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あなたの日本語間違っていませんか?正しい日本語でできる人に!

例えば、訪問先で手土産を渡すシーンを考えてみよう。「これどうぞ」「これはお土産です」この言い方でも通じますし、ひどく失礼な印象は与えません。でも、ややぶっきらぼうで、物足りなさを感じます。では次のような話し方ならどうだろう。「お土産です。食べてください」「これは和菓子です。どうぞ」先ほどの応対より少しましになりますがまだ幼く感じます。そこで「心ばかりのものですが、どうぞ、皆さんで召し上がってください」「地元で美味しいと評判の和菓子です。お口に合えば嬉しいのですが‥‥」とすると印象がまるで変わります。綺麗な日本語で周りにさすがと言われるようになるための書籍です。

一つひとつの言葉を丁寧に

たとえば、つい使いがちな、「こっち」「あっち」「そっち」という表現。「こっちの椅子を、会議室に運んじゃって」「あっちの資料を見てよ」「そっちが言ったんだから、約束守ってよ」同僚とは、このように普段着の言葉で話す人も多いでしょう。しかし、社内とはいえ、日頃からこうした雑な言い方をしていると、肝心のお客様の前でもついボロが出てしまうものです。またオフィスを訪れたお客様がこうした表現を耳にすると、会社の評判を落としかねません。仕事の場では誰に聞かれても恥ずかしくない会話を心がけたいですね。

このような例を丁寧に言い換えると、「こちらの椅子を会議室に運んでください」「あちらの資料を見てください」「そちらが言ったことですから、約束を守ってください」となる。尊敬語も謙譲語も使っていませんが、きちんとした印象に変わったのがわかると思います。また「うちの会社では」「おたくのほうでは」なんて表現もよく聞きますが、これも「わたくしどもでは」「弊社では」「〇〇様(相手の会社名)では」というのがスタンダード。今考えると僕が働いていた職場では誰も指摘する人がいなかっったので、かなり恥ずかしい接客、電話応対していたなと思う。

「ここがわからないんですが」は、甘え過ぎ

もし先輩や上司に解決方法を訪ねたいなら、「この部分がよく理解できないのですが、説明していただけませんでしょうか?」「書類の書き方がよくわかりません。すみませんが教えてくださいませんか?」のように話した方がいいでしょう。もちろん聞くときには、「お時間取らせて申し訳ありませんが」「お手数かけますが、説明していただけるとありがたく思います」などと、恐縮する気持ちや感謝の思いをしっかり表すことも大事です。

「すみません。ここがよくわからないんですが‥‥」「あの、この書類の書き方はこれでいいんでしょうか?」などという言い方をしている人は要注意。謙虚な気持ちで質問し、教えてもらった後には「どうもありがとうございました」と心のこもったお礼を忘れないように。

ものに敬語を使うのは滑稽です

敬語は基本的に、人間に対して使うものであって、物や動物に対しては使いません。ですから、「課長、素敵なスーツでいらっしゃいますね」は「課長、素敵なスーツですね」で十分ですし、「お洒落なワイシャツでいらっしゃいますね」も「お洒落なワイシャツですね」と言えばいいだけです。さらに、愛犬家や愛猫家のお宅を訪れた時、飼い主に喜んでもらおうと、「かわいらしい猫ちゃんでいらっしゃいますね」「ワンちゃんは、お手もお座りもお上手なんですね」など、まるで人間の子どもをほめるような調子で敬語を使う人もいます。これらは、言葉遣いとして間違っているだけでなく、聞いていて滑稽に思えます。「かわいらしい猫ちゃんですね」「ワンちゃんは、お手もお座りも上手ですね」と、あっさり言っても失礼にはなりません。

いつも思うのだが、間違って変な敬語を使うぐらいなら、普通に話した方がずっと自然な印象を受ける、上記の例がその典型だ。物や動物に敬語を使うのは不自然と覚えておくといいだろう。

サービス業の人に横柄な態度を取るのは如何なものか

立場からいえば、店を利用する人間はお金を支払うわけですから、従業員がどんなに年上であったとしても、こちらが目上で相手は目下という関係になります。そのためか、「ちょっと、早くデザート持ってきてよ」「さっさとお皿片付けてくれないかな」などのように、横柄な口の利き方をする人もいます。しかし、当然このような口の聞き方は、聞く側にとっては気持ちの良いものではなく、話す人の人柄まで疑わせてしまいます。どんな場面でも、相手に対して最低限の敬意を持って話すのが礼儀であり、社会人として守るべきマナーでしょう。だからといって、「恐れ入りますが、ビールを二本お願いできませんでしょうか?」などと、必要以上に丁寧な言葉遣いをする必要はありません。

そもそも、サービス業に従事する人を捕まえて、横柄な態度で接する人が信じられない。「お客様は神様です」という言葉があるがこれはサービスする側の視点からの言葉で、決してお客側が自分が神様のように振る舞って良い訳ではない。普段のストレスなんかを立場的に弱い人にぶつけるなんてのはカッコ悪い。

新社会人となって間もない人もいるだろうが、この書籍はそんな人に読んでほしい。美しい日本語で上司から一目置かれる存在になれると思う。研修などでみっちり言葉遣いを叩き込まれる場合はいいが、ほとんどの場合、誰も教えてくれないのが言葉遣い。これを機に自分が恥ずかしい日本語を使っていないかチェックするのも良いだろう。

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