半径3m以内の世界を大切にして「老後」の悩みをスッキリ解消する本｜木下琴葉

2022年3月13日

アラフォー、人見知りのおひとりさまが失敗から学んだこと。両親の介護を経験して得た知識を共有します。これらの4つの不安要素をひとつでも持っているなら役立つ知識が得られるかも。

孤独な老後なんて迎える予定はありません

自分からは積極的に友達を誘えないと、悩んでいませんか？

大きなお世話かもしれませんが、今いる友達とずっと仲良くするための方法を考えてみました。

レベル１「用事がなくても連絡してみよう」

特別な用事がないと連絡がしづらい。誰か誘ってくれないかな？

そんなふうに思っていませんか？

長く連絡が途絶えると、どんどん連絡がしづらくなります。「かわいい野良猫がいた！」そんな、どうでもいいことで大丈夫。友達付き合いを続けたいならば、定期的に連絡をしましょう。

レベル２「食事に誘ってみよう」

有名なレストランである必要はありません。

「美味しいものが食べたい！いつなら空いている？」「久しぶりに会いたいね。前に行ったあのお店に行ってみたいな」「最近新しいお店を開拓していないから、どこか行かない？」　定期的に連絡をするような友達なら、食事にも誘いやすいのではないでしょうか。

レベル３「旅行に誘ってみよう」

おひとりさま友達と「老後はシェアハウスで一緒に暮らせるといいね」と話しています。同じ家に暮らさないとしても、気軽に行き来ができる場所に住めたら安心です。

仲の良い友達でも、居心地のよい距離感があります。半径３ｍの世界を大切に生きていても、半径１ｍに入られるのは嫌じゃないですか？その距離感をつかむのに、旅行は最適。ちょっとした予行練習も兼ねて、旅行に誘ってみましょう。

コロナ禍で家にいることが増えた人は多い。友達とも気軽に会えないこのご時世。連絡が途絶えがちになってはいませんか？気軽に連絡を取り合える仲間がいるのは本当に幸せなことです。僕のようにネット上にしか友達がいないなんてことにならないためにもリア友を大事に些細なことでも連絡を取り合いましょう。

おひとりさまもお金がかかります

あなたは何才の時に老後について考え始めましたか？

私は 40 才を目前にした時、自分の老後について考え始めました。

考えたのは、お金のこと。 21 歳の時に公的年金だけでは足りないと思い、民間会社の個人年金に加入しました。この個人年金は確定年金です。金額が決まっているため、老後の資金計画が立てやすいのが魅力でした。

今ほど低金利の時代ではなかったため、支払額に対して支給額の利率が良い商品でした。今後、病気などで会社員を続けられなくなる可能性があります。お金に困った時に解約するのは、もったいないと思いました。

節約として、月払いから年払いにするという話はよく聞きます。私はすでに年払いにしていました。そこで、１年に１回の契約内容確認の際に、全納した場合の見積もりをお願いしたのです。

年払いを続けた場合と、全納した場合の違いを計算してみました。

40 才から 60 才までの支払い額になります。

全納をすると、８万円弱お得になることが判明。途中解約を回避できること、お得になることが分かったので全納することにしました。

個人年金は、年末調整用に「生命保険料控除証明書」が発行されます。全納をしましたが、毎年１年分の支払額で証明書が発行されて、調整分の税金は戻ってきます。

今は超低金利の時代です。銀行に預けていても、ちっとも増えません。個人年金を全納したついでに、保険会社に提案された「一時払終身保険」にも加入しました。この保険も１回の支払い。銀行の預金に比べて利率が良く、 60 歳の時に解約した場合の利息は、支払い額の１割以上になります。

マイナス面としては、５年以内に解約した場合、受取額が支払い額よりも少なくなるということ。反対を言えば、５年以上経っていれば銀行に預けるよりも増増えていることになります。

貯蓄は、残ったら貯蓄ではなく「先取り貯蓄」がお勧めだと聞いたことがあります。おひとりさまの老後にはお金がかかるのです。働けているうちに、できる支払いを済ませましょう。

僕も40代半ばを超えて人生折り返し地点に差し掛かり老後資金について考えるように。そして行き着いたのが米国株式。S&P500のETFを余剰資金で買い付けることに。まだ40代ということで少しリスクをとって『DIREXION S&P500 3X』と『SPDR S&P 500 ETF』を自分なりの配分で買い付けることに。長期的に見ると成長し続けている米国株式は国内のものより信頼感があります。バイデン政権の政策やコロナワクチン接種による収束期待から、今のところ4ヶ月の運用で20%ほどの含み益が出ています。もちろん利益確定の売りなどはしないでホールド。

老後が不安ならそれなりの対策を今のうちにうっておくのが吉。不安に思うだけで行動しないとその不安が現実になります。指を咥えて他人を羨むようなことがないように今のうちの対策を。

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