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アメリカはなぜ日本を見下すのか? 間違いだらけの「対日歴史観」を正す

      2016/11/14

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「日本について学べば学ぶほど、『自分の国(アメリカ)の見方がおかしい』と思うようになった」という新進気鋭のアメリカ人歴史学者。先の大戦において「なぜ日本だけが謝罪を求められるのか?」偏見に満ちたアメリカの「対日歴史観」にメスを入れる。アメリカの政治、学会、 メディアが、人種差別的、進歩主義的なリベラル陣営に よって支配されていることから、アメリカは日本を見下しているとの見解。

共産主義に感染したアメリカ連邦政府

地平線の向こうに黄金世界があると信じて、アメリカ大陸の東海岸から西へ西へと進み、妨害するアメリカン・インディアンを次から次へと虐殺し領土拡大を推し進めた。これを西漸運動という。西海岸からさらに太平洋のハワイ、さらにはフィリピン、日本まで行き、自分たちの理想世界をこの世界に実現しようとしたのだ。そのため、ソ連から伝播した共産主義思想にアメリカの連邦政府はすぐに感染してしまった。

ロシアのシンパを多く抱えたルーズベルト大統領。古風な啓蒙主義のアメリカ合衆国憲法を捨て、さらなる啓蒙主義の実りである共産主義をアメリカに押し付けることが、ルーズベルト大統領と彼の、リベラル派の同志の目的だったのだ。「ニューディルとは第二のアメリカ革命である」と当時のリベラル派は法螺を吹いて回った。結果ルーズベルト大統領はハリー・ホプキンズというスターリンの工作員に操られ、スターリンの都合のいい時に、全く無意味な戦争を日本に仕掛けたとも言われている。一国の主たるものこういった国益に反する甘言に踊らされることなく国政を行うべきだ。

アメリカの学校で使われている嘘だらけの「反日教科書」

「慰安婦は天皇からの兵士に対する贈り物だった」

こんなとんでもない記述がアメリカの学校教科書にある。そのような歴史的証拠は一切ないのにだ。アメリカの歴史学会では、このような日本に対する激しい偏見が今でも残っているという。戦時下では通常考えられないようなことが頻発する。生きるか死ぬかの極限状態では判断力も鈍るだろうし、道徳に反する殺戮の現場では何が起こっても不思議はない。なので、戦争を誘発するような社会にならぬよう世界レベルでの戦争教育が必要だ。一つの国をやり玉に挙げた手法での教育には問題があると思う。

芯まで腐ったアメリカ歴史学会

清教徒がかつて作り上げた排他的植民地と同様に、アメリカ歴史学会は閉鎖的で傲慢、自己中心的で、帝国主義的思想の持ち主ばかりだという。彼らは自分の思い込みと異なる意見を聞かず、違う意見を言うものを村八分にする。下っ端は指導者に媚び諂い頷くだけ。成熟した民族である日本人に対し国家経営の仕方まで講釈を垂れる。まるでマッカーサー将軍がとった行動と同じように。おおよそ先進国の知的集団とは言い難い旧態依然とした組織が存在することに驚いた。

自称・世界一の文明国、中国

中国の超国家主義は有名だが、教育もこれまたおかしなことになっている。「中国が世界一の文明国であり、その歴史は長く、人類の発展に貢献する様々な発明をしてきた。それにより世界は中国を羨望の眼差しで見ている。」ネットが普及し一般人でも世界情勢がわかるようになっている現代において、未だにこんなことを言っているおかしな国は他にない。中国資本を取り入れて開発援助を受けている国にしても、工事が滞ったり、手抜き工事だったりということも多く、なにより発展途上国への援助の場合、その地域の人材を育て雇用機会を作ることではじめて援助が成り立つはずが、働いているのは中国からの出稼ぎ労働者だったりするので、お粗末極まりない。中国国内に目を向けると、外国人(観光客)だとわかると定価の数倍でものを売りつけられる等のぼったくりが横行し、タクシーに乗れば遠回りをして運賃を稼ごうとするドライバーも。お世辞にも観光目的で行く国ではないと思う。

授業料の肥大化とともに増えた中国人留学生

アメリカの大学では中国からの留学生が実に多い。その背景には高騰を続けるアメリカの大学の学費がある。その額はここ数年で驚くほどに増え、現在に至ってはぼったくり価格とも言える。普通のアメリカ人は本人または家族が大きな借金をしないと大学に入学できない。そしてその返済には一生かかることも珍しくなく、なかには死んでも返済できないケースもある。

大学側が利益を優先した結果だろう。一部の優秀な生徒には返済義務がない奨学金もあるが条件が厳しく普通の学生では受けられない。そうなってくると、多額の授業料を払える富裕層の子供や、成績優秀で社会に出た後も大学に多額な寄付金を収めてくれそうな生徒に重きをおくようになり二分化が進む。

後半では「日米関係強化に必要なこと」と題して、中国、韓国、北朝鮮との外交などを論じています。親日のイメージが強いアメリカにおいても、本書に書いてあるような「対日歴史観」あったとは驚きだ。

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