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興味のあることや本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

『未来のことは未来の私にまかせよう』黒木奈々

      2019/06/15

黒木奈々、31歳。NHK BS1「国際報道2014」のメインキャスターに抜擢され、その前途は輝かしいものに思われていた。そんなある日、友人との食事中に突然の胃痛に襲われる。救急車で運ばれ、胃せん孔との診断で入院。しかし、それは、たんなる胃潰瘍ではなくステージ3の胃がんだった……。セカンドオピニオンを得て、胃の全摘出を決意。同時に、自らの病名を公表し、病と戦うことを宣言する。キャスターという立場を生かし、同年代の働く女性たちが、がんに襲われたとき、何か力になれるのではないかという信念のもとに、がん宣告のあとの心境を綴った手記が本書である。

それは突然やってきた

食欲はあまりなかった。だが、胃潰瘍で倒れてから、三食ずっと魚や鶏だったので瘦せてしまっていた。胃がんの手術をしたら、平均してさらに五~一〇パーセント瘦せると先生から言われた。そこで社長やマネージャーとも相談し、手術までにある程度太ろうということになった。がんが治って再びテレビに出る日が来た時、あまりに瘦せすぎていたら困るから、と。先生からも「切ってしまうのだから、胃のことは考えず何を食べても大丈夫」とお墨付きをいただいた。そこで肉がたっぷりのビーフシチューにしたのだ。おいしかった。少しだけ気分が上向く。夜はピザを食べた。ずっと我慢していた食べ物だ。翌日の夜は、すき焼き!次の夜はしゃぶしゃぶ。胃がビックリするかなと思ったけど、三日間で体重が一キロ増えた。両親は鹿児島には戻らず、手術が終わるまでずっと一緒にいてくれるという。ありがたい。三人で住むには、ちょっと私の部屋は狭いかもしれないけれど……。今後治療を受ける病院をどこにするか、皆が心配してくれた。よりよい医者を、と言ってくれる。でも自分には、知識もお金の蓄えもない。どういう選択をしたらいいのか全くわからなかった。仕事中心に生きてきて、やりがいのある仕事を担当できている。それが突然、がんで闘病など、想像できっこない。

31歳という若さで胃がんとなった彼女。働き盛りの30代でがんとの闘病など想像できなかっただろう。というか、がんに限らず全ての病気は若い人間にとって寝耳に水だろう。僕は健康診断が嫌いで、がん検診というものにいった事がない。早期発見が叫ばれるなか、時代に逆行しているようだがww

がんの公表

「よし。がんであることを公表しよう」 その時まで、私が番組を休んだことに何の説明もされていなかった。ネットなどでは、「何が起きた?」「突然、降板」「スキャンダルでも発覚したのか」など、勝手な憶測が流れていた。私自身、がんであることを公表したいと思っていたが、ためらう気持ちもあった。母に相談すると、 「その必要はあるの?仕事や結婚やこれからの人生に、がんだったことを公表するのがいいことかわからない。母親としてつらい」という言葉が返ってきた。だけど、今日決意を新たにした。私と同じような病気で苦しんでいる人(特に同世代)は沢山いるはず。私はこんな仕事だから、頑張って社会復帰できた 暁 には、そんな人たちの励みになる存在になりたい。

有名人ともなると色々なものを背負っているんだなと思った。僕もブログで、統合失調症であることを公表しているが、有名人でないので、その影響力は小さい。統合失調症でも笑って暮らせるというのをもっといろんな人に知ってほしいがInstagramやブログではインフルエンサーでもない限り、大した影響力はない。それでも、精神疾患や心に傷を負った人たちが僕をフォローしてくれていたりするのでそれが、活動のモチベーションとなっている。

1月4日の復帰を目指して

今日もつらい。ごはんがほとんど食べられない。看護師さん曰く「今が副作用のもっともつらい時ですよ。あとは回復に向けて、だんだんよくなります」と。そう信じたい。今はひたすら我慢だ。食べられるものを少しだけでも、と試行錯誤中だ。体重も一日で一キロ減った。腸ろうで直接、栄養を入れているので、この程度で済んだ気がする。シスプラチンの副作用に「味覚障害」があるが、今の状態がそれかと思う。食欲がわかないのに加え、食べたものの味が全くしない。白いご飯のにおいを嗅いだだけで吐き気を催してしまう。あれだけ食べることが好きだった私なのに、今は何も食べられる気がしない……。とにかくすべてがきついが、それだけ大変な病気を患って、それだけ治す努力をしているということなんだと思うしかない。

闘病生活の辛さが滲み出ている。腸ろうとか、普通に生活していたら考えられない不便さだろう。

31歳で胃がんを告知され、その闘病生活の中でのことを赤裸々に語った書籍。まず1日1日を乗り越えて、あまり悲観的にならず、明日のことは明日考えるぐらいの気持ちでのぞむことの大切さが綴られている。

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