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VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む|新 清士

VR(バーチャルリアリティ)は 新たなインターネット革命だ!「オキュラス」「プレステVR」などゴーグル型端末の発売が相次ぐ2016年は「VR元年」と呼ばれる。なぜ人々はVRに熱狂するのか? これから登場するVRビジネスとは? 最前線で取材を続ける気鋭のジャーナリストによる渾身のレポート!

コンテンツは体験へ変わる

インターネット登場以後の二〇年ほどで、利益を稼ぐ主軸が音楽ソフトそのものを売ることではなく、アトラクションのように身体で感じることができるコンサートやライブ、また音楽フェスなどイベントの体験価値に大きくシフトしたのです。先ほど初音ミクの握手の例を出しましたが、まさに日本のアイドルがCDだけではなく、握手券を同封することで売上を伸ばしたことなどがわかりやすい例でしょう。また、東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンといったテーマパーク事業のビジネスが好調であることは伝えられている通りです。二〇一四年日本公開の映画『アナと雪の女王』が大ヒットすると、すぐに翌年の二〇一五年から東京ディズニーランドでスペシャルイベントが開始され人気となりましたが、こうした動きは加速しています。たとえば、二〇一五年一二月に公開された映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』は、映画が公開されるよりも前に米メディア大手ウォルトディズニーが米国内の二か所に『スター・ウォーズ』テーマパークを開設することを発表しました。

コンテンツは体験型へというのは様々なところでその変化を感じることができる。VRではないがスタバもスターバックス リザーブ ロースタリー東京という馬鹿でかい焙煎機を店内に備えた体験を重視する大型店舗を開店。ゲームセンターも大規模なVRをメインとした体験型店舗が続々オープンしている。これからはより没入感があり自然なVRが浸透していくだろう。

安全だとわかっていても足が震えた

床には、前後に伸びた綱がテープで固定されています。ヘッドマウントディスプレイをかぶりVR空間に入り込むとその綱はワールドトレードセンター間に一本だけ渡されたワイヤーへと変わります。高さ五四〇メートルの眼下にはニューヨークの街並みが見え、ヘッドホンでふさがれた耳元では、風の音がうなっています。驚いたことに、デモを始めると恐怖感で足が震えました。足が震えて、ワイヤーの上をうまく歩けなくなったのです。VR空間でワイヤーを踏み外しても、絶対に安全であることは理解していました。それでも、身体がVRで見えている高さに反応してしまったのです。人間の脳は、自分のいる場所の高さや、他のモノとの距離感を見えている影の濃さで判断しています。それにより、自分が安全な場所にいるかどうかを把握しています。脳は、VR映像の影などの情報から高さを見積もり、無意識に危険性を感じ取っています。そのため、頭の中では絶対に安全だとわかっていても、脳が無意識に危険だと判断しているのでしょう。VRが持つ強力な実在感をあらためて確認させられるデモでした。

頭で安全だとわかっていても足が震えてしまうぐらいリアルと仮想現実は近い存在に。ヘッドマウントディスプレイを何時間もつけていると本当に今、現在仮想か現実かの区別がつかなくなるそうだ。あな恐ろしや。

元ピクサーが作るVR映画

ヘッドマウントディスプレイのVR体験は没入感を伴います。バーチャル世界、つまり映画の世界観のなかに、あたかも自分が存在しているかのように入りこむものです。VRゲームはすでにいろいろと開発されていますが、こうした映画を基にしたVRデモが映像コンテンツなのかゲームなのか、もしくはまったく別の体験なのか、前述のブレドウの問いと同じように位置づけがはっきりしているわけではありません。では、VRだからこそできる映画はあるのでしょうか。その可能性にチャレンジしているのが、元ピクサーのスタッフが設立したVR映像専門の制作スタジオ「オキュラス・ストーリー・スタジオ」です。彼らが作ったCGアニメーションの短編VR映画があります。友達のいないハリネズミ〝ヘンリー(Henry)〟の誕生日を八分間で描いた『ヘンリー(Meet Henry)』です。

もはやVRによってあなたは映画の中の主人公にさえなりうる作品が。これからは物語をどのキャラクターの視点で体感するか事前に選べたりする作品なども出てくるかもしれない。そうすると作品は登場人物分のストーリーが奏でるようになりより体験型へ。そうなってくると作品を作る方は大変な作業になるが。CG作成も最近では低価格化しているという、作りたい背景があったらパッケージになった素材を配置していけばCG作成が可能に。

VRビジネスはこれからもどんどん伸びていくだろう。それに伴う技術者の確保が課題となり、スキルを持った人間の争奪戦が繰り広げられるという事態に。巨大マネーを生むVRビジネス、体験が重視される今の時代にマッチした形で広まっていくと考えられる。

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