自分がさらに成長したこと

・その人が、その人であってよかったこと

書く内容は、 ただその人に対する感謝の思いだけ。 どんなかたちでもかまいません。イメージとしては、結婚式で読みあげる両親への手紙という感じでしょうか。

人に感謝を伝えるのは小っ恥ずかしいと思う人も多いだろうけど、感謝は言葉にしないとなかなか伝わらなかったりするものです。僕が昔働いていた会社のエリアマネージャーは赴任した翌年に契約社員である僕なんかに年賀状を送ってねぎらいの言葉をかけてくれました。まさかそんな上の人から年賀状をもらうとは思ってもみなかったので慌てました。そういう気遣いができる能力は集団の中で立ち回るために重要なスキルだということです。

執着していて手放したいと思っている事象はありませんか?もちろんいい執着もあるのでなんでも手放せというわけではありませんので、そこんところは臨機応変に!!

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