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興味のあることや本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

『役所は教えてくれない定年前後「お金」の裏ワザ』荻原 博子

   

□年金を月4割増やす裏ワザ
□退職するベストタイミングは64歳11カ月
□退職金は一時金でもらうと月1万円トク
□退職後は妻の扶養に入りなさい
□こどもに毎月110万円ずつ渡して節税せよ
□4~6月は残業してはいけない
□妻の保険は解約しなさい
など、役所や他人は教えてくれない定年前後のお金の裏ワザ35。

辞めるなら64歳11ヶ月がトク!

いざ退職を決めたなら、老後資金は少しでも増やしておきたいものですよね。そんな時、退職のコツがあります。退職のタイミングを考える際、65歳まで目一杯働いた方がいいかといえば、そうともいえません。なぜなら、65歳まで働いて会社を辞めると失業手当がもらえないからです。失業手当は、65歳までに辞めたら、次の仕事につくまで90日分(雇用保険加入期間10年未満の場合)〜150日分(同、20年以上の場合)、一定額をもらえます。でもこれが、65歳を超えると高年齢求職者給付金という名前になって、一時金として30日分(雇用保険加入期間が1年未満の場合)か50日分(同、1年以上の場合)しかもらえません。この2つを比べると、65歳の誕生日を迎える前に、失業手当をもらったほうがおトクです。

ならば63歳くらいで辞めて失業手当をもらおうと考える人もいるかもしれませんが、その場合、その間の老齢厚生年金がもらえなくなります。老齢厚生年金と失業手当を両方もらう裏技とは、65歳の誕生日まで1ヶ月を切るというところまで働いて、特別支給の老齢厚生年金をもらい、65歳になる月になったらハローワークで失業保険申請のと続きをすれば両方とももらうことができるのだそう。なんとも法の抜け穴をついたずる賢い方法というかww

あなたの退職金を銀行が狙っている!

退職金は、一時金でもらったほうがいいことはご理解いただけたと思います。ただ問題は、一時金でもらうと、銀行の口座に大金が振り込まれるため、これを狙って銀行がやたらに投資を誘ったり、保険の勧誘をすることです。本人も気が大きくなってしまい、この誘いにホイホイと乗ってしまうケースも後を絶ちません。退職金は、一生に一度の最後の大金。このお金を頼りに、妻と2人で生きていくのだと覚悟を決め、やたらなものには使わないことです。

僕の父が定年退職した後にも銀行からしつこく電話がかかってきました。うちは投資に対して興味がないのでと断っても勧誘は続きます。男性の場合、オペレーターの女性の可愛らしい声にころっと騙され、投資信託などに手を出す人も多いのではないだろうか。銀行側は退職金が増えようが増えまいが、手数料が入ってくるのでノーリスクの美味しいカモなのであるという認識でいると騙されないで済む。もともと投資信託や株式投資を行なっており、リスクを理解しているのであればいいのですがそうでない場合、手を出さないほうが賢明です。あとは退職金で現役時代買えなかった高級車を買ってしまう人がいます。現役時代に買えなかったような高価なものには手を出さないほうがいいでしょう。奥さんともめる要因となります。

「死んだら返さなくていいローン」がある!?

「リバースモーゲージ」という、家を担保にお金を借りる新しい借金が注目されています。これまであった家を担保にお金を借りるケースでは、不動産価値の7割程度を目安にお金を借り、これを何年かかけて利息とともに返済し続けるというものでした。けれど、「リバースモーゲージ」は、家を担保にお金を貸し続けてくれ、最終的には本人の死後、担保になった家を金融機関に渡すので、お金を返す必要がありません。つまり、長年住み慣れた家に住みながら、お金を借りられ、しかも返さなくてよくて用途も自由。その代わり死後に家を渡すというしくみです。

自分の死後のことなどどうでもいいという人たちに人気となっている「リバースモーゲージ」ですが知っておかなければならないデメリットもあります。長生きしたら家を手放さなくてはならなくなる可能性があるのです。人生100年時代、長生きされると銀行としても資金繰りが厳しくなりうまみがありません。なので契約期間があらかじめ設定されているものも少なくないからです。例えば20年という契約期間が定められているケースだと20年を過ぎても元気だった場合、その時点で家を売ってお金を返すか、家を金融機関に渡さなくてはならないケースも。80歳を超えて住み慣れた家を手放さなくてはならないなんてちょっと悲惨ですよね。

そのほかにも土地価格が下がったら予定の融資がされない可能性があったり、自分が望む金額を借りられないケースも。今の家に住みながら融資を受けることができる夢のような「リバースモーゲージ」ですが、時価7000万円の家なら、とりあえず7000万円で売却し、夫婦で暮らす2LDKくらいのコンパクトなマンションを3000万円ぐらいで購入し、差額の4000万円を老後の生活資金とする方が、老後住むところがなくなるリスクもなくベターな選択の場合もあります。

まもなく定年をを迎える人に向けた「お金」の裏ワザを収録した書籍。巷で話題のお金に関する知識は何が正解で何が間違っているかがわかるようになっています。退職金で気が大きくなりがちな人たちに向けた人生100年時代の考え方をレクチャーしてくれます。

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