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香りや見た目で脳を勘違いさせる|坂井 信之|匂いや香り、そして見た目は人の印象を大きく影響を与える

匂いや香り、そして見た目は人の印象を大きく影響を与える。人間は無意識にこのような五感に働きかけるものを実験研究。脳を勘違いさせて毎日を楽しくする方法を伝授。

目隠しテスト

A、B、Cという3つのブランドのコーヒーを女子大学生 90 人に飲んでもらい、「おいしさ」「薬品くささ」「香り」などの質問項目に答えてもらいました。 ▼ おいしさ……ブランドがわからない状態ではA、B、Cとも似たような評価だったが、ブランドがわかるとCの評価がガクッと下がった。 ▼ 薬品くささ……ブランドがわからない状態では差がなかったが、ブランドがわかるとCがダントツで「薬品くさい」という評価になった。 ▼ 香り……ブランドがわからない状態ではA、Bはほとんど同じ評価だったが、ブランドがわかるとAが「コーヒーらしい」という評価になった。ブランドがわかった状態で飲んでもらい、最終的にもっとも評価が高かったのはスターバックスのコーヒーでした。このことからわかるのは、ブランドによって味の評価が左右されるということです。実際のおいしさや、コーヒーらしさといったものは、ほとんど関係ないのです。さて、心理学のイメージ測定法を使って調査した結果、キーワードは「おしゃれ」である可能性が出てきました。そこで次に、それを裏づけるための実験を行ないました。別の女子大学生 90 人に、「海外で人気のカフェ(じつは架空の店) が東京・南青山に新しく出店することになった」という説明をして、おしゃれなマークがついたパンフレットを渡し、そこがつくった飲料だと言って、先ほどの3種類のコーヒーのテストでいちばん評判が悪かったブランドのコーヒーを飲んでもらいました。  結果は、パンフレットを見ながら飲んでもらうと、前の実験でいちばんおいしかったブランドと同じくらいまで評価が上がりました。あれほどまずいといわれたコーヒーが、おしゃれ感を出すことで評価が変わったのです。

僕は味音痴なのでこれが世間で人気の食べ物ですと言われてもその凄さが伝わらず、確かに美味しいけどそこまで美味しいか?と思ってしまうことがしばしば。そこそこおいしければそれ以上はあまり評価できるほどの舌を持っていない。美味しいものと言われたり値段が高いものを出されたら先入観で美味しいと思うのもわかる気がする。多くの人は味にそこまでのクオリティーを求めていないのではとさえ思ってしまう。

匂いセンサー

においにはいいものもあれば悪いものもありますが、多くの場合、いいものを香りと呼んでいます。においは、におい成分の分子(以下、におい分子) が空気中を飛んできて、鼻の粘膜にある レセプター(においセンサー) でキャッチされると化学反応が起き、そこから脳に信号が送られて、「いいにおいがする」とか「くさい」と感じるわけです。鼻でかぐにおいも、口から鼻に抜けるにおいも、しくみは同じです。息を吸って鼻から直接においをかぐとき、また口の中に入れた食べ物のにおいを息を吐いて感じるときに、におい分子がレセプターにくっつくわけです。ところで、におい分子の種類によって、それぞれ受け取るレセプターは違います。これは、鍵と鍵穴の関係にたとえられるのですが、鍵がにおい分子、レセプターが鍵穴で、ピタッとあうと、においとして感知されます。ですから、対応するレセプターがなければ、におい分子が飛んできてもにおいを感じることはありません。ただ、いくつかのにおい分子が複数重なると、別のにおいとして認識されることはあります。

香りにもいろいろある。自分には合わない香りだったとしても、年齢を重ねてまたその香りを嗅いでみるとそれほどいやじゃなくなる場合も。僕は趣味で香水を集めているので、これはちょっとという香りでも容器が見栄え良かったりするので取っておく。時間が経ってちょっと香りの趣味が変わったりするとその香りも好きな香りになったりする。

ポジティブ情報で、ますます「いいにおい」に

情報がいかににおいの感じ方を変えるかを調べるため、男子大学生 40 人を対象に、ドイツでよく使われるアニスというハーブのにおいをかいでもらう実験をしました。まず、被験者の半分のグループに対して、次のような説明書きを読んでから、アニスのにおいをかいでもらいました。「アロマセラピーやスパイスとして使われているものをかいでもらいます。これは八角とかウイキョウとかフェンネルなどのスパイスに含まれている香り成分で、このにおいをかぐとリラックスするといわれています」そして、残りの半分のグループには、アニスの成分に含まれる危険物質としての側面についていろいろと伝えてから、においをかいでもらいました。内容的には、どちらもアニスの効能に基づいた正しい説明が行なわれたのです。ただし、片方にはそのなかのポジティブな側面のみを伝え、もう片方にはネガティブな側面のみを伝えました。それぞれ 20 分間ほどにおいをかぎつづけてもらい、脳の働きを計測しました。すると、ポジティブな側面を伝えたグループは、 「それなりにいいにおいで、食べたことがあるような、ないような」という感想でした。また、時間とともににおいが気にならなくなっていきました。つまり、 順応 が生じたわけです。いっぽう、ネガティブな側面を伝えたグループは、全員が「イヤなにおい」と答え、より強くにおいを感じたのです。そして、 20 分間かぎつづけると、 20 分間ずっとにおいが感じられるという結果になりました。

最初はいやな匂いでも継続して嗅いでいるとまれにそれが自分にとって大丈夫な香りに変化する場合も。

香りの科学。匂いでの好感の得かた。香りや見た目で脳を勘違いさせる方法をレクチャー。好印象を得るための法則をひとつずつ解説していきます。

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