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認められたい人が承認で動機づけるにはどうすればよいか?

日本社会における承認の特徴について掘り下げるとともに、企業や管理者が社員を承認で動機づけるにはどうすればよいか、社会人、ビジネスマンとして認められ、キャリアアップするには何が必要かを、新しい視点から論じています。認める立場の人、認められたい人、そして日本の組織や社会の奥深さに興味をもつ人。それぞれの立場から読めば、きっと役に立つだろう。

他人からの承認を得られずドロップアウトしていく人々

他人からの承認が得られず自分自身の存在意義も見出せないので孤独感、無力感に陥り、やがてドロップアウトしていくのである。承認の不足が深刻な精神的問題を引き起こす場合もある。企業や役所で働く人たち、それに教師や看護師などの専門職の中には、献身的な努力が報われず、鬱になったり燃え尽きたりするケースが目立つという。周囲からは。「もっと認めてあげるべきだった」という反省の言葉が漏れ聞こえる。

仕事をしていく上で承認が受けられるかどうかはかなり重要なようにも感じる。一人売上を上げようと頑張ってある程度成果を上げたとしても誰からの承認も得られないのではモチベーションの下がるというものだ。特に仕事を始めたばかりの新入社員などは一所懸命頑張っていても成果に結びつきにくいので先輩のフォローや上司のうまい対応が求められる。〝そこにいる価値〟が認められれば多少辛くても我慢できるというものだ。

中途退職した若者に離職の理由を聞くと、表向きは給与をはじめとする待遇面の不満を口にする。しかし、彼らの本音を探れば、実際には金銭面よりむしろ内面的な要素が離職の大きな要因になっていることがわかる。お金のためだけに働いているように見えるパートタイマーやアルバイトだって、勤め続けられるかどうか、やる気が出るかどうかは多くの場合、お金以外の要素に左右されている。

数ヶ月前、パートタイムで保育園で働いていた僕の母親が先輩の非常勤の女性との関係がうまくいかず退職した。聞けば、何十年か保育園で務めた経験があり定年後、今の保育園に非常勤として移ってきてという。自分の方がキャリアが上だということで、パート仲間徒党を組んでサボったり新人に嫌がらせをしたりしていて、そのことは他の先生も承知していた。こういう輩はどこにでもいるがそれを管理しきれないで持て余す上司も如何なものかと思う。過酷な労働下でも上司からの信頼があつかったりする部下は満足感を得られるものだ。

福祉活動に力を入れるセレブ達

たとえばアメリカの実業家やプロスポーツ選手を見ていると、努力して手に入れた多額の財産を福祉活動に惜しげもなく寄付することがある。そして、寄付した者は当然ながら社会的に賞賛され尊敬を受ける。自分の財産を減らすことが逆に承認をもたらすことは北アメリカの太平洋沿岸に住む先住民などの間にみられるポトラッチの風習と通じるものがある。彼らは他人から贈り物を受け取ったら、それ以上の返礼をする。また財産を派手に消費することで、度胸や気前のよさを賞賛される。

数年前になるがFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOが、将来にわたって段階的に自らが保有するフェイスブックの株式の99%を慈善事業に寄付すると発表して話題になった。保有株の現在の評価額は日本円で約5兆5000億円ほど。寄付文化の定着している米国でも前例のない巨額の寄付の表明と言えます。これに対し当然のように絶賛の声が上がり彼は承認を得たわけだ。(慈善団体ではなくLLC(Limited Liability Company:合同会社)を設立したことで、慈善事業というよりも、ザッカーバーグ夫妻による自由な投資の母体として機能すると言う説もあり)

男女共同参画やダイバーシティ

本当の意味で男女共同参画を実現しようとするなら、理想は男女半々、少なくとも男女が混在して働く職場が健全なことは言うまでもない。なお、この考えをさらに広げていくなら、承認という面からもダイバシティの促進、すなわち多様な人たちと仕事や活動をする機会を広げていったほうがよいということになる。たとえば、人種や年齢、経歴、就業形態などが多様化すれば、それだけ承認の基準や目のつけどころも多様になる。同質的な職場では認められなかった人が、海外勤務や出向などをきっかけに異質な人と接するケースが増え、認められるようになったというケースはしばしばある。また、それまでとは別次元、違う種類の自己効力感が満たされる可能性も生まれるはずだ。

少し前に霞ヶ関カンツリー倶楽部の正規会員が男性のみとなっているのが今の時代にふさわしくない女性差別だと話題になったがこれからはこういう声もそこかしこで聞くようになるだろう。僕としては身体障害者に対しては世間も理解を示し始めているのに、精神障害者は未だに差別する人が多く企業も敬遠しているところに生きづらさを感じる。ダイバーシティ・マネジメントは性別、国籍、民族など多様な属性の人を組織の中に受け入れ、多様な個性を生かしながら企業の利益にも結びつけていく取り組みだというが、精神病患者を生み出しているのは自分たち企業だという認識があるのか、一線を引いているような気もする。

承認を得るには様々な方法があるが僕はそれをブログやコミュニティーサイトに求めている。もしそれがなくなってもサードプレイス(スタバ)は歩いて10分弱の距離にあるので大丈夫ww

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