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悩みが幸せにかわるレッスン|名取 芳彦|心晴れやかに生きていくための方法

私たちを苦しめる悩みの正体を知り幸せに変えるレッスン。心晴れやかな日常を送るための方法論。

煩悩を見つめる

「なまけている」はだれが決める?

なまける、怠惰について書こうと思って、いろいろ考えたのですが、私一人ではなかなかまとまりません。そもそも、私はなまけようと思ったことが、ほとんどないのです。 仏教ではなまけることを〝 懈怠〟といい、「懈怠は、正しいことをやろうとしない煩悩」という分析 なのですが、「そりゃ、そうだ」で終わってしまいます。しかし、どことなく憎めない「なまけもの」の心が、そう簡単に片づけられるとはとても思えません。

それならば、三人寄れば文殊の智恵。私は、メモを片手に家族が 団欒 している居間へ乱入。ことの次第を打ちあけて、切りだしました。 「連想ゲームをやろう。ナマケモノと言えば?」 「お父さん」 「どうして?」 「朝寝坊で、なかなか起きてこないから」

末娘の即答した「朝寝坊」が、この後おもしろい展開になるとは、この時、予想さえしませんでした。

次に出た言葉は「宿題」でした。宿題をしなければならないのに、テレビや遊びに夢中になって、「まっ、いいや」となまけた人は多いでしょう。わが家の子どもたちも同様です。

そこから、「なまけるとは、やるべきことを、やらないでいること」というエキスが抽出されました。この場合は、本人が「やるべきこと」を知っているのになまけているという前提です。昔の数え歌に「七つとせ、なまけて遊べば馬鹿になる」という一節があったのを思いだします。すると次男が「だけどさ……」と言いました。 「だけど、本人はなまけているつもりはないのに、人に言わせると『あの人はなまけている』と非難されることは多いでしょう」

なるほど、本人にとっては「たいした問題でない」からやらないのに、周囲が「大切なことだから、やるべきだ」と考えれば、なまけものと言われます。本人にしてみれば、いわれなき汚名です。

学校しかり、会社しかりです。学校に入ったなら勉強すべき、部活動に励むべき、友達を作るべきだと大人は考えますが、それをせずにゲームばかりに夢中になっていれば、「なまけもの」の烙印を押されることになります。

望んで会社に入ったのなら、努力を惜しまずにやるべきことがあると上司や同僚は思いますが、それをしなければ「なまけもの、給料泥棒」の誹りはまぬがれません。

元来、怠け者気質な人というのは何かと理由をつけてやらないことが多いような気がします。僕もその1人です。できない理由を考えるのが長年生きてきて染み付いてきているため、新たなことを始めたりする時の障壁に。頼まれごととかはきちんとこなすのに、自分のこととなるとついつい後回しにする傾向にあります。僕は資産運用をしようと考えてから随分と時間をかけて運用開始しました。株式市場では10人に9人は1年経たないうちに元本を減らして市場から退場するということを知ったからです。しかしこれは正しく恐れれば取るに足らないこと。それに気付くまでたくさんの本を読みました。結果、今ではそこそこの運用益をキープし続けています。

なかなか腰が重くて新しいことが始められないという人はそれに関する知識を蓄積してやる気につなげると良いかと思います。メリットが多いと少し気分が上向きになってモチベーションも上がります。あとはそれに必要なツールを揃えてしまうこと。ガジェットなどを買うとテンションが上がっていい感じのやる気が維持できます。

食べ放題で取りすぎてしまう理由

お寺でご詠歌を一緒にやっている方々と、貸し切りバスでホテルのバイキングに行ったことがありました。

バスがホテルに近づく頃、私は全員に向かって言いました。

「みなさんは、バイキングスタイルの食事経験はあると思いますが、老婆心ながら申しあげます。お料理は、自分で食べられる分だけお皿に取ってください。食べ残しはルール違反です。

くれぐれも自分の分だけを取ってください。人の分まで取ってこなくていいのです。足りなくなったら、また取りにいけばいいのです。この団体は坊さんが引率していることをお忘れなきよう、伏してお願い申しあげます」

私がこんな 無粋 なことを言うのには、理由があります。

個人的に行くバイキング方式の食べ放題のお店で、 傍若無人 な無残な食べ残しをするのは、若い人でも、子ども連れの親子でもなく、ご婦人のグループに多いという印象があるのです。

年配のご婦人が、なぜそんな愚行をするかといえば、理由は二つ考えられます。

一つは、親切心からです。自分が美味しそうだと思ったものを、同じテーブルの人にも食べさせてあげようという 麗しい心がもとにあるのです。 「これ、美味しそうだったから、みんなの分、取ってきたわ」とテーブルの上に置きます。すると隣の席の人が、同じことを言いながら、同じ料理をテーブルに置きます。

結果として、テーブルには、山盛りの同じ料理がところ狭しと並ぶことになります。料理を選んでいる時には、お互いが必死なので、仲間が何をどれくらい皿に盛っているかは(皿だけに)さらさら気にならないようなのです。食べ残しの 双璧 は、キッシュとグレープフルーツだという観察結果はまちがいでしょうか。

僕は食べ放題が嫌いです。ほとんど元が取れず元を取るために食べ続けるのもなんか違う気がするからです。食べ放題の金額、一食にしては高いと思ってしまうんですよね。だから食べ放題は嫌い(笑)

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