迷ってばかりだった二十代、三十代に差し掛かりこのままでいいのかと思っているあなた。そんなあなたを少しずつ変えていく、小さな習慣とは?特に女性に向けたものとなっていますが、ジェンダーレスな時代なので、男性でも実践することで明日が変わります。
年齢を気にしすぎるな
私の身近にも年齢を過剰に気にして、仕事でも人生でも、年齢の 枠 を自分で勝手に作ってしまっている若い女性が少なくありません。私も冒頭に書いたエピソードの通り、 20 代後半には迷いの真っただ中にいましたので、彼女たちの気持ちもよく分かります。ただ、私がとてももったいないと思うのは、このままもう少し我慢して同じ仕事を続けていればかなりいい線までいくであろう、そんないい素質を持った女性たちが、年齢を理由にして仕事を辞めてしまうことが少なくない、ということです。確かに女性にとって、 30 歳という年齢は、なぜかタイムリミットを感じさせる年齢のようにも思えます。でも、周りはさほど年齢を気にしていないのが事実。年齢を気にしているのは案外、本人だけだったりするものです。私も 20 代の頃は、不安だらけの人生を送っていましたが、 30 代になってからは少しずつ運も開け、自分の満足いく仕事ができるようになりました。ごく普通の女の子だった私が、少しは胸を張れる仕事人生を歩めたのには、多くの不安の中から自分なりの秘訣を得てきたからだと思います。
年齢は歳を追うごとに増えますが、若々しくいようと思うなら、そのように振る舞えばいいのです。僕はアラフォーですが、SNSに自撮りを投稿したらアラサーぐらいかと思ったというコメントをいただき舞い上がって若作りしています。社交辞令のお世辞かもしれませんが。趣味やなんかも(音楽や遊び)なるべく若い人たちのそれを自分も体験することで、若さを失わないよう心がけています。若い人の中に入るとやはりパワーをもらえます。年齢を気にしすぎると思わぬところで様々な体験を意識的に遠ざけてしまったりしてもったいないかと思います。
ビニール傘を持たないで
「ビニール傘を持たないで!」──これは、私が入社したての新人に、いの一番に言うことです。私たちの商業コンサルティングという仕事は、クライアントにトレンドを切り口とした商業プランを提供するビジネス。ですから女性のファッショントレンドには敏感でなくてはなりません。そんな仕事をしているのに、お洒落とはまったく無縁のビニール傘を平気で持つスタッフに、クライアントが今年のトレンドが何かを聞きたいと思うでしょうか? 私がクライアントなら、ビニール傘を持つ女性スタッフがいるコンサルティング会社に仕事を頼もうとは思いません。もちろん、先方の会社に行く途中で雨が降りだして、コンビニでビニール傘をやむなく買わなければならないことはあるでしょう。ただ、そんなときに備えて鞄の中に折り畳み傘を入れておくべきだと思うのです。 「なぜ、そこまで厳しくしなければいけないの?」と考える人もいるでしょう。確かに厳しいかもしれません。しかし、私の経験では、その人の生き方はファッションやスタイリングに表れます。ビニール傘を平気で持つ人はトレンドに関してアンテナが立っていないと思われてしまうのです。私たちの仕事では、自分の感性を頼りに、ときに定説とは異なる提案をして依頼主を説得することもあります。「ラゾーナ川崎」の仕事をしたときも、私が考えていた案は当時の常識からすると少し突飛なものでした。当時、川崎の街が世の中から受けていたイメージは上品なものとは言えませんでした。ですから洋服でも食べ物の店舗でも低価格品を提供するテナントを入れよう、という意見が主流でした。しかし私は川崎には地域一番店となる百貨店がなかったために、それなりに高価格帯の品を揃えても消費者は集まってくれると思っていました。ただ、私の中に確信があったとしても、やってみなければ本当にそうかどうかは分かりません。このような周囲の人たちを説得しなければならない局面で、私がトレンドからは程遠いビニール傘を持っていたら周囲の人を説得することができるでしょうか?正解が分からない、ここ一番のときこそ、普段のイメージが説得力を持つからです。
僕が朝スタバにいく時、いつもすれ違う女性がいます。その女性はとくに変わったところのない女性でしたがある時すごいことに気づきました。雨の日に会うと毎回その日のファッションに合わせて傘の柄や色が違うのです。何本も傘を持っているのです。雨の日を楽しく過ごすための工夫なのでしょうか?それから毎回雨の日はその女性のかさに注目することに。すると晴れの日の日差しが強い日の日傘も何本も持っていることが判明。名前も知らない朝すれ違うだけの女性ですが、こういう人がお洒落なんだなと思いました。
自分の商品価値
プロ野球選手は1年間の活躍で年俸が決定されていく、つまり「商品価値を見極められる」わけです。私も「プロとしていくらくらいなのか」という自分の価値を年間で評価したわけです。もし、あなたが 30 代からの人生で、一人前の仕事ができる人になることを望んでいるのであれば、 月給を基準としないで、ボーナスを含めた年収で自分を把握 してみてください。たとえば、5年間の年収は、どのように変化していますか?多くの人は月給を知っていても、自分の年収を認識していないようです。我が社に職を求めてくる人も、「あなたの今の年収は?」と質問すると答えられない人が大半です。これではいけません。もちろん、ボーナスは世の中の経済動向によって大きく左右されますが、それでも評価の高い人には、企業はそれなりのボーナスを支給しているはずです。自分が1年間でいくら稼いでいるのかは知っていて当然のことではないでしょうか。自分がいくらぐらいの価値で世の中から評価されているのか、この意識はプロであれば当然のこととして持つべきだと思います。
自分の商品価値を年収ではかる。わかりやすい指標ですがそこには厳しい現実が。仕事をするならば年収ベースで今自分の位置はどの辺だろうかと意識してみると社会の中での貢献度がどのくらいなのかもわかることだろうが、それだけでははれないのも事実。年収が少なくても世の中に必要な職種はたくさんありますし。ゴミ収集車が毎日ゴミを回収してくれなければ街は一週間でゴミで溢れてスラムの比ではない凄まじい光景を目にすることに。
二十代がダメだったとしても三十代で十分取り戻せます。もちろんそれ以上の年齢の人でも。人生100年時代、どこで逆転できるかはあなた次第。
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