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「認知症 正しい知識と最新治療・効果的なケア」認知症介護の疑問を解決!

      2017/01/20

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認知症は一つの病気ではありません。①血管性認知症 ②アルツハイマー病 ③レビー小体型認知症 ④前頭側頭葉変性症 ⑤若年性認知症。それぞれの基礎知識・対応法をきちんと解説。認知症をケアする家族、キュアする介護関係者のための実践的な1冊。 この一冊を読めば、病院での「説明」がよく理解できます。

加齢による物忘れと認知症による物忘れ

加齢による物忘れの特徴は、行為や出来事の一部を忘れる(昼食を食べたことは覚えているが、昼食に何を食べたのかを思い出せない)、思い出すのに時間がかかる、物忘れが起きていることを自覚している、忘れたことがわかる、時間や場所がわかる、日常生活ができ、ヒントを位出せば思い出すことができます。

認知症による物忘れの特徴は、行為や出来事そのものを忘れる(昼食を食べたことを忘れる)新しことを覚えられない(昔のことは覚えている)、自分が忘れていることに気づかない、忘れたことをごまかす。時間や場所がわからない、日常生活に支障をきたす、物忘れの悪化していくスピードが早い、といわれています。最近の報告で、社会生活にさほど障害のない物忘れでも、時間が経つと認知症といえる状態になることもあります。

他にも認知症の症状には以下のようなものがある。

知的能力の低下 健忘:物忘れがひどくなる。見当識障害:日時、季節、場所、人がわからなくなる。 思考障害:考え理解する力が低下する。物事の手順がわからなくなる。

心と行動の障害 心:興奮、不眠、幻覚、妄想、抗うつなど。 行動:徘徊、暴力、異食(多b出られない物を口に入れる)など。

日常生活能力の低下 食事、入浴、トイレ、着替えなど(これらは要注意です)の日常生活の行動ができなくなる。社会生活ができなくなる。

身体の障害 歩行障害 歩行障害、体の震え、嚥下障害(食べ物が飲み込みにくくなる)など。

簡単なチェック項目だが一般家庭の人が認知症を見つける特徴としては分かりやすいのではないだろうか。一人暮らしだった僕の祖母の場合、飲み物に砂糖を入れる習慣があり、ある時近所の商店(配達してくれる)から大量の砂糖を購入していることがわかり何に使っているのかと思ったら、砂糖を水やなんかに大量に入れ飲んでいることが判明しとことがある。そしてタクシーを使った徘徊が始まった、現役時代、保険の外交員として外を飛び回っていた経験からか家にじっとしていられない。結果、毎朝同じ時間に、近所の昭和女子大の前でタクシーを待ち、運転手に数時間いろんなところをドライブしてもらっていたらしく、家の整理をしていたら、タクシー運転手の名刺までもらっていた。運転手から見れば行き先も適当でいいし数時間流すだけで売り上げになるのだから上客だったのだろう。それを知ってからは、当時仕事を辞めて無職だった僕がドライブに連れていくようになりました。もちろんタダではありませんww

認知症には様々な種類がある

認知症というとひとつの病気のように思われますが、いろいろな種類の病気があります。その半数がアルツハイマー病で、脳血管障害によるものが約4分の1です。あるつはいまー病と脳血管障害の混合型もあります。アルツハイマー病が認知症の代表と考えてよいでしょう。残りがレビー小体型認知症や前頭側頭型認知症(ピック病)などです。

アルツハイマー病やレビー小体型認知症、前頭側頭型認知症は治療が難しいとされています。しかし適切な治療で症状が抑えられるケースも。以下の予防策は認知症の予防にも効果的です。

脳への刺激:園芸作業や読み・書き・そろばん

「読み」については、音読をすると精神的にも身体的にもよいとして実行する人が増えています。発声は心身ともによい効果があり、判断力も向上します。新聞の記事を使うとよいでしょう。「書き」は新聞のコラムの書き写し、写経など、これも脳に良よい効果があるとされます。指を動かすので、脳への相乗効果があります。「そろばん」は指の運動に加え頭で計算を行うので、脳の活性化には効果的です。

これ以外にも認知症には精神的ストレスも原因とされているので、趣味を通じて仲間と楽しい時間を過ごしたり芸術に触れたりするのも認知症予防になります。同時にメタボリックシンドロームの予防も重要になってきます。僕の祖母がタクシーで徘徊する原因の一つとなったのがメタボリックシンドロームによる足腰の痛みが挙げられます。

アルツハイマー病の薬物治療

主な対症療法薬には妄想や興奮を抑える抗精神病薬や抗うつ薬のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)が用いられます。抗精神病薬は統合失調症などでも使われているので馴染みがあるがこその種類が半端ない。今の段階では症状によって投薬し効き目を観察しながら薬を変えていく以外にない(いやゆる人体実験)が、将来、患者の遺伝子を取り出しどの薬物が効くのかディープラーニングで得た膨大なビッグデータから人工知能が判断し最適な薬を投薬するなんてことも当たり前になるかもしれない。

親が歳をとるにつれ心配になってくる認知症などの病気。この一冊を読めば症状が出た時見逃さずに、医者の診断を仰げ、病院に行っても医者の言葉がチンプンカンプンなんてことにならずに済むだろう。100ページ弱の冊子なので気軽に読めます。

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