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『「いい人」が損をしない人生術』斎藤茂太

「ありがとう」「すみません」「おはよう」…そんなさりげない挨拶はめっきり減り、互いを拒絶して睨みつけんばかりの殺伐とした風景。無愛想でいることが自己防衛とされる時代に、「いい人」を続けるなんて、まったくもってバカらしい?いやいや、そうでもないですよ。やわらかい微笑で接してごらん。気分が悪いはずはない。「以心伝心」などいまはむかし、もっと自分を演じよう。人間関係はお芝居、ならば「出のいい」役者でいたい。ちょっとの工夫で心が軽くなるなら、すぐにでも真似したい“モタさん流コミュニケーション”。

部下の叱り方

子ども同様、というより部下を叱る場合は、さらに叱るほうが冷静でいなければなりません。僕が感心した叱り方は阪急東宝グループの創始者・小林一三 氏の例です。氏の執務室に部下を呼び出し、 凄まじい剣幕で、「お前ともあろうものが、あのようなまちがいをしでかすとはどういうことか、そんなことなら、あの木で首を吊って死んでしまえ」と窓から見える皇居の森を指さしたのです。その怒鳴り声に青ざめている部下に、そのあと、「どうせ死ぬのなら、その前に、これで 赤提灯 にでも寄って一杯飲んでよく考えろ」といくばくかの金を渡したというのです。「お前ともあろうものが」という言葉が効いていますし、徹底的に叱ったあとの「一杯飲んで考えろ」が絶妙のフォローになっています。経営の神様といわれた松下幸之助氏も、ある幹部がミスしたとき、 譴責処分の文書を渡しながら、 「君らは幸せだ。こうして譴責してくれる人がいるということはうれしいことなのだ。もし僕が過ちを犯しても、陰でけしからんといっても、なかなか面と向かっていってはくれない。だから、気づかないうちに過ちをくりかえすことにもなりかねない。幸いにして君らには、僕やほかの上役がいるから叱ってもらえるのだ。こういう機会は上に行けば行くほどなくなってくる。だからこの機会は尊い機会だと思わなくてはいけない」といったというのです。これもじつに巧みな叱り方です。部下のプライドを傷つけず、しかも成長を促すような説得力に富んだもので、見習いたい叱り方です。

最近のスポーツ界でのパワハラ問題や指導者による暴行事件などを見ていると、なんでこのようなうまい叱り方ができないのか?そもそも指導者の資格すらないのではないかと思ったりもする。普通の企業でも同じことが言えて、人の上に立つものとしての心得みたいなものをもっと広めた方が良いと思う。

忙しい忙しいと言うがそれは本当か?

忙しい、忙しい、というのが口癖になっている人がいます。この「忙しい」というのは曲者です。つぎからつぎに仕事があって、ほんとうに忙しいのか、なんとなく気が急いていて忙しい感じがするのか、はたまた、ただ漫然と忙しいのか。たんに要領が悪くて忙しいのかもしれません。僕の病院に、この「忙しい、忙しい」という軽度のノイローゼの患者さんが来院したことがあります。彼は資料収集の仕事を担当していて、さまざまな分野ごとに集める資料が異なるため、しかも資料が膨大にあるので、夜遅くまで仕事をして、なお休日返上で働いていたというのです。どうにも忙しくて、どうしたらいいか、このままいったら気が狂いそうだと、その状況を僕に話すのです。そこで僕は、彼に、まずともかく休日は必ず休むこと、仕事を家にもって帰らないこと、仕事以外に自分のやりたいことをひとつもつこと、つまり、いままでの生活を変えることをアドバイスしました。彼は休日を休むことはしぶしぶ納得しましたが、とても仕事以外に目標をもつことは時間的に無理だし、そんな気持ちの余裕がないといっていましたが、僕の強引なすすめで、車の免許をとるために自動車教習所に通うことに同意しました。車の免許証は、たとえ運転しなくても、IDカード代わりになるし、これもひとつの資格だからとすすめたのです。仕事以外にやりたいことをもてといっても、なかなか自分にあったものはすぐには見つかりませんから、なにか習いごと、英会話とか書道とかが身近でいいのです。その彼には車の免許も習いごとになって、しかもお金がかかり、途中でやめると損ですから、彼の性格に照らし合わせても格好なものでした。教習所に通いはじめて、彼がいうには、夜七時からの教習に間に合わせるには六時に会社を出なければならず、その時間までに毎日の仕事を終えるようになったそうです。

忙しいと言っても普通のサラリーマンであれば、誰かに仕事を代わってもらうことは可能だ。自分じゃなきゃならない仕事なんてそうそうない。代わりはいくらでもいるのだと言う認識を持って、うまく仕事を分担すれば良い。あと日本人の仕事に対する集中力は欧米と比べて低いように思う。よく生産性渡欧言葉が飛び交っているが、それはダラダラ仕事して残業代を稼ぐと言う古くからの慣習がそうさせているのではないか?一定の仕事を時間までに終えなければならず、その仕事が期限以内に終わらなかった場合、残業代は出しませんよとなったら、みんな必死で時間内に仕事を終えるだろう。

人生術というと大げさかもしれないが、日頃の生活や仕事で損をしないための心得が書かれている書籍です。ビジネスに日常生活にちょっとしたエッセンスを加えるだけで、より良い生活がおくれるようになりますよ。

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