Book

ファクトに基づき、普遍を見出す 世界の正しい捉え方|高橋 洋一|信じられる情報を選び取るための方法論

スマホの登場でインターネットやSNSが爆発的に普及、便利となったその裏でフェイクニュースなど真偽が確かでない情報も飛び交うようになり、SNSを使った詐欺なども横行。騙されないためのリテラシーが求められる時代に。ほんの少しの信じられる情報を選び取るための方法論。

年金は「福祉」というフェイク

日本の年金制度は破綻しているのか? 筆者の答えは「ノー」だ。

そもそも年金は「保険」である。昔も今も、厳格な保険数理に基づいて運営されている。海を渡って、諸外国の制度を調べてみても、運営方法はどこの国でも似たようなものであり、保険数理を無視して制度を存続させる魔法の杖など存在しない。

数学科出身の筆者にとって、年金数理は専門である。小泉政権だった二〇〇四年の年金制度改革にも間接的に関わったが、「年金は保険である」という原則に基づいて制度の安定性が図られ、そのときに出てきたのが「一〇〇年安心プラン」だった。将来の現役世代の保険料負担が重くなりすぎないように、国庫負担や積立金の活用などを含めて将来の保険料水準や年金財政の収入を決め、この収入の範囲内で給付を維持するために「マクロ経済スライド」が導入された。端的に説明すれば、保険料収入の範囲内で物価や賃金が上がると、それに連動して給付額は増えるが、現役世代の人口減少や平均余命の延びを加味して給付水準を自動的に調整(抑制) する仕組みである。

自分が将来的に受け取れる年金の額を知らせる「ねんきん定期便」をつくったのも、役人時代の筆者だ。年金制度は、長生きするリスクに備えて、早逝した人の保険料を長生きした人に渡して補償する保険──と考えればわかりやすい。六五歳を支給開始年齢とすれば、それ以前に亡くなった人にとっては完全な掛け捨てになる。遺族には遺族年金が入るが、本人には一円も入らない。逆に、運よく一〇〇歳まで生きられれば、三五年にわたってお金がもらえる。極端に単純化して言えば、年金とは、平均年齢よりも前に死んだ人にとっては掛け損だが、平均年齢よりも長く生きた人にとっては掛け得になるものだ。このように単純な仕組みであるから、人口動態を正しく予測できれば、まず破綻することはない。

年金は掛け捨ての部分が大きくなれば保障額が多くなり、小さければ少なくなる。つまり、現役世代の人口が減って保険料収入が少なくなろうが、平均寿命が延びて給付額が増えようが、社会環境に合わせて保険料と給付額を上下させれば〝破綻しない〟制度なのだ。

年金は破綻しない制度、それはセーフティーネットのように機能するので年金制度の先行きを不安視して年金を収めないなんて愚行はやめてほしい。

若者の中には自分の資産は自分で築くという意識の高い人も多くいて自分できちんと積み立てている場合もある。

しかし、多くは将来不安に感じているのに年金を収めていない輩だ。将来誰も助けてくれなくなるのに今から備えないでどうするのだろうと余計な心配をしてしまう。

中高年の引きこもり問題

ショッキングな数字がある。四〇~六四歳の「ひきこもり」の数が六一万人以上いるという推定の数字で、二〇一九年三月に内閣府が発表したものだ。

ひきこもりは、「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職員を含む就労、家庭外での交遊など) を回避し、原則的には6ヶ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい) を示す現象概念」(厚労省「ひきこもり評価・支援に関するガイドライン」) と定義されている。その現象を内閣府が初めて中高年層にまで対象を広げて調査した結果、これまで若者の問題という印象が強かったひきこもりが、むしろ中高年の深刻な問題であることが明らかになった。

内閣府の調査では、「ふだんどのくらい外出しますか」という質問に対して、

①趣味の用事のときだけ外出する

②近所のコンビニなどには出かける

③自室からは出るが、家からは出ない

④自室からほとんど出ない

という答えがあった場合、①~④を広義のひきこもり、②~④を狭義のひきこもりとしている。

一五~三九歳までの広義のひきこもりが五四・一万人(二〇一五年一二月調査) だったのに対し、四〇~六四歳までの広義のひきこもりは六一・三万人(二〇一八年一二月調査)。狭義のひきこもりでも一五~三九歳までが一七・六万人に対して、四〇~六四歳までは三六・五万人と、いずれも中高年のほうが上回っている。

中高年がひきこもりになるきっかけとしては、「退職した」が三六・二%と圧倒的に多い。これを深読みすれば、自分の働き方に不満さえなければ、仕事を通じて社会的参加が保たれ、ひきこもりになる確率も小さくなると言えるのではないだろうか。

僕もこれでいうと広義の引きこもり。映画や観劇、スタバに甘いもの摂取に出かけることもあるのでそうなるようだ。とはいえ昔は狭義の引きこもりだったことも。基本、家にいるだけで日常生活がおくれてしまうし、お金もないので外出は敵。社会参加から遠ざかっているのでいざという時は不安だが、気にしないようにしている。

世の中に溢れている情報にはファクトチェックにより弾かれる情報も多数ある。そんな情報に振り回される情弱にならないように読書がお勧め。書籍化された本たちはある程度フィルターを通過したものなので比較的安心して摂取できる情報かと思います。中にはいかがわしい書籍もありますが、ネットと比べると圧倒的に安全。注意が必要なのはお金に関する書籍ぐらいかなと思います。

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。

【サブスク】 Kindle Unlimited

Kindle Unlimitedの詳細はこちら

僕が利用している読書コミュニティサイト

【本が好き】https://www.honzuki.jp/

【シミルボン】https://shimirubon.jp/

-Book
-, , , ,

© 2024 51Blog Powered by AFFINGER5