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『「モテ」と「非モテ」の脳科学 』山田ゴメス,菅原道仁

男も女も結局「いくつになってもモテたい!」ことに変わりはない!しかし、なぜか年齢とともにさっぱりモテなくなるのはなぜなのか?酸いも甘いも噛み分けて、ほどほど体も鍛え、青二才には負けないはずなのに、なぜオレは「シブイおじさん」としてモテないのか。どうすれば、モテるおじさんになれるのか?その答えは「脳」にあり!気鋭のイケメン脳神経外科医(40代)と、いくつになってもモテたいライター(50代)が、「モテ」と「非モテ」の間になにがあるのかを徹底的に研究。読めば、どんな人でも「希望」がわいてくる、笑えて役に立つ恋愛指南書。

ガッツポーズでテストステロンを分泌させる

ボディランゲージと言動の関係性を研究している社会心理学者であるエイミー・カディ教授によると、人間は力を誇示する場面では両手を上げてガッツポーズをしたり、腰に手を当てて胸を張ったポーズをしたりして体を大きく見せます。いっぽう、自信がないときには体を縮ませて猫背になり自分の体を小さく見せようとするそう。なるほど、今までの自分の行動を省みると、そうなっていることに気づくはずです。

これを逆に利用して自信があるように見せることは可能なのか?答えはイエス。実際には自信がない場合でも、体を大きく見せるポーズを取るだけで、余裕のある自信を身にまとうことができるのです。ここ一番のデートの時や絶対に失敗できないプレゼンの時、様々な勝負のシーンの前に鏡の前で2分間ほどガッツポーズをとったり両手を腰に当てて胸を張ったりしてみましょう。人前だと恥ずかしいので、トイレなどに入ってやるのもいいでしょう。するとテストステロンの分泌が促され、あなたの心にやる気と余裕を生み出してくれます。セクシーな大人の色気を纏いたかったら、まず猫背をやめましょう。

「共感を得る」ことが「モテる」の第一歩

モテるために重要なのは「共感」を獲得すること。人間、基本は誰しもが「しゃべりたがり」で、年齢を重ね、色んなバックグラウンドが増えていけばいくほど、「それを人に話したい」欲求が強くなってきます。そこをぐっとこらえて聞き役に回り、共感の空気をつくるよう努力してみましょう。とりあえずは、相手の発言を真剣に聞く姿勢を忘れず、言いたいことがあっても我慢して女性の「しゃべりたい願望」を満たしてあげること。そうした「慈しみの精神」があれば、何歳になっても相手のオキシトシンが分泌され、忙しい毎日に疲れた心を癒してあげることができます。

おじさんは過去の経験が多い分、その経験に縛られて自己アピールがすぎるなんてことも。過度な自分アピールはモテなくなる原因の一つ。特に若い人とのコミュニケーションではうざがられる傾向にあるように思います。かつての自分を思い浮かべれば若い子の気持ちがわかると思います。武勇伝よりも相手の引き出しをどのように開けてあげるか。これができるようになれば人間関係や男女関係で悩むことは無くなるのでしょうが、なかなか上手くいかないのが僕のようなコミュ力の低いおじさん。

返報性の原理

恋愛に関しては「無償の愛」を貫き通すのが何よりも大事です。人にやさしくすればするほど、やさしさは返ってきます。人はやさしさを受けると、そのやさしさに対してお返しをしなくてはならないと思いがちなのです。スーパーの試食品売り場で店員さんに勧められて食べてしまうと、なんだか悪いなと思ってつい買ってしまうあの心理状態です。これを「返報性の原理」といいます。

間違ってもプロ相手に返報性の原理をあてにしてはいけません。キャバクラやガールズバーの女性はビジネスで恋愛ごっこをやっているだけなので、あなたがつぎ込んだお金は、若いイケメンの彼氏やホストなどに消えているはず。商売女と最後までいったなどという武勇伝を語る人もいますが、幻想から生まれる虚言であると思っていた方が良いでしょう。たまには上手くいった話などが聞こえてこないと彼女たちも商売上がったりな訳ですし、意図的に流されている都市伝説と思った方が良いでしょう。それでもプロを口説きたければ風俗嬢を相手にした方がいくらかマシ。最低限の保険でヤレるわけですし。僕はどちらにも興味がありませんが。

「待ち人タイプ」の女性は年上に惹かれやすい

現代社会は多様性の時代とも呼ばれ、さまざまな価値観を持つことが不自然ではなくなりました。私がその年代に入っているからかもしれませんが、40代以降の男性と20〜30代の女性とのカップルが増えているような印象もあります。

私たちの脳は失敗を避けるため「損失回避」をする傾向にあります。なので恋愛においても失敗したくない。自分が好きな人よりも「好きだ!」といってくれる人に魅力を感じます。僕もこの傾向が強い待ち人タイプ。若い頃はそれでも言い寄ってくる女性がいましたが、おじさんとなった今ではからっきし。キモいおじさんまっしぐらです。

男性は既婚、未婚問わず、モテていたいもの。おじさん二人が「モテ」と「非モテ」に対して真剣に語る姿は共感します。脳科学的にモテを分析するのだがなかなか実戦では苦労している様子がわかりさらに共感。幾つになってもモテたい男性必見のあるある本です。世のおじさんたちが何を考えているのかがわかるので、おじさん狙いの女性も読んでみるといいかもしれません。

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