怒りや憎しみを抑え込んでしまい慢性的悩み症候群になってはいませんか?怒りや悩みをストレートに表現できない抑制型の人=怒れない人が、心の底に溜め込んだ「隠された敵意」に気づき、悩みを吐き出し、解消する方法を教えます。
怒りを表現した方がいい場合
ここで私が怒りがカタルシスになると述べていることについてはいくつかの条件がある。
私が「怒りを吐き出す」ことを勧めているのには二つの条件がある。
一つは怒りを持った人が抑制型の人である場合である。
もう一つはその時々でその人に意味のあった関係から生じた怒りである。つまり失いたくない人との関係で生じた怒りである。近い人々の間で生じている怒りである。
それは「依存と敵意」の関係で生じてきている怒りである。 「不安な子どもは、極度に両親へ依存している。しかし同時にその依存の強さに応じて敵意も抱いている。大人のパターンでは、不安と敵意との間のこの相互関係は、しばしばその不安な人間がだれか他の人、たとえば妻とか、夫とかに、きわめて親密に愛着しているという形をとる」
もっともその人が非抑制型の人で基本的に欲求不満な人であれば、怒りは表現することで収まるものではない。
いつまでも誹謗中傷を続ける人は、情緒的未成熟の人とか、強度のナルシシストとかである。
あるいは怒りが深刻なものかどうかによっても違うだろう。
つまり怒りの表現がカタルシスになるか、ならないかは一般的に言えることではなく、その人の人格、怒りの種類などが影響する。
恋人に裏切られた怒りと、不動産屋に 騙されて土地を買わされた怒りと、貸した少額のお金を返してくれない怒りと、歩行者優先を無視したドライバーに対する怒りと、依存と敵意の関係で生じてきている怒りでは違う。 「もう頭にきた」と親しい友人に話せば忘れる怒りもあるし、話せば話すほど怒りが大きくなる怒りもあるだろう。
くどいようだが私が怒りを表現することを勧めているのは、あくまでも先の二つの条件がついてのことである。
僕も怒りを表現するのが苦手なタイプ。「うぅ」と言って堪えてしまい内側に抑え込んでしまいます。元々はそんな兆候はなかった人間ですが、病気を経験してからは怒りを内包して抱え込むタイプに。人との接触も少なく友達もいないのでもっぱら家族やパソコンなどガジェットが怒りの原因となることが多く怒りをぶちまけても仕方ないと思いがち。友人関係は怒りを感じる相手とは距離を置くというマイルールにより友達はゼロに。怒り表現するのが苦手というが人より怒りっぽいのかも(笑)
人間関係に依存する人は、本当は一人
嫌いな人を好きと思っていると不安になる。
だいたい不安な人は、付き合う人が悪い。
おべんちゃらを言うとつけあがる人がいる。
よくすればよくするほどつけあがる人がいる。
こういう人と付き合うと、ろくなことはない。
こうした屈折のある人はある時「ドカーン」と来る。
こういう人は相手を食いつぶす。
心の 病んだ人はこういう人との付き合いが多い。
自分が老いていけばいくほど、その人がよくなるという人がいる。
そういう人といるとエネルギーが出る。
老いていく時に、目の前にエネルギーを吸い取る人はいらない。
ある病院の話。
患者の死に方がそれぞれ違うと言う。
ある患者が死んだ後に、医者が「あれは、骨肉の争いがあって、憎しみのあった人だなー」としみじみと言った。
それは患者の点滴がはずれていても看護の人は気がつかない。 床ずれをしても何もしない。
そういうお見舞いの仕方である。
表面的な看護。
骨肉の争いのあった人と、隠された敵意のない人との違い。それは看護の違いに表れる。
側に人がいるとかいないとかいうことは孤独とは関係ない。
社会的事件を起こす人たちは、自分も悪いが、まわりが悪い。
不安でイライラしている人は、たいてい嫌いな人にしがみついている。
火傷 する物にしがみついて、「火傷した、火傷した」と騒いでいる。
火傷していてもそれを離せない。
人間関係依存症の人は、本当は一人。
心のふれていない人が、まわりにたくさんいる。
自分が死んだ時に泣いてくれないような人のために 見栄 を張る。そういう人に無理に愛想をよくしてエネルギーを消耗する。
自分が死んだ時に泣いてくれないような人によく思われるために無理をする。
八方美人とはそういう人である。
僕は人に期待しすぎなのかもしれない。期待をするがゆえにそれが満たされないと関係が崩れることが多い。一人になって思うことはつるんでいる時よりも楽だということ。一人でいる時の寂しさよりも、みんなといる時感じる孤立感の方が圧倒的にキツイ。ならば最初から人とはつるまず一人がいい。コミュ障とか社不とか色々な言葉で僕らは表現されるが、そんな僕らも同じ人間。そう思えば気が楽になります。
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